「ミ、ミサトさん!?何やってるんですか、ここはNERVですよ、職場なんですよっていうか何でNERVにお酒があるんですか!ここはいったい何処なんですか?なんでみんな倒れてるんです?ああ!?マヤさん泡吹いて、青葉サン!!しっかりしてください、日向さん!ひきつけ起こしていますよ!?ミサトさんいったい何がど−なってるんでか!!」
あまりの惨状にシンジ君はキレてしまいました♪
そのシンジの必死の叫びを聞いてミサトさんに意識が戻ります
「…………あれっ」
「あれっ、っじゃないですよ!!ミサトさん、いったい何がど−なったか説明してください!!」
リっちゃんの魔法のお薬 気分はとってもトロピカル
第五話
「人類みなトロピカル?」
前編
Made byMasaya
「…えっとね、その…………まあ、なんていうか…う〜ん、あ、そうよ飲み過ぎちゃったのよ!!……あはっ…てシンちゃん…怒ってる?」
ちょっとこれってかなりマズイいんじゃ…隣でひきつけ起こしてるのは…日向君ね、泡吹いて倒れてるのは…マヤちゃんか、その隣の長髪は…誰だったかしら、まあそんなことはど−でもいいのよ、状況は最悪だわ、こんな姿を碇司令に見られた日には間違いなくアタシは左遷、解雇、いいえそんなもんでは済まないわ、そんな事になったら二度とビ−ルが飲めないじゃない、それに車のロ−ンだってあるのよ…困ったわねっていうか誰のセイでこんな事になったのよ!?あ、あたしは悪くないわよ!っていうかそれもこれも全部リツコが悪いんじゃない!!リツコが変なクスリをアタシに飲ませるからこんな事になったのよ、普段なら3本位飲んだって我を忘れる事は無かったわ!リツコがアタシの身体縮めるから3本位で酔っちゃたのよ……そうだわ何もかもリツコが悪いんだからリツコのクスリで錯乱してたって事にしちゃえばなんとかなるかも、そうよアタシは犠牲者よ科学の為なら人の命すらなんとも思ってないキチガイ科学者の魔の手にかかった哀れな子羊よ、その事を全面の押し出して訴えればなんとか解雇はされずに済むでしょ、左遷はあるとしてまあ使徒はもうこないんだから問題ないか…よし!これでいこ!!あとは目の前にいるシンちゃんをなんとかするだけね、多分シンジ君のことだから今見た光景を一から十まで騒ぎ立てるだろうから、そうしたらアタシはお終いよ、まず手始めにシンジ君からね…
いきなりミサトさんは泣き出しました、NERVの作戦部長くらいになればいつでも泣けるくらいの処世術は身につけています
「!?ミ、ミサトさん、ご、ごめんなさい、いきなり怒鳴っちゃったりして、その僕もちょっと興奮しちゃって、あ、謝りますから、その泣かないで下さい」
「うえ〜んシンジく〜ん、ア、アタシもど〜してこんな事したのか解らないのよ〜」
「ほ、本当ですか?でもいったいど〜して?」
「…これは、あくまであたしの推測なんだけど…」
「はあ、」
「多分リツコのクスリが原因なのよ」
「リツコさんの?身体を縮めちゃったクスリですよね、副作用かなにかかなぁ…」
「そ、そうよ副作用か何かよ多分そういう事だと思うわ、精神を錯乱させる作用があったのよ」
「…それでお酒を飲んだんですか?」
「…………そ、そうよ、気が動転してて何がなんだか覚えてないけど、よっぽど錯乱していたのね、職場でビ−ルなんか飲むなんて、ふ、普段のアタシからは想像もつかないわ」
「…ミサトさん」
シンジ君の声はその時筋金入りの刑事を連想させたわ…後にミサトさんはこう語りました
「な、何かしら」(汗)
「そのビ−ルは何処から持ってきたんですか?」
「!?さ、さあ〜何処からかしらねえ〜」
マズイわ、このビ−ルはアタシの部屋のリツコに無理言って設置させた冷蔵庫の中のヤツなんだけど…う〜ん、しょ、食堂にあったって事にしようかしら…これなら自然よね
「さ、さあ〜多分食堂にあったのを持ってきたのかもしれないわ…」
「…ミサトさん、食堂のビ−ルはキ○ンラガ−ですよ」
「え!?そ、そうだったかしら、えっと、た、たまに食堂にもエビチュが置いてあることもあるのよ、ほら、シンちゃんって普段食堂利用しないじゃない、ア、アタシは普段からよく使うから知ってんのよ…」
「ミサトさん、悪足掻きは止めてください、知ってるんですよミサトさんの作戦部の机の2番目の引き出しが冷蔵庫だって事…」
はう!?ど−して!!ど−してよ!?ど−してシンちゃんがそんなこと知ってるの?
だって、だって、この事知ってるのリツコと日向君くらいよ日向君が喋るなんてありえないからリツコが喋ったの?いったいど−してよ、リツコだって喋れば同罪なのよ、リツコの机の引き出しだってワインが詰まってるじゃない、ど−してアタシだけ責められてるの?解らないわ?お願い助けてかじく…しまった!!加持君アタシが肋骨折ったまま倒れてるんじゃ…ど〜しよ−このまま加持君が死んじゃってアタシが懲戒免職くらったら、いったい誰をたかって生きていけばいいのよ?誰の金で酒のめっていうのよ?NERVクビになったら今居る社宅は当然追い出されるだろうし、そしたらシンちゃんもいなくなっちゃうのよ!そしたら家事はいったい誰がやるのよ!?も―!!それもこれも全部リツコとあの髭が悪いのよ、そもそもアタシが酒無しで勤務なんてできるはずないじゃない!髭が酒飲みながらの勤務OKって規則作ればいいじゃないのよ、コ−ヒ−だって同じ嗜好品よ!ど−してビ−ルがいけないのよ?だいたいあの髭は………
「ミサトさん、なにブツブツ言ってるんですか?っていうか早この状況をなんとかしてください、父さんが来たら間違いなくミサトさんクビですよ!」
「あ〜い、わかったわよ…」
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ミサトさん達が大騒ぎしているときリッちゃんは衣装の詰めに入ってました♪
「神聖なる儀式には神聖な格好で臨まなければならないわ、だからこれを着るの…そう、これこそ人類が生み出した美、平和のシンボル、まさに神聖な儀式にふさわしいわ」
そういって取り出したのは…なんというか、まあ、平たくいえば、幼稚園児って感じで…そう幼稚園、あの100m先からでも識別可能なアノ幼稚園児の格好です。
当然リっちゃんは体が大きすぎて入りません、だがしか〜し!!NERVの科学に不可能の文字はありません、リっちゃんは常々考えていました……「どうして地球上から争いが無くならないの?…だって子供の頃したケンカって必ず誰か大人が止めてくれたじゃない、でも大人のケンカって止めてくれる人がいないのよ、それがいけないのよ、だ・か・ら、人類全員子供にしちゃってアタシだけ大人なら、もう誰にもケンカなんてさせないわ!!これこそ、人類が望んだ究極の平和、科学の勝利、科学万歳、MAGIは芸術って感じなのよ、母さんが成し遂げれなかったことをアタシが成功させてみせるわ、うっふふふふ、おっほほほほほほ!!!!」…てな感じでこれが人類トロピカル計画のとってもハッピ−な全容なのです、これなら二度と地球上で戦争は起こらないでしょう、みんな子供の頃の童心に還るので人々の心は満たされてとってもハッピ−って感じです、まあ、つまり、体のいい世界征服なのでした♪
「さあ、時は満ちたわ、今こそ全人類に愛と平和と科学の勝利を!!まずはジオフロントを在るべき姿に!!!!」
リッちゃんがスイッチオン!!って感じです!
発動されちゃいました!
もう止まりません!!
中編に続く
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ちわっすMasayaですっていうか申し訳ございません!半年間ほっぽらかして今頃ノコノコやってきたのは決して断じて忘れてたわけでは………すいません忘れてました!!!!(激謝!!)
しかも終わってないし!!すいません必ず完結させますのでもう少しお付き合い下さいまし…
MasayaさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます
半年ぶりの投稿でもリツコさんはMAD全快です。
ミサトさん、自分のせいで周囲が混乱していても人のせいにするとは流石作戦部長(笑)でもシンジ君には通用しませんでしたね流石主夫(爆)
そして今ここに明かされるリツコさんの計画・・・人類全員を子供にするとは(自分だけは大人のまま)凄い事を考えますね、流石MAD。スイッチを押してついに・・・中編へ〜
全員子供にしたらリツコさん一番年上だねと感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださったMasayaさんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
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前編