ちるどれん らいふ 番外編
なんば〜すり〜
試験
Made by シゲボー
ちりりりりいりりりっりりりりっりいりりりりっりいりりりり・・・・・・・・・・
かち
う・・・・ん・・・・朝か・・・・眠いや・・・・今日は・・・・・三日間の試験の初日だ。朝ご飯作らなきゃ。
その前にお風呂沸かして・・・・・そういえば昨日お風呂に入ってなかったなあ。アスカが起きる前に入っちゃおうかな。今日の朝食は、時間がないからト〜ストに目玉焼き、コ〜ヒ〜か牛乳でいいな。
さて、お風呂沸かさなきゃ。
「たっだいま〜〜」
「ミサトさん?今ですか。」
「ええ、ちょっち残業でネルフに泊まってたの。今からご飯?」
「そうですけど。ミサトさんも食べますか?」
「よろしくねん。お風呂沸いてる?」
「ええ、今つけたばっかりですけど。」
「そう、じゃあアスカが起きてくる前に入ろうかしら。」
「え?ミサトさん入るんですか?」
「ダメかしら?」
「僕、昨日お風呂に入りそびれちゃってこれから入ろうかと思ってたんですけど。」
「そう、それは残念ねぇ〜。じゃ、お先に〜」
「あ、ちょっ・・・ミサトさん!」
「ブラとパンツはどこかな〜♪」
・・・・僕を無視しないでよ・・・・グスン・・
そういえば、12月8日はミサトさんの誕生日だったっけ?何かプレゼントを・・・・昨日アスカの誕生日だったんだな。
面倒くさいから二人一緒に誕生パ〜ティ〜やっちゃおうか。ということは、プレゼントは二人分用意しないと。
綾波には二人分用意してもらって、ミサトさんはアスカの分、アスカは・・・・・言ってもミサトさんの分は用意しないだろうな。
アスカには言わないでもいいか。さて、ご飯できた。みんなを起こしに行こう。
「シンちゃ〜ん、あがったわよ。」
「は〜い。ミサトさん、お願いがあるんですが。」
「なに?このやさしいお姉さんがシンちゃんのお願い聞いてあげるわ。」
「・・・・・・・あの、今日アスカの誕生日パ〜ティ〜をやるので、アスカに何か誕生日プレゼントを買ってきてもらえませんか?」
「なに、シンジ君の変わりにあたしが買って来いって?」
「いや、僕は自分で買いますからミサトさんはミサトさんの分を買ってきてください。」
「そういうこと。わかったわ。じゃあ、今晩はご馳走が食べれるのね。」
「はい、期待しててください。」
「よろしくねん♪」
ミサトさんはこれでよし、次は綾波だな。
コンコン
「綾波、入るよ。」
がらがら・・・・
ゆさゆさ
「綾波、朝だよ。」
「・・・ん・・・・おなかいっぱい。」
寝ぼけてる・・・・かわいいな。
ゆさゆさ、ゆさゆさ
「綾波、起きてよ。学校に遅れちゃうよ。」
ゆさゆさ、ゆさゆさ、ゆさゆさ
「・・・・だめ・・・そんなに激しくしないで・・・・・・」
「あっ、綾波!何言ってるんだよ!」
どういう夢見てるんだろう?・・・・・・こうなったらかわいそうだけど・・・・えいっ!
「痛い〜〜〜・・・・はっ、碇クン・・・・」
「ごめん、ほっぺつねって痛かった?」
「いいえ、気持ちよかったわ(ぽっ)」
「へ・・・・・?」
綾波って・・・・・もしかしてマゾ?
「・・・・・・・それより綾波、もう朝だから起きてよ。」
「そう、わかったわ。」
「で、ちょっと相談があるんだけど。」
「なに?」
「昨日アスカの誕生日だったろ。そしてもうすぐミサトさんの誕生日なの。だから今日、晩ご飯の時に二人の誕生パ〜ティ〜をしようと思うんだ。」
「だから?」
「だから、二人の誕生プレゼントを用意してほしいんだ。」
「・・・・・・・ごめんなさい。私、碇クンが何を言ってるのか判らないわ。」
「・・・・・つまり、二人とも誕生日だからなにかプレゼントになるようなものを買ってきてほしいの。」
「なぜプレゼントを渡すの?」
「それは・・・・・・・・・(どうしてだろう?)」
僕はこの後、綾波を説得するのに7分かかった。
ちるどれん らいふ |
シンちゃん遅いわね。何やってるのかしら?まさかレイを襲ってるんじゃないでしょうね。・・・・・シンジ君に限って、そんな事はないわよね。
目玉焼き、もう一枚貰っちゃおうかしら。もう一枚つくってもらえばいいわ。貰っちゃいましょう。さて、これ食べたら寝ようかしらね。
徹夜だったから疲れたわ〜。
ちるどれん らいふ |
ふ〜。綾波ってホントに何も知らないんだな。もうお風呂に入ってる時間が無いや。どうせアスカが起きたら入っちゃうんだから。
しょうがない、帰ってきてから入ろう。
「アスカ、朝だよ。」
がらがら・・・・・
「アスカ、起きて。学校に遅れるよ。」
「・・・・・・・・・・・・シンジ・・・?わかったわ・・今起きるわ。」
やっぱりアスカにも・・・・・言わなくていいや。
居間に戻ると、綾波はすでに朝食を食べ始めていた。あれ・・?目玉焼きが二個足りない?どういうことだろう。
綾波は今食べてるし、もしやミサトさん?
「綾波、ミサトさんは?」
「部屋に入っていったわ。」
「そう、ありがとう。」
やっぱりミサトさんだな。まあいいや。卵もう無いから、僕が食べなきゃいいことだし。
アスカの分が無いけど、ま、いっか。さっさと食べちゃおう。いっただっきま〜す。
ちるどれん らいふ |
碇クンの作った目玉焼き。おいしい。どうしてこんなにおいしいのかしら。二個も食べちゃった。
プレゼント、何にしようかしら。
アスカ・・・・・SALだからあれがいいわ。
ミサトさん・・・・・・酒徒。決まりね。
リツコお母さんから貰ってこよう。
「碇クン、私今日学校休むわ。」
「ええぇ〜〜?どうして?今日は学校のテストだよ。」
「お母さんのところに行かなきゃいけないの。」
「学校終わってからじゃダメなの?」
「それでもいいわ。」
「じゃあ、学校終わってからいきなよ。プレゼントを買うの、忘れないでね。」
碇クンの目玉焼き・・・・・・・ぽっ!
ちるどれん らいふ |
あ〜〜〜いいお湯だったわ。さてと、早く朝ごはんを食べなきゃ遅刻しちゃうわ。
あら?ファ〜ストのところに目玉焼き。私のところにはないわ。シンジのやつ、ファ〜ストだけひいきしちゃって!許せないわ。
「ちょっとシンジ!なんで私の目玉焼きがないの?」
「ああ、ミサトさんが食べちゃったみたいなんだ。」
「ミサト?帰ってたの。」
「うん、アスカが起きる前に。」
「今どこにいるの。」
「部屋で寝てるんじゃないかな。」
き〜〜〜〜学校から帰ってきたらシバくわ、絶対に!さてと、さっさと食べないと、ホントに遅れちゃうわ。
ちるどれん らいふ |
き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・・・・
「では、始め。」
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き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・・・・
「そこまで、後ろから集めて。」
ちるどれん らいふ |
ふぅ〜〜〜やっと一日目が終わった。さて、プレゼントどうしよう。
そうだ、ケンスケたちも誘ってみようかな。ミサトさんの誕生パ〜ティ〜だったら喜んで来るだろう。
「ケンスケ、トウジ、今日アスカとミサトさんの誕生パ〜ティ〜やるんだけど、来る?」
「なに?ミサトさんやて。おいケンスケ、どないするよ。」
「もちろん行くとも。で、何か持っていくものはあるのかい?」
「そうだな、二人とも二人のために何かプレゼントを持ってきてくれないかな。」
「う〜〜ん、ミサトさんだけならいいんやけど、惣流もとなるとなぁ。」
「わかった、それだけでいいんだね。」
「なんやケンスケ、お前、いいんか?」
「なにが?」
「惣流がぶ〜ぶ〜言うんちゃうか?」
「そんなこと気にしてたら、ミサトさんに会いに行けなくなっちゃうよ。」
「それもそうやな。わかった、じゃあプレゼントを持っていけばいいんやな。」
「うん、よろしくね。」
「任せときや。」
「楽しみにしてろよ。」
「じゃ、また後で。」
勝手にトウジたちも誘っちゃったけどいいよね。アスカは何も知らないし。そうだ、委員長も誘おうかな。
「委員長、ちょっといい?」
「なに?碇君。」
「あのさ、今日アスカとミサトさんの誕生パ〜ティ〜やるんだけど来ない?」
「え、もちろん行くわ。」
「じゃあ、二人のために何かプレゼントを持ってきてくれないかな?」
「いいわ。プレゼントね。」
「それと、アスカには内緒にしてくれるかな。」
「いいけど・・・・そうか、アスカにはまだ言ってないのね。」
「うん、まあそんなところだな。」
「じゃあ、夜ね。」
「うん、よろしく。」
よし、後はプレゼントを買いに行くだけだ。何にしようかな。
ちるどれん らいふ |
あ、ヒカリが歩いてる。
「ヒカリ〜。一緒に帰ろ〜。」
「あ、アスカ。ごめんね、今日はちょっと寄る所があるの。だから一緒に帰れないわ。」
「あら、そうなの。なら仕方ないわね。」
「ホントにごめんね。明日一緒に帰りましょう。」
「うん、じゃあ明日ね。」
あ〜〜あ、ヒカリにふられちゃった。シンジは先に帰っちゃったし。仕方ない。一人で帰るか。
ちるどれん らいふ |
「お母さん、お願いが・・・・・・」
「・・・何度言わせたらわかるの?お姉さんでしょ。」
「・・・・・お姉・・・さん。」
お母さん・・・・そんなにお姉さん気取ってても歳はバレバレなのに・・・・
「な〜に、レイ。」
「実は・・・・・(耳打ち)・・・・・・・・・」
「そうなの、だったら私に任せなさい!ミサトのプレゼントを作ってあげるわ。かわいい妹のために。」
だから私はお母さんの妹じゃないのに。
「よろしくお願いします。リツコお母さ・・・・・」
「レ〜イ〜いい加減になさ〜い。改造しちゃうわよ。」
「わ・・かりました。リツコおか・・・お姉さん。」
自分の信念より、自分の命の方が大切。
「まっかせなさ〜い。1時間待っててね。」
これでミサトさんへのプレゼントはOKね。あとはアスカの物を買わないと。
「ちょっと、私出かけてくるわ。」
「アスカの物も作ってあげるわよ?」
「いい。私には考えがあるの。」
「そう、すぐに戻ってくるのよ。」
目標、ス〜パ〜マ〜ケット。一時間以内に帰投せよ。では、作戦開始!
ちるどれん らいふ |
よし、プレゼントも買ったし、料理の材料も買ったし。あとは作るだけだな。委員長も手伝ってくれるといいんだけど。
みんなのプレゼントは何だろう、楽しみだな〜。
ちるどれん らいふ |
「おい、ケンスケ。お前は何にしたんや?」
「俺はミサトさんにはこれ。」
「なんや、俺とかぶってるやないか。」
「惣流にはこれ。」
「ははは。おまえらしいわ。惣流の驚く顔が見てみたいわ。」
「で、トウジは?」
「俺か?俺は・・・・・秘密や。」
「なんだよ、教えてくれたっていいじゃないか、ケチ。」
「へへへ。いいもん、とだけ言っとくかな。それよりそろそろ、碇んち行こうぜ。」
「ああ、そうだな。ミサトさんの誕生パ〜ティ〜か。」
ちるどれん らいふ |
アスカのプレゼントか。何にしようかな。そういえば、前にあれが欲しいって言ってたわね。そうだわ。そうしましょう。決まりね。
あとは、碇君だけに料理させるわけにもいかないから、食材を買っていかなきゃ。鈴原も来てくれればいいな〜。
ちるどれん らいふ |
「ただいま〜。」
ふ〜疲れた。
「おかえり〜。」
あら、いいにおい。さっそく料理してるのね。このにおいは・・・・・何だろう?嗅いだことのないにおいね。
「シンジ〜、なに作ってるの?」
「うわっ!アスカ、来ないで。」
「何でよ、いいじゃない。」
「夜ご飯まで待っててよ。その時までのお楽しみに。」
なにが「お楽しみに」よ。まあいいわ、楽しみに待っててあげるわ。
「アスカちょっと頼みがあるんだけど。」
「なによ。」
「7時ごろまでちょっと出かけててくれないかな?夜の準備もあるし。」
「準備?なに。いやらしい事でも考えてんじゃないでしょうね。」
「そ、そんなこと考えてるわけないじゃないか!お願いだから、ホントに。」
「仕方がないわね。7時ごろね。わかったわ。そこら辺で時間をつぶしてるわ。」
「ありがとう、アスカ。」
なにを企んでるのかしら?
ちるどれん らいふ |
あ〜〜びっくりした。こんなに早く帰ってくるとは。
ピンポ〜ン
「はぁ〜〜い。」
誰だろう?委員長なら嬉しいんだけど。
「あら碇君。アスカは?」
「委員長!よかった。アスカいま家を出たばっかりだったんだ。」
「そう、じゃあ大丈夫ね。お邪魔しま〜す。」
助かった。これで料理は何とかなるな。
ちるどれん らいふ |
「ただいま。」
「あら、ずいぶん遅かったじゃない。こっちはもうできてるわよ。」
「ありがとう。」
「でもそんなものをこんなにたくさん。アスカへの嫌がらせ?」
「ただのプレゼントよ。」
「それと、あたしも行くかもしれないわ、彼と一緒に。」
「そう、好きにすればいいわ。」
「なによ、その態度。ずいぶん冷たいじゃない。」
「そうでもないわ。」
「まあいいわ。みんなによろしく伝えておいてね。」
お母さんのプレゼント、ミサトさんは気に入ってくれるかしら。早く帰って碇クンの手伝いしましょう。
<つづく>
あとがき
ども、大うそつき者のシゲボ〜です。(笑)
完結しませんでした。あと、1〜2話続きそうです。今回はちょっと長かったですね。キリも悪いし。今度からはもう少し短めにします。
ついに(?)ミサトの登場です。シンジの作った目玉焼きを失敬してます。レイもまた、然り。(笑)
さて、いよいよ誕生パ〜ティ〜のはじまりです。人数集まったものを書くのは苦手ですが、頑張りますので。
でわでわ〜
シゲボーさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
シンジ君の合理主義、ミサトさんとアスカちゃんの誕生日が近いからまとめて祝っちゃう(面倒くさいだけかな^^;)
レイちゃん、朝っぱらから天然ですね〜可愛いっ!そしてリツコお母(お姉さん)登場〜。プレゼントを作る・・・なんだか恐い(笑)
みんなのプレゼントは何でしょうね、気になる〜〜(特にリツコさん)
とっても素敵なSSをくださったシゲボーさんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
SSroom なんば〜つ〜 男の試練 なんば〜ふぉ〜 集合!
投稿:ちるどれん らいふ 番外編 なんば〜すり〜 試験