「それじゃ母さん行って来ます。綾波行こうよ」



「二人とも早く帰ってくるのよ〜」



僕達はそう言って家を出た。












毒吐き人間 REI・綾波

(4)

Made by たじやん











「うわ〜すごい家だな」



僕達は母さんから聞いた、冬月学園長の自宅についた。



「チャイムはどこなんだろう?」



「・・・こんな扉この爆弾でぶっ壊せばいいのよ・・・」



「な・なに言ってんだよ綾波!!そんなことしたら、おまわりさんにつかまるじゃないか」



「チッ!」



ぼく達が、門の前で騒いでいたから、門が開き中から、冬月学園長が出てきた。



「君たちこんなとこで何をしている?」



「あ・あの!僕はい・碇シンジって言いまして、そ・その、父さんから電話があったはずですが。」



「ああ、碇の息子か 話は聞いている。中に入りなさい」







「それで、うちの学園に入る子って言うのが、その子なのかい?」



「・・・はい、綾波レイです。」



「レイ君ね。それじゃあ、来週入学にあたって学力診断テストを行う。一応、希望クラスはどこかね?」



「シンジと同じクラス。」



「いや、そうじゃな・・「シンジと同じクラスで」・・・」



「シンジ。あとは処理しておくから。先に帰って。」



「わかった。それじゃあ、冬月学園長失礼します。」



それから僕は学園長の家を後にした。

(それにしても、綾波いきなりなんであんな事を言ったのだろう?それになんか怒っていたし)



ギャ――――――!!!!!



(何だ今の叫び声 どこから聞こえてきたんだろう?)







「ただいま」

家に帰るとだれもいなかった。



(あれ?母さんどこに言ったんだ?まあいいや、とりあえず、寝よ)







「うわぁ〜よく寝た。綾波帰って来ているのかな?」



「(コンコン)綾波はいるよ」!!!!



「あ・綾波、そのヅラどうしたの?それにその髪の色・・・学園長の!」



「・・・あのじいさん。こっちの条件をのみこまなかったから、罰を与えたの」フッ



「一体何を・・・・・?!」







『プルルルルルルルル』



「(ガチャ)はいもしもし、碇ですけど。」



「よう、シンジか、ケンスケだけど、今週の日曜日にさ、俺とトウジの3人で、どっかいかないか?」



「うん、いいよ」



「それじゃあ、明日第三神東京市駅南口駅前の『喫茶 はにかみ』に、13時にこいよ。じゃあな」



「うん、それじゃあ」(ガチャン)



(さあて、もう寝よう。今日は大変だったな。冬月学園長のところに行って・・・そういえば、学園長大丈夫かな?綾波があんなにも毛をむしりとるから、夏休み明けに、坊主を見るんだろうな。楽しみだな。)



「(コンコン)シンジ起きてる?」



「なに?綾波」



「・・・・明日、レイも行く。」



「そ・そんな綾波ダ・・・「レイも行く」」



「綾波だめだっ(ボフッ!!)・・・・・・」





翌日。



「それじゃ母さん。行ってくるよ」



「シンジ、それからレイ、行ってらっしゃい」



「え?なに言ってんだよ。母さん」



「ヒ・ヒドイ!!シンジ昨日「いっしょに行こうよ。レイ」っていったのに」(ウルウル)



「まあそうなの、シンジレイちゃんを連れて行きなさい」



「わかったよ!母さん。行こう綾波」



エレベーターでシンジはまだ泣いているレイに話し掛けた



「ねえ、綾波いいかげん泣き止んだら」



「(フッ)仕方がないわね。」(ニヤリ)



(な!ウソ泣きなの?)







「ようシンジ遅いじゃないか」



「そうやで、シンジ。なんや綾波も連れて来たんかい。」



「ご・ごめん」



「まあいいけど、それより、日曜日どこ行く?俺は、横須賀の米軍基地がいいな」



「なにゆうてるんや。そないなとこより、中央区3丁目に行こうや」

中央区3丁目とは、新東京駅北口の前にある。市内で一番の飲食街の事である。



(二人ともいつもと変わらないじゃないか)

「だったらさ・・・「あら、3馬鹿トリオじゃない。それにレイも。」アスカたちこそ何してるの?」



「私たちは、ショッピングよ碇君」



「で、シンジたちはこんなところで、何してるの?」



「あのさ、日曜日に、4人でどっか行こうって、話していたんだ。」



「ちょ・ちょっと待てよシンジ。4人って綾波もか?」



「うん、どうやら僕が誘ったみたいなんだ」



「ちょっと待った――!!その話アタシ達も行くわよ。(レイなんかにシンジを捕られてたまるもんですか)」



「アスカ!私も?」



なにいってんの、あたりまえじゃない。それにうまくいけば、鈴原と二人っきりになれるわよ



「わかったわアスカ。私も行くわ」



「それじゃ決まりね。シンジはどこに行きたい?」



「ぼ・僕は涼しいとこがいいな」



「ヒカリは?」



「私も涼しいところがいいな」



「レイは?どこがいいの?」



「・・・福井の断崖・・・」(ニヤリ)



((((レイがなんか違う))))



(あ〜あ〜、綾波本性現しちゃった)



「あ・あんた、大丈夫?」



「大きなお世話よ」



(な〜んかむかつくわね)



「それはそうとどうして、そんなとこがいいの?」



「・・・すごく高くて、足がすくみそうになるの。そしてそこに落ちる人がたくさんいるのよ」



「ア・アンタバカ〜?それって、東尋坊じゃない。却下、却下」

東尋坊とは、福井県三国町にあって、自殺の名所としても有名である。



(チッ)



「わしとしては、中央区3丁目がええのう」



「仕方がないわ、この天才アスカ様が決めてあげるわ。」



「自分の事を天才とか言い出し、更にいずれ、宗教を作り、信者を使って国を征服するのね」



「あんた、なにいってんの?それはともかく、みんな、海行こ。海っていうか、海に決定」



「だったらさ、僕が母さんに好いとこきいとくよ」



「それじゃあ、もうみんな帰りましょ。鈴原!ヒカリの荷物持っていきなさい。」



「何でわしが、いいんちょの荷物を持っていかなあかんねん」



「つべこべ言わず持っていく」



「それじゃ、みんな。」



「シンジ!アンタはアタシのを持っていくの」



そう言って、シンジの前に荷物を差し出す。



初めは荷物持ちなんかさせて、飼いならすのね。



「アンタなにいってんの?そんなわけないでしょ」



「・・・それなら、シンジをこき使わないで。」



レイはそう言いのこし、シンジをつれて帰った。



(綾波、僕を助けてくれたんだ。)



「こ〜ら〜シンジ!あたしの命令に逆らうなんて生意気よ〜」(ボフッ!!)



アスカはシンジの後頭部に飛びけりをかました。



(あ〜意識が薄れていく。あぁ〜綾波が思いっきりニヤってるよ。まさかこうなるのを分かってて、ああしたんだね。)バタッ!!







さて、第4話無事にかけました。

でも、僕的には、これで、3話となるはずが・・・・

それにしても、レイのキャラがだんだん変になっていく。



 キャラ紹介

 冬月コウゾウ(??)

 私立冬月学園の学園長。元ゲルヒン研究所副所長。

 レイの第3の被害者(第1第2はメガネとロン毛)多分、一番被害が多い。





 さて、次回は、海の前にミサトさんを出すつもりです。

 しかしあれですな。自分は、情景描写の表現がうまくないな。(理系やもんな)

 さて、この次も、むしり取って!むしり取って!


 たじやんさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 残念ながら今回も犠牲者が出てしまいました(^^;)むしり取られた毛髪、冬月学園長は大丈夫なのでしょうか?まさかハゲに、ハゲしくハゲになったかも。

 学校に行って冬月学園長の毛髪に変化がなくフサフサでしたら怪しいですね(笑)

 アスカちゃん強引に海へ行く事に決定しましたね。どんなハプニングがあるのでしょうか?

 海と言えば水着!レイちゃんの水着はこういうのが良い〜と感想のメールを送りましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったたじやんさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom-2 (3) (5) その1

投稿:毒吐き人間 REI・綾波 (4)