NHK長崎児童合唱団について松川暢男先生にお話をうかがうなかで,かつて,長崎市中央公民館で少年少女合唱講座がひらかれていたことがわかりました.そこで,あらためて先生にいくつかの質問をして,教えていただいたことをまとめてみました.
先生がとっておられた記録によると,合唱講座の正式のなまえは “長崎市中央公民館講座 少年少女合唱団講座” といいました.はじまりは1979年5月です.会場は長崎市民会館音楽室で,毎週土曜日の14-16時にひらかれていました.指導は,松川暢男・中村晋一・松本俊穂・冨永祥子,そのほかの先生方でした.受講生は小中学生を中心に男女で100-40人ぐらいでした.講座は1989年までつづき,そのあいだにつぎのような発表の場がありました.
年月日 | もよおしの名前 | 場所 | 曲目ほか |
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1979.10.27 | 第28回長崎市民音楽祭 | 長崎市民会館文化ホール | “おーい空よ” “こんにちは” “夕日よこんにちは” ピアノ伴奏 冨永祥子先生 |
1985.12.8 | 中央公民館まつり | 長崎市民会館文化ホール | “花のまわりで” “おーい空よ” “勇気一つを友にして” |
1987.11.29 | 中央公民館まつり | 長崎市民会館文化ホール | 記録がない |
1988.5.14 | 中央公民館まつり | 長崎市民会館文化ホール | 記録がない |
1989.11.12 | 中央公民館まつり | 長崎市民会館文化ホー | “希望のささやき” “つばさを下さい” “ラピュタ” “虹と雪のバラード” |
こうした活動がありましたが,参加申し込みがへったため,講座がとりやめになりました.
そのほか,先生のご記憶によると,つぎの年もつづけて参加する人が毎年10数人以上いたそうですが,すでにこの時代から塾にかよう人がおおくなり,中学生・高校生になってからも参加した人はとてもすくなかったそうです.また,団員の85%が女子で,のこりが男子の児童生徒でした.変声後の男子も数人いましたが,つぎの年もつづけて参加する人はすくなかったそうです.指導の先生には長崎大学教育学部附属中学校の中村晋一先生がおられ,ピアノで純心短期大学の松本俊穂先生が参加されていました.
合唱団を卒業後,音楽の道にすすんで,音楽の教師になった人が数人いるということです.
公民館講座の少年少女合唱団には “ユース・コール” という前身がありました.
“自分も公民館の少年少女合唱団に入って活動していた” というかたがおられましたら,ぜひ体験談をおよせください.ここで紹介したいと思います(ニックネームでもOKです).
メールアドレスは hoteia♪fsinet.or.jp です(♪を@におきかえてください).