新MS外伝 起動戦士Zガンダム?

テイク5

永遠のレイ

Made by 暗黒騎士ソード

ホンコンでの戦闘から数日後。シンジとアスカ、それにカヲルは宇宙に上がっていた。

「おー、無事で何より」

と、母艦であるアーガマではミサトが彼等を出迎えた。

「ミサトさんが、アーガマの艦長なんですか」

「そうよシンジ君。にしてもアスカ、いきなりいなくならないでよ。心配したんだから」

アスカに詰め寄るミサト。

「わ、悪かったわね。で、でも、シンジと一緒にいたかったから」

「はいはい、ごちそうさま。しっかし、MK2はずいぶんと派手にやられたわね」

MSデッキに搬入されるガンダムMK2を眺めるミサト。そこには、頭部が損傷し左腕が完全に破損しているガンダムMK2があった。

「修理はどうなんですか」

ガンダムMK2の修理を気にするシンジ。

「数日はかかるわね。けど、安心しなさい。あなたには、新型MSの搭乗を命じるわ」

「新型?」

「第2MSデッキに来なさい。そこに新型があるわ」

でもって、第2デッキ。そこには、白と青を基調とし赤と黒に塗装されたシールドを持つMSがいた。

そして、ガンダムタイプと同じく頭部には金色のアンテナがついていた。しかし、どことなくスマートな感じを思わせる機体でもある。

「こ、これは……」

「MSZ−006Zガンダムよ」

「Zガンダム……完成していたんだ」

「ええ。で、早速だけどニューギニア攻略に加わってもらうわ」

「今からですか。けど、Zガンダムのテストがまだ」

「それは、地球に降下しながらやってもらうわ。無茶を承知で頼めるかしら」

「それしかないんでしょうミサトさん」

「ま、そうだけど……」

頭をかくミサト。

「それじゃあ、降下作戦のプランを教えて下さい」

「それについては、作戦室で話すわ。15分後に来て頂戴」

「わかりました」

そして15分後。作戦室には、ミサトとシンジの他にアスカとカヲルがいた。

「それじゃあ、これからニューギニア攻略作戦を説明するわ。本作戦にはZガンダムと百式の2機で行なってもらうわ。既に、先行部隊としてネモ隊が降下しニューギニア付近に潜伏中。百式パイロットである渚カヲルが同部隊の指揮を執ること。Zガンダムのパイロットである碇シンジは、単独行動で敵基地攻撃をすること。これが、今回の作戦よ」

「私は」

と、アスカ。

「今回は待機」

「え〜、シンジと一緒じゃないの」

「アスカには、アーガマに搭載されているMS部隊の指揮を執ってもらうわ」

「ぶ〜、不満」

「我侭いわないの。それに、アーガマの守備は手薄に出来ないわ」

「仕方ないわね。シンジ、地球で浮気してくるんじゃないわよ」

「し、しないよそんなこと」

たじたじのシンジ。

「それじゃ、0020に作戦を開始します。本隊は、メタスを中心として敵宇宙艦隊に攻撃を仕掛けるわ。その隙に、Zガンダムと百式を搭載したシャトルを地球に降下させるわ」

「了解!」




「艦長、敵艦隊を補足しました。サラミス改巡洋艦三隻です」

と、アーガマのオペレーター。

「よし、それじゃあ全艦砲撃開始。シャトルの降下を悟られないように。シンジ君に渚君、準備はいい」

『問題ないよ』

『こっちも、準備オッケーです』

「よし、主砲およびメガ粒子砲……撃て〜!」

アーガマの全砲門が一斉に火を吹いた。

直撃を受け、爆炎を上げながら地球の重力に引かれていくサラミス改巡洋艦。

「ば、バカな……たった、一撃でだと」

驚愕の表情を浮かべる、サラミス改巡洋艦隊の指揮官。

「ええい、怯むな。砲撃をしつつ、MS部隊で攻撃を仕掛ける。全艦、搭載MSを全て出せ」

「了解」

搭載MSを射出するサラミス改。

「敵艦、搭載MSを射出。機種は、RGM−79Qジム・クゥエルです」

「あのジムカスタムと同タイプの量産型MSね。よし、こちらも搭載MSをだすわ。アスカ、準備はいい」

「大丈夫よ。それより、敵の数は?」

「4機編隊が二つ。全部で8機ね」

「ふん、その程度なの。ずいぶんと、なめられたものね」

「無駄口はいいから出撃しなさい」

「はいはい。それじゃ……メタスでるわよ」

アーガマから発進するアスカのメタス。続けて、2機のネモが出撃してきた。

「いい、私が突っ込むからあんたたちは撃ちもらしたのをお願いね」

『了解!』

「さあて……いくわよ〜!」

一気に加速し、ジム・クゥエル隊に攻撃を仕掛けるアスカ。

「バカめ!たった1機で突っ込むとは!」

ビームライフルを構えるジム・クゥエル。しかし、アスカの動きは彼の予想をはるかに超えていた。

「なっ!?は、早い……」

あわてて、防御体制をとるパイロット。

「遅いわよ。もらった」

すれ違いざまに、ジム・クゥエルの頭部をアームビームガンで撃ち抜くアスカ。

「お、おのれ!」

別の1機が、ビームサーベルを構えアスカに斬り掛かった。

「そんな腕で!」

逆に、懐に飛び込みコックピットをビームサーベルで貫くアスカ。さらに、アームビームガンで4機のジム・クゥエルの頭部を撃ち抜いた。

「ば、バカな……は、早過ぎる……」

うろたえる、残りのジム・クゥエル。

「に、にげ……」

だが、うろたえた隙をつかれネモに狙撃されジム・クゥエル隊は全滅した。

「そ、そんな……わずか数分でMS隊が……」

「し、指揮官……」

「た、退却だ退却だ」

あわてて、撤退命令を出す指揮官。

「敵艦隊、退却していきます」

淡々と語るオペレーター。

「よし、MS部隊には引き続き宙域の警戒に当たれ。まあ、何もないと思うけど。それと、アスカ」

専用回線でアスカに話し掛けるミサト。

「うん、なにミサト?」

「まもなく、シンジ君が地球に降下するわ。専用回線を開けているか、話したいことがあれば話しなさい」

「ミサト……ありがとう」

「どういたしまして。じゃ、回線を繋ぐよ」

少しして、シンジの乗るZガンダムと通信がつながった。

「シンジ」

「うん、どうしたのアスカ?」

「無事に帰ってくるのよ。それと、地球で浮気したら承知しないからね」

「ア、アスカ〜」

情けない声をあげるシンジ。

「シャトル1、準備できましたか?」

その時、アーガマのオペレーターが通信に割り込んできた。

「あ、はい、準備オッケー。システム、オールグリーン」

「了解。では、任務の成功を祈ってます」

「シンジ、気をつけてね」

「うん、アスカも」

そして、シンジのシャトルは大気圏に突入していった。続けて、カヲルのシャトルも突入体制に入った。

「よし、後は彼等が何とかするでしょう。MS隊を回収した後に、本艦はこの宙域を離脱。総員、MSの回収いそげ」




「よし、大気圏を出たぞ。カヲル君はどこだろう」

大気圏を突破し、成層圏でカヲルの乗るシャトル2を捜すシンジ。その時、レーダーに戦闘サインが表示された。

「なっ、戦闘?しかも、このサインはカヲル君の乗るシャトル2?まさか!」

あわてて、シャトル2の反応があるポイントに向かうシンジ。

そこでは、ドダイに搭乗したハイザックとマラサイがシャトル2を攻撃していた。

「くそっ、ついてないな。こんなところで敵に見つかるとは……」

必死に攻撃を避けるカヲル。

「カヲル君!」

「うん、シンジ君か。僕のことはいい。君は予定どおりの行動をとりたまえ」

「そうはいかないよ」

そういって、シャトルの発進口をあけ、Zガンダムで出撃するシンジ。

「な、なんだあのMSは……。た、単独で飛行してるだと」

驚くハイザックのパイロット。

「いくぞZガンダム!」

ハイパーメガランチャーで攻撃するシンジ。直撃を受けたハイザックが、一瞬で消滅した。

「い、一撃だと……」

驚愕するパイロット達。

「だ、だが、たかが1機のMSに……」

チュドーン

その時、近くにいたハイザックが胸板を貫かれ地上に落ちていった。

「なにっ!?どこから……」

攻撃してきたのは、カヲルの乗る百式であった。

「カヲル君、シャトルは?」

「放棄する。悪いが回収してくれ」

そういって、シャトルから飛び出すカヲルの乗る百式。そして、落下地点にシンジの乗るZガンダムが百式を回収した。

「あ、あのMSは搭載能力もあるのか。くっ、全機、あのMS2機を落とせ。やつらの狙いはキリマンジャロ基地だ」

指示をだす、マラサイのパイロット。

『了解!』

一斉に攻撃を仕掛けるMS隊。

「そうは!」

「いかないね!」

シンジが、ハイパーメガランチャーでハイザックをなぎ払いカヲルがビームライフルでマラサイ数機を一瞬にして撃ち落した。

「ば、ばかな……」

驚愕する、マラサイのパイロット。

「これで終わりだね」

最後の1機を、ビームライフルで撃ち抜くカヲル。胸部をつらぬかれ、マラサイは爆発した。

「どうやら、敵は全滅したようだね」

と、カヲル。

「そうだね」

「しかし、シャトルがやられてしまった。シンジ君、お手数をかけるがこのまま味方の合流地点まで乗せていってくれ」

「了解、カヲル君」

そして、白い軌跡を残しながらZガンダムと百式はキリマンジャロへ向かった。




「ふん、ここを攻撃するつもりかね。ひ弱な宇宙民ども」

と、本日もバイザーが怪しいキール。

「どうもそのようで……。いかがいたしましょう」

と、側近のゼーレ士官。

「ふん、防備を固めろ。それと、シャトルの準備はまだか」

「はっ、もう暫くの猶予を……」

「急げよ」

「閣下が脱出した後は?」

「1時間後にここを放棄しろ。その後は、南アフリカのシャトルベイから宇宙に上がりグリプス2に向かえ」

「はっ!」

敬礼をするゼーレ士官。

「た、大佐殿、緊急事態であります」

そこへ、ゼーレ兵が報告をもってきた。

「何事だ。騒々しい」

「はっ!第75偵察部隊との連絡がとれません。おそらく、敵と遭遇し全滅したと思われます」

「何だと!くっ、総員につげる。第1級警戒体制で基地周辺を固めろ」

「それだけで問題はないのか?」

と、キール。

「御安心を閣下。実は、連中に対抗できる兵士がおります」

「ほう……」

「どうぞこちらへ」

そう言って、キールをどこかへ案内する士官。

「あれです閣下」

「あれは……」

そこには、椅子につながれヘルメットのようなものを頭にかぶせられたレイがいた。

いやああああああああああああああああああああああ!

悲鳴をあげるレイ。

「これは?」

「はっ、ニュータイプ専用のMSを動かすための訓練であります」

「ほう。では、彼女が噂のサイコガンダムのパイロットか」

「はい」

「しかし、こんなものでは……」

「いえ、もっと厳しい訓練をさせます。おい、技師長!さらに、感度を……」

「いや、そうではない。こんなことをして実践に使えるのか?」

「は、はあ、サイココントロール兵器は負担が大きいもので」

「そうか……。あと五時間で私は宇宙に上がる。それまでに、シャトルの準備を急げ」

「はっ!」




一方、シンジとカヲルは先発部隊との合流を果たしていた。

「やれやれ、どうにか合流できたね」

と、安堵するカヲル。

「そうだね。それより、攻撃はいつなんだい」

「明日にでも。既に、陸戦兵が基地のすぐ近くに潜んでいるよ」

「そうか……」

「渚少尉殿」

そこへ、先発部隊の指揮官がテントに入ってきた。

「うん、どうしたんだい」

「はっ、偵察の者が帰ってきました。どうやら、連中の要人がシャトルでここから脱出するようです」

「なんだと。仕方ない、至急戦闘体制に入る。シンジ君。君は、基地の西側から襲撃してくれ。僕は、東側から仕掛ける」

「了解」

しばらくして、カヲルの部隊の準備が整った。

「よし、これよりキリマンジャロ基地を叩く。数は敵の方が多いが、奇襲をしかければ問題ない。では、いくぞ」

ドダイに乗った百式を先頭に、10機のネモがその後についた。

「軍曹、地上部隊のほうは?」

「はっ、既に基地内部への侵入を果たしてます。あとは、我々が攻撃を仕掛けるだけです」

「そうか。では、これより攻撃を開始する!」

一斉にビームライフルでキリマンジャロ基地を攻撃するカヲル配下のMS部隊。

トーチカが噴煙をあげ、戦闘車両が一瞬にして火球にかわった。

「な、なんだ!何事だ」

カヲル達の奇襲をうけ、完全にパニックになっているゼーレ兵。

「て、敵襲です……。宇宙民どもが襲撃を仕掛けてきました」

「何だと。シャトルの発進準備は?」

「あと、数分はかかります」

「ええい、くそ!基地守備隊のMSをだせ」

「し、しかし、キャルホニアベースへの援軍は?あそこが落ちたら、北米への影響力が……」

「バカ、まずはキール閣下を宇宙へあげることが先だ」

「了解。全MS部隊は……げえ!?」

悲鳴をあげるゼーレ兵。いつの間にか、カヲルの乗る百式が司令塔にまで接近していたのである。次の瞬間、百式がビームライフルの引き金を引き司令塔はビームの奔流に飲み込まれた。

「よし、司令塔は破壊した。あとは、シャトルベイの制圧……」

その時、シャトルに向かっていたネモ2機がビームに飲まれ消滅した。

「なっ、この攻撃はまさか……。それに、この波動は……」

波動の正体に覚えがあるカヲル。

「カヲル君、西側は完全に制圧したよ」

そこへ、Zガンダムの乗ったシンジがやってきた。

「シンジ君、どうやらやっかいなのがいるみたいだ」

「やっかいなの?……うん、この波動は……。まさか!」

チュドーン!

その時、正面の岩壁が吹き飛び1機のMSが出てきた。

「あ、あれは、サイコガンダム!」

「では、パイロットはレイ・綾波少尉か」

「おそらく」

「なら、彼女は僕が……」

チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!

いきなり、シンジとカヲルのいるところにメガ粒子砲が撃ち込まれた。

「わああああああああ!?」

「な、なんだ!?」

上をみる、シンジとカヲル。

「み、見つけたぞ碇!」

「あ、あれはRX−160バイアラン。パイロットはケンスケか?」

「そうだ碇。いまままで恨み、ここではらさせてもらう」

「くそ、こんな時に……」

「ふはははははは、どうやら危機的状況のようだな。今度こそ、青葉さんのかたきをとらせてもらう!」

「くそっ、どうすれば」

そこへ、サイコガンダムがゆっくりとZガンダムに近付いてきた。

「綾波、どうしたんだ。そんな、ぎすぎすした波動をだして」

「Zガンダムのパイロットは、宇宙民に味方する抵抗組織の幹部が乗り込んでいる。撃破せよと、キール閣下から命令を受けている」

「あ、綾波……」

「死ね、Zガンダム!」

ビーム砲で、攻撃するレイ。

「くっ、どうすればいいんだ」

うろたえるシンジ。

「うろたえている場合じゃないぞ碇!」

今度は、背後からケンスケが襲ってきた。

「邪魔するなケンスケ!」

ビームライフルでケンスケの乗るバイアランを攻撃するシンジ。しかし、ケンスケも機動力を活かしてシンジの攻撃を巧みにかわした。

「そこか、Zガンダム!」

今度は、レイが攻撃を仕掛けてきた。

「綾波、僕だよ。碇シンジだよ」

「黙れ!私を困らせるのはお前か!」

「くっ……こうなれば。ご免、綾波!」

グレネードランチャーで、レイの乗るサイコガンダムを攻撃するシンジ。グレネードは、同体の右側に着弾した。

「きゃあああああ……」

ショックで気絶するレイ。

「綾波、しっかりするんだ」

サイコガンダムに駆け寄るシンジのZガンダム。

「ううっ……こ、ここは……」

頭をふるレイ。

「綾波、綾波!しっかりするんだ」

「い、碇君……ここは……」

「綾波、よかった。気がついたんだね」

「碇君が……私を助けてくれたの」

「そうだよ。綾波、ここから逃げるんだ」

「うん、そうする。碇君がそうしろって言うんなら」

そして、立ち上がろうとするレイのサイコガンダム。しかし、レイにかまっていたため隙だらけになっているシンジ。

「ふっ、隙だらけだぞ。もらった碇!」

ビームサーベルで斬り掛かる、ケンスケのバイアラン。

「し、しまった!」

完全にバックをとられたシンジ。

「覚悟しろ碇!」

「やめろおおおおおおおおお!」

シンジとケンスケの間に割って入る、レイのサイコガンダム。

「なっ!?」

「あ、綾波!?」

そして、バイアランのビームサーベルはシンジの乗るZガンダムではなく味方機であるサイコガンダムの頭部を貫いていた。

うわああああああああああああああああああああああああああああああ!?


悲鳴をあげ絶命するレイ。

「そ、そんな……綾波……。う、嘘だろう……」

(悲しまないで碇君。これでわたしは、いつでも碇君にあえるから)

シンジの心に語りかけるレイ。

「で、でも、こんな事って……」

(碇君、私はいつでも碇君のそばにいるから……)

「うっ、ううっ……綾波……」

「戦場で嘆くとはな。ふっ、しょせんは貴様も2流の兵士か碇!」

体勢を整えたケンスケが、ビームサーベルでシンジに斬り掛かってきた。

ケンスケ!貴様あああああああああああああああああああああああああああ!
悲しみを怒りに変えケンスケに向けるシンジ。

「な、なんだ、この気迫は……」

シンジの気迫に押されるケンスケ。

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

バーニアを吹かし、一気にケンスケとの間合をつめるシンジ。そして、ビームサーベルを抜き放ちバイアランに斬り掛かった。

「し、しまった!い、碇の気迫に押されて」

あわてて、回避行動をとるケンスケ。しかし、シンジの攻撃はそれをはるかに上回った。そして、Zガンダムのビームサーベルがバイアランを切り裂いた。

「ば、ばかな……お、俺がこんなところでやられるなんて……。って、このバイアランもZガンダムに負けたやつじゃねえかああああ!お、おのれMAD SCIENTIST〜!

リツコに恨みの言葉を吐きながら爆死するケンスケ。

「く、くそう……どうしてこんな事に……」

ケンスケを討ち取ったものの、気分ははれないシンジ。そこへ、百式に乗ったカヲルがやってきた。

「シンジ君、ここはもうそろそろ爆発する。脱出するぞ」

「カヲル君……そうか、わかったよ……」

「!?……どうしたんだいシンジ君?」

「なんでもない……。さあ、いそいで脱出しよう」

そう言って、キリマンジャロ基地から離脱するシンジ達。直後、キリマンジャロ基地は爆炎をあげ消滅した。

消滅する直前、シンジは後ろを振り返り基地を見た。

そこには、爆炎に飲まれていくサイコガンダムがシンジを見送るように佇んでいた。






ラストテイクに続く……


%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
あとがき
ども、暗黒騎士ソードです。
のわああああああああああああ、な、なんかすげ〜〜〜〜〜〜シリアスな展開になった。
し、しかも、LRSの人にはきつい展開に……。
レイファンの方、本当にご免なさい。
けど、その恨みのベクトルをケンスケに向けてくれるとちょっとハッピー。(外道が俺は)
では、また会う日まで。


 暗黒騎士ソードさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 ミサトさんがアーガマの艦長とはちょっち不安(笑)

 ついに登場しましたねZガンダム、これで最強ですね。でも悲しい再開が・・・レイちゃんのサイコガンダムが再びシンジ君達の前に立ちはだかる。悲劇のヒロインレイちゃん。

 ケンスケもようやく登場、バイアランに乗って攻撃しますがケンスケは所詮ケンスケ・・・ではないですねMSの性能が良すぎです。

 洗脳が解けたレイちゃん、シンジ君をかばってケンスケのビームサーベルに・・・(TT)怒りの一撃でケンスケを撃破、でもレイちゃんは・・・

 次はラストテイク、シンジ君とレイちゃんは分かり合えると感想を送りましょうね。
 
 とっても素敵なSSをくださった
暗黒騎士ソードさんに皆さん感想を送りましょう。

 暗黒騎士ソードさんのHPはこちら!「反乱軍総司令部『イルナーダ』

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom テイク4 ラストテイク

投稿:新MS外伝 起動戦士Zガンダム? テイク5 永遠のレイ