リっちゃんが誰かとチャットしてます
Rituko>母さん、ついにあの計画を実行する時が来たのよ
Naoko>あら、意外に早かったじゃないの、臨床実験は済んだの?模擬試験の結果もまだ出ていないのよ
Rituko>臨床実験ならたった今済んで成功したわ、模擬試験の結果も臨床実験の結果が出れば直に完了するわよ
Naoko>じゃあ準備万端、いつでもOK!ってことなのね?
Rituko>そーなのよ、これで私達の夢が・・・これこそ人類のあるべき姿、究極の美、母さんはこの計画を発動した時はまだ技術力の不足で失敗してしまい、ネルフに居られなくなって、それでも計画を捨て切れな
かった母さんは自をMAGIの中に取り込んでしまったのよね、そう、自殺に見せ掛けて・・・それに
してもよく今までばれなかったわよね
Naoko>そんなの簡単よ、偽装工作や情報操作とか精神汚染やら、ありとあらゆる隠蔽工作を施したもの、
全知全能のMAGIがあれば、髭親父なんざ話にもならないわ!!
Rituko>・・・(汗)
Naoko>さあ、いよいよ時は来たのよ、いまこそ全人類をあるべき姿に・・・まずは本部施設からよ!!
Rituko>・・・その事なんだけど母さんの協力が要るのよ
Naoko>どんな?(え?今更計画の変更は困るんだけど・・・)
Rituko>Evaを三体とも乗っ取って欲しいの、これがあると思わぬ反撃に出られるかも知れないわ、だから計画完了までの間、動けないようにして欲しいの、後は計画通り・・・
Naoko>成るほどね でも、弐号機や零号機はいいとして初号機だけはs2機関搭載だから完全に動けなくするのは無理よ・・・
Rituko>構わないわ、第一段階が終了するまでの間ですもの第一段階が終了すれば、後はどうにでもなるわ
Naoko>そうね、じゃあ計画開始時刻は?
Rituko>現在 14:30ね、色々準備もあるから・・・じゃあ3時間後の17:30丁度にしましょう
Naoko>じゃあ、リっちゃん3時間後また会いましょう
Rituko>ええ、3時間後ね・・・
りっちゃんノートパソコンから顔を上げました、研究室に掛かっている時計を見て呟きます
「うふふふふ、あと3時間で、ついにあと3時間で計画が実行されるのね、うふふふ、おっほほほほほほ!」
いけない!リっちゃん完璧にぶっ飛んじゃってます♪
「ついによ、ついにこの時が来たのよ、本当にリっちゃんよくやったわ、まったく何年待ったのかしら、最初失敗した時は本当どーなることやらと思ったけど“MAGIの中に取り込まれればいいんだ”なんて発想が出来たのも一重に私が天才だった事の証明ね、うふふふふ、おっほほほほほ!!」
ナオちゃんとっても幸せです♪
独り言が好きなのは多分親子だからです♪
あと3時間で今世紀最高の計画が実行されようとしています♪
2人ともとっても幸せです♪
リっちゃんの魔法のお薬 気分はとってもトロピカル
第四話
「とってもみんなトロピカル」
Made byMasaya
「さて、まずは私の衣装を選ばないと」
リっちゃんは無造作に詰まれてる子供服に目を向けました
現在時刻は14:30です
その頃・・・
「・・・冬月」
「なんだ、碇」
「ナオコ君の事を覚えているか」
「もちろんだとも、忘れれるわけないだろう、彼女がどうかしたかね?」
「いや、最近MAGIのレコ−ダ−に解析不能のデ−タ紛れ込んでいる、との報告を受けたのだ。どうやらリツコ君でも解析できないらしい、ということはハッキングを受けた時に紛れ込んだデ−タか、もしくは・・・」
「MAGI自身が生成しているデータとでもいうつもりかね?」
「その可能性は否定できない、ここだけの話だが、ナオコ君はMAGIに自分の人格を移植するさいMAGIに僅かだが思考能力を持たせたらしいのだ、無論機械が意志を持つことなどタブーだ、だがしかし彼女はそれをしてしまった可能性がある。」
「信じられんな・・・機械が意志を持てば人間との支配関係は逆転してしまう、故に今まで機械に意志を持たせなかったのだ、道具が意志を持ってはいかんのだよ、そんなことをすればそれこそ人類の滅亡だ」
「Evaは機械ではないからな」
「限りなくヒトに近い存在だから意志を持つ事も許される、それでなければ意志など持たせんよ、まあもっとも初号機だけは覚醒してしまったがね」
「10年前のあの事件の直後にも同じような解析不能のデータが発見されている、どうやらこれはナオコ君の呪縛らしいな」
「なんというか彼女らしいといえば彼女らしいが・・・だが碇、そのデータが何故今頃になって発見されたのだね?」
「ナオコ君の自殺の原因は例のあの計画を彼女がMAGIを乱用して発動したが当時の技術力不足で達成できず失意の末自殺した、というのが表向きの理由だが実はもっと別の動機があったらしいのだ」
「別の動機?」
「ああそうだ、どうやら彼女は計画をまだあきらめてないらしい」
「何!?じゃあ彼女は計画が成就するため自殺したというのか!!」
「信じたくはないがどうもそうとしか考えられんような報告が多数私の所に上がってくる・・・先の葛城君の幼児化事件もその1つとして考えなければならないようだ」
「・・・信じられんな(あのシワクチャババアが余計なことしおって)」
「まったくだ(やはり親子丼は拙かったか・・・)」
「どうするつもりだ碇、相手はMAGIつまりネルフ本部そのものだ、例の計画が発動されたら人類補完計画なぞひとたまりもなく吹っ飛ぶぞ(そんなことになったらユイ君に会えんじゃろーが)」
「・・・リツコ君を拘束するしかないか(でないとユイに会えん)」
「やむおえんな、だがいますぐというわけにもいかんだろう(クソ、なんでこんな時に使徒が来んのだ)」
「ああ、流石に非常時でもないのに緊急拘束などできんからな・・・(使徒を全て殲滅したのは間違いだったな)」
「それにまだあの計画を発動すると決まった訳でもあるまい」
「それらしき動きが今後見られれば有無を言わさずリツコ君を緊急拘束する」
「碇、親子丼のつけは大きいな・・・」
「・・・」
この時点でゲンちゃんとコーちゃんはナオちゃんの策略に気付いてません♪
2人ともとってもジコチューです♪
現在時刻は15:30です
所変わってここは、ネルフの例の自販機の置いてある休憩所です
加持さんが変わり果てたミサトさんに鉢合わせでビックリでグルグルでハッピーです♪
「か、葛城そのなんて言ったらいいか皆目見当もつかんが、とりあえずホテルいこ」
ドスッ!
「あらごめんなさい私今空耳が聞こえたのかしら」
ミサトさんの細い腕でも破壊力は初号機並みのパンチが炸裂しちゃいました♪
「ぅぐっ!?」
苦悶の表情を浮かべて倒れる加持さん約1名、そのとってもトロピカルな格好に別の意味で惚れ直してしまいつい地獄行きの言葉を吐いてしまいました♪
「愛する恋人がこんなに困ってるっていうのに、いったいどこをど−押せばそんな言葉が出てくるのよ、この姿見てホテル行こうですって、あんたそれじゃあリツコと同類じゃない」
「い、いや今の葛城なら十分満足できそうな気が」
バキ
「ゲフッ・・・できそうにないな」
最後の遺言を残して加持さんの冥福を祈っちゃいます♪
「ったく、くだらないことばっか言ってるから鎖骨砕かれるのよ、あーあ暇つぶしにもなりやしないわそれにしてもリツコまだ出来ないのかしら早く戻してくれないとビールが飲めないじゃないの」
そういいつつエビチュのフタを開けるミサトさん、三本飲みほしたらシンジ君をからかいにいこうと口元ニヤリです♪
現在時刻は16:00です
「か、加持さん!だいじょうぶですか!?」
ぶっ倒れてる加持さんをシンジ君が発見しちゃいました、もちろん大丈夫なわけありません♪
「あ、ああシンジ君かぁちょうどいい所に、ど、どうやら鎖骨が砕けたらしいから、グフ、医務室に運んでくれないか」
「鎖骨が砕けたって、いったい誰ですかそんな狂暴なことする人って・・・・・・っ!?」
そこまで言ってシンジ君犯人は誰か気が付いちゃいました♪
シンジ君は、どーしたらあんな姿で大の大人をそれも自分の恋人をここまで痛みつけれるんだろうと不思議でしかたありません。そしてそんな生物兵器と付き合っている加持さんも不思議でしょーがないです♪
「・・・加持さん、どーしてミサトさんとつきあってるんですか?」
「シ、シンジ君も大人になればわかるさ、そ、そんな事より早く運んでくれないか、だ、だんだん呼吸も怪しくなってきた」
「あ、すいません、でも僕一人じゃ無理ですから誰か呼んできます」
「あ、ああ頼むよシンジ君、グフ、で、できるだけ早くな」
現在時刻は16:20です
「リツコさーん!!大変なんです加持さんがミサトさんに鎖骨を砕かれて重態なんですって・・・リツコさん!!」
リっちゃんを一目見たシンジ君思考停止です、なんとリっちゃんは明らかに子供物の服を着込んでいてなにやらぶつぶつ、つぶやいてるからです♪
咄嗟にヤバイと思ったシンジ君はその場から逃げ出してしまいました♪
「なんだったんだ今の、リツコさん着てたのってやっぱり子供の服だったよーな、なんであんな事してるんだろう、あ!そんな事より誰か頼りになる人を呼ばないと・・・そうだマヤさん!!」
マヤちゃんならなんとかしてくれるだろうと思いジオフロントまでせっせと走ります、でも実はジオフロントは大変な事になっちゃってました、なんと酔っ払ったミサトさんがオペレーターズの皆さんに絡み酒です♪
本来3本位のビールじゃ酔っ払わないミサトさんですが、いかんせん身体が子供なだけにアルコールを分解しきれず酔っ払っちゃいました、そのおかげでネルフ本部の中枢機能は麻痺状態です♪
そんな中マヤちゃんを捜し求めて飛び込んでいくシンジ君は正に飛んで火に入るなんとやらです♪
現在時刻は16:40です
「ひゆーがくーんーあだいのことすぎー?」
とっても酔っ払ってるミサトさん、どーやら日向君が犠牲者のようです♪
でもよく見てみると青葉君が満身創痍で朽ち果ててます、マヤちゃんは泡を吹いてピクピクしていますどーやらミサトさんの酒を断ったために殲滅させられちゃったみたいです♪
止めに入った諜報部の皆さんも以下同文です♪
「あだいのさけがのめっねっつーのー?」
「ミサトさん勘弁してください、御願いだから拳銃だけは勘弁してください!!」
「でゅわってあだいのさけのめーねーからいけないーんでしょーに」
「そんなもうビール10本目ですよ」
「おーどーこのぐせにじゅっぽんぐらいでがたがたぬかしてんじゃぬわいわよーくわじなら50本でもいけるわー」
「なら、加持さんと飲めばいいじゃないですか」
「それーもそーねーめがべったらいーこーとゆーじゃない!そうだくわじとのもくわじと」
「たすかったー」
「なんてこのあ・だ・いがいうとおもったー!ぬわんであんなのとのまなきゃなんなーのよあんたでじゅーぶんよあ・ん・たで」
「・・・ネルフ辞めたい」
「さーのめおおいにのみやがれこごはあだいのおごりよーけちけちいってねーでさっさとのびやがれこのうずらどんがじ」
「も、もーだめだ」
そーいって日向君ぶっ倒れてしまいました♪
「こらーしぬならとことんのんでからしにやがれってーんだこのめばね!!つかえねーわねーここにばさけがのべるやつはーいないのかしらーってあらしいんちゅわーん!!」
ミサトさん新たな犠牲者を発見しちゃいました、シンジ君唖然とした表情で立ち尽くしてます♪
シンジ君が見た光景は正に地獄絵図をよもやと云うほどの惨状でだったりします♪
現在時刻は17:00です
続く♪
次回予告
第五話
「人類みなトロピカル?」
前編
「ユ、ユイー!!」
ごめんなさい!Masayaですこれで最後といったのですが最後にできませんでした(爆)
風邪でぶっ倒れていたのでその時にもーちょっと続けれるのでは、と思い急遽もう一話追加することにしちゃいました次ぎこそ本当にラストにするのでお楽しみにー!!
Masayaでした。
MasayaさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます
今回が最終話と思いきや嬉しい事にもう一話増えました。
リツコさんがチャットをしている相手はなんと!MADリツコさんを産んだスーパーMADナオコさん、二人の計画が実行されると・・・地球が危ない(笑)
計画の為に自殺?したナオコさん、これぞ科学者の鏡でしょうか(^^;)考え方が恐ろしいですね。
幼児体系化したミサトさん小さくてもビール大好き、でも悪酔いで加持さん、オペレーターズが犠牲に・・・そして新たなる犠牲者にシンジ君が!果たして生きていられるのでしょうか。
ミサトさんとビールが飲めるぜ!と感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださったMasayaさんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
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