ちるどれん らいふ 番外編

なんば〜ふぁいぶ

パ〜ティ〜

Made by シゲボー

ようし、こっそり入ってシンジとファ〜ストを驚かしてやろうかしら。考えたならば早速実行よ!でもドアが問題ね。

ぷしゅ〜って音がしそう・・・・・そうだわ、手動で開ければいいのね。うん、やっぱりあたしは天才ね。リツコなんかメじゃないわ。

さ、入りましょ。よっこいしょっと。

 

ふぅ〜〜このドア意外と重いのね。あら、靴がたくさん。

誰か来てるのかしら?あたしの誕生日のお祝いに?加持さんがいてくれれば良いな〜。足音を立てないようにしながらゆっくりゆっくり・・・・・

 

ちるどれん らいふ

 

「あら、加持さんにヒカリ!来てくれてたのね!」

振り向くと、アスカがそこにいた。

「あ、アスカ。おかえり、どこ行ってたの?」

入るときにただいまぐらい言えばいいのに。

「よっ!アスカ。」

「アスカ、お誕生日おめでとう!」

「ありがとう、みんな来てくれたのね。」

しっかりアスカは僕を無視してるよ・・・僕はいらない子なんだ・・・・・

「なんであんた達がいるのよ!」

あんた達って・・・?トウジたちのことか。

「ミサトさんの誕生日だって碇が言ってたから。」

「そやそや、誰もお前の誕生日の祝いになんか来るもんか!」

「ぬわぁんですって〜〜!!あたしの誕生日なのよ、祝うのが普通でしょ!」

「ちょっと、やめなさいよ。」

「とめないでよヒカリ。このバカにしっかり礼儀というモノを・・・・」

あ〜あ、また始まったよ。トウジも余計なこと言わなきゃいいのに。

 

 

「ただいま〜」

 

 

「あ、ミサトさんだ。お帰りなさい。」

「あら、リツコに加持じゃない。どうしたの?」

「葛城とアスカの誕生日パ〜ティ〜やるって聞いたからね。」

「レイに聞いたのよ。」

またまたしっかり無視されてる・・・・・・・僕はいらないんだ・・・・僕は・・・・・

「碇クン、早くはじめましょ。私おなかがすいたわ。」

「・・・・・・うん・・・・・そうしようか・・・・・」

綾波・・・・なんてやさしいんだろう。

「ねえみんな、ミサトさんたちも帰ってきたことだし、早くはじめようよ。」

「そうね、もうおなかペコペコだものね。碇君、どうぞ。」

「いや、司会は委員長がやってよ。仕切るの苦手だし。」

「そう、じゃあそうさせてもらおうかしら。」

 

ちるどれん らいふ

 

じゃあ、アスカさんと葛城さんの誕生パ〜ティ〜をはじめま〜す。」

誕生パ〜ティ〜の司会なんて初めて。ちょっとどきどきするわ。

「まず、お料理の紹介です。碇君が作ったのは、このお吸い物。綾波さんはポテトサラダ。私は肉じゃがと唐揚げ。綾波さんと碇君でフライドチキンとハンバ〜グを作りました。」

「おお〜〜!肉じゃがわしの大好物なんや!やっぱり来てよかった〜」

やっぱり鈴原は肉じゃがが好きなのね。思った通り。

「このお吸い物のにおいだったのね、さっき嗅いだのは。」

「うん、アスカまだ口にしたことないと思ったから。」

「でもやっぱりハンバ〜グよね。これが一番のご馳走だわ。」

碇君もアスカの好物は知ってるのね。

「それでは、乾杯をしましょうか。飲み物は行き渡ったかな?」

見渡すと、大人の三人はカンビ〜ルを手にもってる。他のみんなはジュ〜スをもってるわ。準備OKね。

「2人の誕生日を祝って、カンパ〜〜イ」

「カンパ〜〜〜〜イ」

 

ちるどれん らいふ

 

「さぁ〜〜〜食うぞ〜〜肉じゃが肉じゃが♪」

「ちょっと!それあたしが目星つけてたチキンよ!」

「僕が先に取ったんじゃないか!」

「なによ!今日はあたしの誕生日なのよ!」

「おおおおおぉぉぉ!美人が揃ってる!これは写真にとれば売れるぞ!」

「鈴原、私の作った肉じゃがおいしい?」

「ん?これ委員長が作ったんか?メッチャうまいで!」

「ありがとう。(ぽっ)」

「葛城、今度2人で飲みに行かないか?いい店見つけたんだ。」

「いいわねぇ、リツコ。行かない?」

「2人で楽しんでらっしゃい。私は行かないわ。」

「どうして?」

「いろいろあるのよ、仕事が。」

「綾波は食べれる?」

「碇クンの作ったものなら食べれるわ。」

「そう、綾波は肉嫌いだったと思ってたけど、そんな事はなかったんだね。」

「碇クンなら・・・・・食べれるわ・・・・・・・(ぽっ)」

「ジュ〜スじゃダメよ、やっぱりお酒じゃなきゃ!」

「アスカ、ダメよ。お酒は20歳になってからよ。」

「大丈夫だってヒカリ。ドイツでは14歳からお酒飲んでいいんだから。」

「本当なの?」

「ホントよ。だから、万事オッケ〜よ。」

「ケンスケ、食わなきゃ罰が当たるで。」

「その前に写真をとらなきゃ。」

「そんなもんあとでもええがな。なくなっちまうで、ほら!」

「ぐわっっ!むごむぎ・・・・・・・ぷわっ!トウジ!突然口ん中入れんなよ!」

「なんだよ、お前のためを思ってやってやったのに。」

「余計なお世話だね。俺はこの料理じゃなくて、ケ〜キを楽しみにしてるんだからな。」

「そういえばケ〜キもあったんだな。すっかり忘れとったわい。」

「シンジぃ〜もう一本持ってきてくれるぅ〜〜うっ!」

「うわっ!酒くさい。アスカ、あまり飲んだら明日のテストが辛いよ。」

「このぐらい飲んだうちには入らないのよ。」

「碇クン、私にももう一本ちょうだい。」

「あ・・綾波まで・・・・・なかなかいいのみっぷりだね・・・・2人とも・・・・・はははは・・・・」

「ちょっと碇君、いつもアスカも綾波さんもこんな感じなの?」

「いや、いつもは酒飲まないんだけどね。」

「飲まないのが当たり前でしょ!」

「なかなかすごいじゃないか、アスカもレイも。」

「当たり前でしょ加持君、レイは私のなんだから。」

「そうだね・・・・ははははは・・・・・」

「私は妹なんかじゃないわ・・・」

「レ〜イ〜?今なんて言ったの〜?正直に言わないと改造しちゃうわよぉ〜〜」

「私は妹なんかじゃないわ。」

「じゃああなたは私のことをなんだと思ってるのぉ〜〜?」

「リツコ・・・・逝っちゃってるわね。」

「ああ、今のうちに逃げた方が無難だな。」

「あなたらしくないわね。」

「なりふりかまっていられないぜ、それこそ。」

「・・・・・そうね。」

「あなたは私のお母さんよ。」

「レ〜〜イ〜〜何度言わせたら気が済むのぉ〜私はあなたのお姉さんよぉ〜。」

「いいえ、あなたは私のお母さんよ。」

「お姉さんよ!」

「お母さんよ!」

「お姉さんよ!」

「お母さんよ!」

「・・・・・なんかすごいですね、綾波とリツコさん。」

「酔った勢いとはいえ、あんなにすごいリツコは初めてだわ。」

「ああ、赤木の覚醒と開放。ゼ〜レが黙っちゃいませんな。」

「?何言ってんの?」

「いや、なんでもない。ただの独り言だ。」

「鈴原、この唐揚げどう?おいしい?」

「これも委員長が作ったんか?メッチャうまいで!」

「ありがとう。(ぽっ)」

「うおぉぉぉ!これはいい!良すぎる!美人2人の口ゲンカ!いやぁ〜絵になるなぁ〜。」

 

ちるどれん らいふ

 

「シンジぃ〜ケぇ〜キは〜〜。」

「そうだ!忘れてた。でもその前にプレゼントを渡さないと。みんな、持ってきたでしょ?」

って言うかみんな持ってきてたな。

「あったりまえじゃない。」

「ミサトさんのために持ってきたで。」

「ひょぉぉぉぉぉ!もう最高〜〜〜!」

「お母さんよ!」

「お姉さんよ!」

「あの・・・・綾波、プレゼントを持ってきてくれないかな?」

「碇クン?いいわ。ちょっと待ってて、今取ってくるわ。」

・・・・性格変わったな、綾波。

「ちょっとレイ待ちなさい!まだ終わってないわよ!」

「なにお母さん?まだ用があるの?」

「レぇ〜イぃ〜?いい加減にしないと改造しちゃおうかしらぁ〜〜。」

「わ・・・・わかりました・・・・・お・・・姉さん・・・・」

「やっぱり我が妹はいい子ね♪」

 

 

 

「じゃあ、まずはミサトさんへのプレゼントから。」

「えっ?あたしじゃないの?」

「アスカは後でのお楽しみだよ。」

「じゃあ、一番は私からでいいかしら?」

「ええで〜委員長。」

「じゃあ、葛城さん、お誕生日おめでとうございます。」

「はい、ど〜もねぇ〜洞木さん。」

「開けないんですか?」

「なにシンちゃん、中身が気になるの?」

「そりゃそうですよ。かぶってないかな〜って。」

普通気になるよねえ。

「じゃあ開けますか。」

がさごそがさごそ・・・・・・何だろう?

「これは・・・・・・マッサ〜ジ機!ちょうどよかったわ〜腰が痛くて大変なのよ。ず〜っと立ちっぱなしの仕事だし。」

確かに疲れるだろうな。でもミサトさんにちょっと失礼な気が・・・・

「よかった!気に入ってもらえて。」

「じゃあ次は俺たちが行くで。」

トウジとケンスケか。2人で同じ物かな?

「「ミサトさん、誕生日おめでとうございます。」」

「ありがとう、鈴原君に相田君。ちょっと重いわねえ。何かしら・・・・」

大体の予想はつくけどね。たぶんミサトさんの大好物。

「あら嬉しいわ!ビール1ダ〜スなんて。ありがとう。」

やっぱり・・・・

「喜んでもらえて光栄です!」

「ほんまにおめでとうございます。」

「ありがとう。」

次は・・・・僕か綾波かだな。

「綾波、先にいいよ。」

「いいの、碇クンが先に渡して。」

「そう?じゃあ・・・ミサトさん、どうぞ。」

「ありがと、シンちゃん。」

ミサトさんなら喜んでくれるよね。

「おつまみじゃない。貰ったビ〜ルと一緒に食べるわ。ありがとね。」

「どういたしまして。最後は綾波だね。」

「うん、ミサトさん、どうぞ。」

「レイ、ありがとね。何だろうな〜。」

これは大きさ、形から考えて一升瓶だろう。という事はお酒かな?

「!?なにこれ?猫のマ〜ク・・・・リツコ印!」

「そうよ、これは私が作った特製の日本酒よ。これで二次会でもしましょう。」

むう〜〜これは・・・・・アブナイ?

「リツコ、どうでもいいけど味見したの?」

「MAGIに味覚センサ〜を付けて味見させたわ。全会一致で暴走する、とでたわ。それほどまでにおいしいのね。」

それって暴走するほど不味いんじゃ・・・・

「まあいいわ、大事にとっておくわ。リツコの結婚式にでも持っていくわよ。」

「そう、楽しみね。」

「で、ミサトへのプレゼントは終わったのね?」

「うん、今度はアスカの番だ。」

 

 

 

「じゃあトップはまた私から。アスカ、おめでとう。」

「ありがとうヒカリ。何かしら。」

・・・・・これはわからないな。

「!!うれしい〜〜〜覚えててくれたのね。ありがとう!」

何かと思えば・・・・『独和・和独辞典』

「なんや、こんなもんが欲しかったんか?」

「そうよ、まだわからない日本語たくさんあるんだから。あんたは何持ってきたのよ?」

「わしか?わしはな、これや!」

「・・・・なにこれ・・・」

「まだ見とらんがな!中身を見い!」

トウジも・・・・わからない。箱に入っているようだけど?

「な・・・・何よこれ・・?」

「見てわからんのか?文字どおり『たこ焼きホ〜ムセット』や!」

「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」

プレゼントに渡すか?こんな物。

「・・・どないしたんや?みんな。」

「そ・・・そう・・・ありがとうね、鈴原君。」

アスカも苦笑いだな。

「じゃ、次は俺だな。惣流、これを・・・・」

う〜ん、みんなのプレゼント、わかりにくいなあ。特にケンスケは。なにやら立方体の箱のようだけど。

「はい、ど〜もね。きゃっ!」

気のない返事をしながらふたを開けようとしたら、箱がパン!という音を立てて開いた。中から飛び出した紙ふぶきがひらひらと舞い落ちていく。

「トウジ!驚く顔ばっちり撮れた?」

「もちろんさ、惣流の決定的瞬間をわしがついに捕らえたんや!」

なるほど、そういうことだったのか。でも僕は知らないよ、どうなっても。

「相田ぁ〜〜どうなるかわかってるんでしょうねぇ〜〜。」

あ〜あ、怒っちゃった。

「うわっ!何すんのや。こら!カメラ返さんかいこの!」

び〜っ!

フィルムを抜き取っちゃった。

「これからはそんな事するんじゃないわよ!もししたら今度はそれだけじゃ済まないからね!」

「「は・・・はい・・」」

これだけで済んだのは幸運だよ、キミたち。

「じゃあ、ミサトさん。どうぞ。」

「はい、アスカ。おめでとう。」

「なんか小さいわね・・・・・ってこれがプレゼントぉ〜〜?」

なんかアスカ、今日は驚いてばっかりだな。

「何で電池なのよ!」

「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

「あら、実用的じゃない。嬉しくないの?」

「これを買うためにさっき出かけたんじゃないでしょうね?」

「そ・・そんな事はないわよ。ちゃんとしたところで買ってきたんだから。」

「要らないわこんな物。シンジ、あげる。」

「あ、ありがと。」

単三だからDATに使えるな。

「で、シンジは何なの?」

「はい、これがアスカの分。」

「シンジのはまともそうね。あらシャンプ〜?ちょうどよかったわ、切れそうだったのよ。」

「ちょんと考えて買ってきたんだからね。」

「ありがとね、シンジ。で、最後はファ〜ストね。」

「そうね、アスカのプレゼントはこれよ。」

怒るかなあ。

「なんかいびつな形ね。甘いにおいもするわ。何かしら。」

包装を開ける・・・・・頼む、怒らないで。

 

 

 

 

 

「何でバナナなのよぉ〜〜〜」

「おSALさんにはバナナが一番お似合いだからよ。」

「むっき〜〜〜ムカツクわね〜〜〜でも好きだからいいわ・・・・・ありがと・・・・・

あれ?怒らない。アスカがバナナ好きだってはじめて知ったなあ。

「シンジ、早くケ〜キ食べましょう。」

「あ・・ああ、そうだね。委員長、ちょっと運ぶの手伝って。」

「うん。」

これならケ〜キも気に入ってくれるだろうな。

 

ちるどれん らいふ

 

まさかファ〜ストがあたしの好物を知ってたっていうの?ちょっと見直したかも。バナナ・・・・おいしいものね。

「綾波〜ちょっと来て〜。」

シンジがファ〜ストを・・・・ヒカリと2人じゃ運べないぐらい大きいのかしら?それにしても、鈴原のくれたやつ、どうしようかしら。

たこ焼きセットか。食べた事ないもんな。シンジに作ってもらおうかしら。

ヒカリの辞書は嬉しかったなあ。

「おまたせ〜。」

ヒカリとシンジの2人がかり。

「うわあ〜すごいわ。」

ホントにすごい・・・・・・40センチぐらいのケ〜キにバナナがいっぱい・・・・

「綾波がバナナをたくさん買ってきちゃって、アスカのプレゼントの残りだよ。」

「こっちもあるわ。」

ファ〜ストが運んできたのはチョコバナナ。どっちもおいしそう。

「早く切ってよ、シンジ!」

「うん、待っててね。」

シンジがきれいに切っていく。

「はい、アスカの分。」

「ありがとう、シンジ。食べるわよ。」

「どうぞ、召し上がれ。」

いただきま〜す、ぱくっ!う〜〜ん、おいしい!こんなケ〜キが毎日食べられたらなぁ〜。

 

 

 

あとがき

 

ども、お待たせしました。

パーティーという事ですが、なんかそれらしくないですね。完全に作者の力量不足です。ほとんどシンジの一人称で進んでるし・・・お許しくださいな。

 

次回  なんば〜 しっくす 試験!そして

です。ご期待ください。

でわでわ〜


 シゲボーさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 楽しい誕生日パーティーのお決まりはプレゼント!個性的なプレゼント、リツコさんの「猫マーク入り特製焼酎」トウジ君の「たこ焼きホームセット」ミサトさんの「電池」レイちゃんの「バナナ」笑えました(^^)真面目なんだか不真面目なんだか(^^;)

 レイちゃん、お酒を飲んだら気が太くなりましたね。リツコお母さんに対抗できるなんて。でも改造には負けてしまいますね。

 ミサトさんは良いとしてアスカちゃんにとっては楽しい誕生日パーティーになりましたね。

 とっても素敵なSSをくださったシゲボーさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom なんば〜ふぉ〜 集合! なんば〜しっくす 試験!そして

投稿:ちるどれん らいふ 番外編 なんば〜ふぁいぶ パ〜ティ〜