弐号機ケ−ジ…



リッちゃんは弐号機を見上げていました。



「愚かな争いを続ける人類、進化は止まっているのよ二千年前のまま…でもそれも今日まで、赤木リツコの科学の力で人類は新たなる扉を開くのよ!!」



「さあ、いくわよ我が科学の使徒、ネコ神様の僕!!」



ウォ――!!



弐号機が高らかに吼え、リッちゃんの体が宙に浮かび上がってセントラルドグマを目指します。



おっほほほほ―!!!!



ついに計画発動です!!♪












リっちゃんの魔法のお薬 気分はとってもトロピカル

第五話

「人類みなトロピカル?」


中編


Made byMasaya














この日に備えてリッちゃんは用意周到に準備してきました。



自らもATフィ−ルドを発生できるように体内にs2機関を取り込んだり(この実験で約町一個分の人が行方不明になっています)

ネコ神様に少しでも近づくため自らのお尻に尻尾をつけてみたり(またまたこの実験で約町一個分の人が行方不明になっています)

ネコ信教の最大の教えである人類トロピカル計画遂行のため信者が足りないので布教活動(この活動のおかげで小国一個程度の人工が地球上から姿を消しました)を精力的に展開して、髭親父をたぶらかし、MAGIを駆使して経理を操作し、資金作りも行ってきました(もちろん違法です)。



当然、これらの行為はネコ信教布教のための神聖な行いであり、何人たりとも妨害できないのであります。



なぜならネコ神様こそ正義であり絶対であり真理であるからであります。



だからEvaを作ったのも人類トロピカル計画を遂行するために作ったのに過ぎずゼ−レなんて老人達は所詮、髭親父の尻を叩く為に結成された組織であり使徒の来なくなった現在では全くもって無用の長物であり、所詮世界ネコ信教(CAT)の傀儡に過ぎません。



15年前、CATの初代会長が人類トロピカル計画を遂行するため南極でアダムと融合しようと試みたものの失敗して所謂セカンドインパクトが発生しちゃって、その衝撃のあまりアト3000年は寝てるはずの超生命体を叩き起こしちゃったみたいで…それも17体も、冬眠を邪魔された使徒は当然面白くないので暇つぶしに人類を滅亡させようとした…これが使徒の正体なのであります。



人類はコレを迎え撃つためEvaを造り出したと…表向きの理由はこんな感じですが、真相は計画を邪魔する超生命体の撃破と、完璧な超生命体を人類の手で造りだし、それを使って計画を遂行する、これが真相です。



残念ながら初号機と零号機は失敗作に終わりました、といっても実験機なので失敗しようがいっこうに構わないのですが誤算は完璧な筈の弐号機が初号機より弱いということです。



これには焦りました…そしてマズイ事に髭親父が本来の目的を忘れユイさんをサルベ−ジするための独自の計画、人類補完計画を立案し密かに進行させ今日に至るわけであります。



この独自の計画を察知した弐代目CAT会長の赤木ナオコさんはNERVを監視するための組織ゼ−レを発足させたのです。



ちなみに彼らは何処から集められたかというと、近所の老人ホ−ムの住人を適当に丸め込んで“可愛いお姉ちゃんがいっぱいいるよ”と大嘘をつき教団支部に連れ込み洗脳して、なんだか偉そうな格好をして訳のわからんことばかり言わせているに過ぎないのです…



さもありなん、さもありなん♪



そして弐代目会長のナオコが自らにs2機関を搭載してリリスと融合して全人類を***しちゃおうとしたのですが生憎の技術不足で自らの生体を維持できずに霧散してしまいまして…しかし彼女が消えたわけではなくMAGIに乗り移り陰でNERVを操っていたのであります。



そして、参代目会長であるリッちゃんが無事s2機関も取り込んで、イザ!!計画を遂行しようとしているのです!!



Naoko:さあ時は満ちたわ、今こそ全人類にネコ神様の祝福を…



























ビ−!ビ−!ビ−!



激しく警報が鳴り、シンジの介抱ですっかり我を取り戻したオペレ−タ−ズの三人とミサトさん、シンちゃん、髭、白髪が驚いています。



「に、弐号機起動!!」



「そんな、ありえないわ!パイロットは!?」



「エントリ−プラグが挿入されていません弐号機は無人です!!」



「じゃあ一体誰が!?」



「ケ−ジに強力な磁場発生、いえ、ATフィ−ルドです!!」



「まさか使徒!?」



「そんな、使徒は全て倒したんじゃあ…」



「パタ−ン、パ、パタ−ン、パパパパパタ−……」



「マヤちゃんしっかり報告して!!」



「す、すいません、パ、パタ−ンCAT間違いありませんネコです!!」













「………は?」



「い、いかん!」





ナニ−!!!!!!チクショオ!あのババアやりやがった!!おい、シンジは何処だ!?早く初号機で迎撃させろ、赤木リツコは現時刻をもって破棄!目標を第十八ネコと識別する!!構わん戦自にも応援要請をしろ、NERVの全戦力を投入してでも弐号機とキチガイバ−サンを殲滅するんだ――!!!!



髭が吼える!



「りょ、了解しました。ひゅ、日向君、初号機の準備お願いアタシは隣で呆然としているシンジ君を何とかするから。」



「りょ、了解。」



「頼むわね。」



「まさか、弐号機で直接イクとはな、止めれるかどうか微妙だぞ碇」



「ああ、しかし何がなんでも止めなければならん、もしも融合すれば……」



「さてと、シンちゃ〜ん、悪いんだけどあの勘違いしたバ−サンを懲らしめてやってくれないかしら〜?」



「ほ、ほんとうにリツコさんなんですか?」



「リツコじゃないわ、第十八ネコよ人類の敵なのよ。」



「は、はあ。」



「ほらほら出撃よ〜命令よ〜」



「じゃ、じゃあ行って来ます。」



「がんばってね〜あ、そうだ早く行かないとネコとリリスが融合しちゃうわよん♪」



「融合するとどうなるんですか?」



髭が叫ぶ!!







融合しちまうとオレがユイに会えんのだ――!!!!もたもたしてないで早く迎撃しろ!さもないとここにいる全員いや、人類全員が子供にされちまうんだよ−!そうなったら最後バ−サンがこの世を支配しちまうんだ!それだけは避けなければイカン!シンジ、バ−サンの子供になりたくなければ早く殲滅してこい、行くなら飲むな飲んだら飲むな――!!!!







「わ、わかったよ、いけばいいんだろう!!ああ行くよ、行くさ!!」



「うむ、それでこそ息子だ。」

































「うそだ!うそだ!うそだ!ちくしょう裏切ったんだ僕の気持ちを裏切ったんだ!最初このSSを書くときLRSにするって構想があったのに、リツコさんのクスリが原因のドタバタラブコメになるはずだったのに、こんな珍妙な電波モノにしやがって!綾波のあの字も出て無いじゃないか!それもこれも作者がリツコさんのキャラに過剰な設定を掛けすぎて話をリツコさんまっしぐらにしたせいだ!だから消えてもらいますよリツコさん、このSSをLRSに戻すために!!」







「っていうかなんで初号機が起動しないんだよ――!!!!!!!







「だめです初号機起動しません!」



「大変です初号機のパ−ソナルデ−タが完全に消去されています!いまから書き直しても1時間は掛かります、Evaによる迎撃は事実上不可能かと思われます!!」



「くそ!!バ−サンめ手の込んだことしやがって!!!!」









Naoko:ハロ〜げ−んちゃん元気?(ハアト)









「ぬお!バ−サン!!」



「ナ、ナオコ君!!」



Naoko:誰がバ−サンよ!!(怒)



「だまれ!バ−サンはバ−サンだ!いったいこれはなんの冗談だ!」



Naoko:あら〜昔の愛人に向かって随分と言うじゃな〜い(ハアト)

      アタシの事MAGIを通じてユイさんにバラシてもいいのよ(ギロリ)



「ぐ、」



Naoko:まあ、いじめるのも一興だけど死にたくなかったらリッちゃんに手出ししなことね〜

      少しでもオカシナことしたら初号機がゲンちゃんを殺っちゃうわよ〜(ハアト)



「し、しかしだなあ…」



Naoko:あ、こんにちは〜お久しぶりですユイさん〜あのですねえ実は私……



「わ、わかった!手出ししない、だから勘弁してくれ!!」



Naoko:もお〜ゲンちゃんたら可愛いんだから〜



「ちくしょう、バ−サンが悪知恵つけやがって」



Naoko:何か言ったかしら!!



「い、いや問題ない!」



「隔壁が弐号機によって突破されていきますタ−ミナルドグマまでアト300秒!!」



「動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け」



「初号機いまだ沈黙を守っています!」



「いったどうしたらいいの?」



「葛城三佐」



「はい!!ってなんだレイか驚かさないで」



「赤木博士、いえ、バ−サンは何処?」



「え?そ、そりゃあ下だけど…」(汗)



「そう」



「イカリクンとのLRSを妨害した事実は万死に値するわ、バ−サンに然るべき報いを…」



「ちょっちょとレイ!!」



「レイやめろやめるんだ!!」



Naoko:ゲンちゃん、レイをなんとしなさい!



「ジ−サンもバ−サンも用済み」



Naoko:ブチッ!!



「いっ!!いかん!!!!」



すると急にMAGIの自動音声が流れてきました♪



“本部施設自爆まであと60秒”



@−4@「@「-*-*-/+++-*-+3!?!?!?!?!??!?!?



「ナオコ君止めるんだ!!いま自爆したらリツコ君まで巻き込むことになるんだぞ!!」



Naoko:いえ、あの子はネコ神様に守られています、何人たりとも侵すことのできない絶対空間CAT

      フィ−ルドをもっています。

      だから安心して死にましょうゲンちゃん(ハアト)



いやだ〜!!バ−サンと心中なんてイヤダ〜!!!!!!



Naoko:あらあら、そんなに喜ばなくても♪



“本部施設自爆までアト40秒”



「ちょ、ちょっとナオコさん私は葛城ミサトといいます、リツコの友人です。お話を聞く限り髭とレイだけを殺せばいいのであって私たちを巻き添えにするのは如何なものと思いますが……」



Naoko:…………それもそうね、よかったわね〜ゲンちゃん優秀な部下がいて



「あ、ああ、そうだな(クソ!後で覚えてろよ葛城三佐!!)」



「御理解いただき光栄です」



Naoko:さ〜てゲンちゃんとレイちゃんはどうやって始末しようかしら(ハアト)



「バ−サンはしつこいわ、やっぱりバ−サンは用済み、バ−サン覚悟!!」



「レイ!いったい何をするつもりなの?相手はMAGIそのものよ勝てるワケないじゃない!お願いだからナオコさんを刺激しないで!!」(涙)



「ATフィ−ルド全開」



瞬間、発令所が光に包まれました♪





最終話後編へ……








今晩は…Masayaです、言い訳はしません…ええ、しませんとも、これで中編という切り札は使えなくなりましたので今度こそ……最後に…………

すいませんでした!!


 MasayaさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます

 ネコ神様を心酔するリツコさん暴走?自らも尻尾をつけて人類トロピカル計画が開始されましたね。

 リツコさんが暴走するばかりかMAGIのナオコさんまで暴走、MADな親娘が協力すれば世界征服は楽勝。

 慌てるのは当然ネルフの髭、リツコさんは兎も角ナオコさんには弱みを握られているので弱気ですね、そこで登場がシンジ君(いい迷惑です^^;)

 レイちゃんもLRSにならなかったので怒っているしこれからどうなるんでしょうね?次はいよいよ最終回。

 LRSに戻してくれ〜と感想を送りましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったMasayaさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom-2 第五話 前編 第五話 後編

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