「ねぇ父さん、ちょっといいかな?」



「用があるなら早くしろ」



「綾波のことだけど」












毒吐き人間 REI・綾波

(3)

Made by たじやん











「・・あ・綾波ってさ、そ・その学校って・・・どうなっているのかな?」



「ああ、そのことに関しては問題ない。おまえ達の学校に行かせる。」



「そ・そうなんだ。で・でも・・・」



「任せとけ、私と冬月の仲だ。問題ない」



「え?父さん冬月学園長と知り合いなの?」



「ああ、そうだ。ユイが京都大学の学生の時、冬月が、教えていたんだよ。それに、おまえが産まれる前まで、あいつは、うちの研究所の副所長だったんだ。」



「でもなんで、副所長を辞めて、学校を作ったの?」



「さあな。でもそのせいで、7・8人研究員が辞めていった。そうだ、おまえ明日冬月のところに行って来て、入学のことを頼め。」



「そんな!僕なんかが頼んでも無理だよ」



「大丈夫だ。私も頼んでおく。もう行け!」



僕はしぶしぶ父さんの部屋を後にした。それから、綾波の部屋に向かった。その途中、母さんが電話で「ああ!もうこの忙しい時に日向君と青葉君は何をしているの?見つけたら実験してやる!」と言っていた。



(日向さんと青葉さん・・・・・かわいそうに。)

(コンコン)「綾波、入るよ」(ッ!!!)

僕は部屋に入って、騒然とした。綾波の部屋の家具があきらかに少ないのだ。



「綾波・・・寝てるのか・・・・・うわぁ!!!」(ボフッ!!)









「いったーここ、どこなんだ?」

周りを見渡しても、真っ暗だ。・・・・・・・・・いや、違った。向こうから一つの光があり、こちらに来ている。



向こうから来たのは、めがねをかけた人と、ロン毛の人でどちらも、23・4の人だった。



「す・すいません。ここどこなんですか?」



「ここかい?ここはレイちゃんの中さ」



「え!まさか」



「君も見たことあるんだろ?彼女が何でも口に入れるとこを」



「ええ、何度か」



「つまり、彼女が口に入れて、おいしいと思ったら飲んじゃうってことさ」



「え!そんな・・・うわ!!」(ボフッ!!)









(なんだ、夢か。でもすごい夢だったな。でもどこまでが夢だったろう?)



「あら、シンジここに居たの?お父さんが探していたわよ。『冬月先生のところに電話を入れといた』だってさ。ところで、シンジレイちゃんの部屋に行ってからどこに居たの?こんな時間まで?」



(え!僕綾波の部屋に行ったの?ってことは、僕どうしてここにいるんだろう?)



「それで、シンジ今まで何していたの?すべて話しなさい」



「綾波の部屋に行ってから、変な夢を見たんだ。」



「変な夢?」



「そう、なんか、メガネのかけた人とロン毛の人が出てきて、その人達が言うには、ここはレイちゃんの中だって。」



ユイはその話を聞いて騒然としていった。



「シンジ、わかったわ。あなた〜、大事な話があるから、起きててくださいねぇ〜」



そう言うとユイは部屋を後にした。



(どうしたんだ?母さん。それより、綾波に明日のことを伝えなきゃ)







「綾波明日ちょっと付き合ってほしんだけど」



「はぁ〜ひとりで出かける事もできないのか。仕方ないわね。」



「違うよ。綾波のことで、出かけるんだ。」



「わかったわ。それじゃ、レイはもう寝る。」



「それじゃおやすみ」



(明日冬月学園長のところに行くんだ。緊張するな)









一方その頃、ユイとゲンドウは



「あなた、やはりレイの体には、例のウイルスが、まだ生きているみたいです。」



「そうか、レイと共存の道を選んだのか、あのウイルスは」



「ええ、綾波博士もワクチン作りに、かなり手間をかけてるようです」



「そりゃそうだ、大事な一人娘を侵されてしまってはな」



「シンジが知ったら、どうなるんでしょう?」







第三話無事にかけました。

しかし、僕のシナリオでは、冬月先生と色々あって、そこらへんで閉めようって思ったんですけど。

次回ですね。大事な話ですので。



 ところで、感想メールが一通もこねぇ〜〜〜(泣)

そこで、いっちゃん初めに、メールをくれた人に、こっそり僕のシナリオを大まかにお教えします。

ただ、ここでいえることは、

作者は気まぐれであること

このまま行けばLRSになる

ギャグ系にするはずが、シリアス系になるかも

coco壱番屋のカレーがうまいと言うこと。(しかも、そこでアルバイトをしていること)

中日ファンであること

以上



冬月学園について

学園長の冬月は京大の教授をしていた。のちにゲルヒン研究所副所長に就任する。

18年前に、7・8名の研究員と共に研究所を辞め、私立学園を作る。

辞めた研究員の中には、赤木ナオコ、伊吹マヤ、葛城ミサト、加持リョウジなどいる。彼らの紹介はのちのちに、説明する。



 新キャラ紹介

  日向。

 メガネを掛けており、綾波の中(?)の住人



  青葉

 ロン毛で、日向同様、綾波の中(?)住人




 こいつらはたまに出すけど、あんま意味ないね。


 たじやんさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 同居するレイちゃん、当然学校に行かなくてはなりません。その事をヒゲに話したら・・・冬月学園長と知り合い、ユイさん達との関係が明らかになってきましたね。

 なんでも口に入れるレイちゃんには秘密があったんですね、ウイルス?共存?ヒゲとユイさんは知っているようですね。シンジ君が知ったらどうなるのでしょうか?悲しむのでしょうか。

 ギャグにシリアス、謎、続きが気になりますね。俺もレイちゃんの口に入りたい是非たじやんさんに感想のメールを送りましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったたじやんさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


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