EVA CHANGING

よんじゅうわ

かのじょのなは

シンちゃんが、シンちゃんが!

 シンジにこっそり近づき脅かそうとしたが、レイの瞳に衝撃的な場面が映った。

シンちゃんが女の人に襲われている〜〜〜!

「うわっ!な、何をするんだよ〜〜」

 レイが見たシンジは女性に襲われていた。




むむむむ、私のシンちゃんが大ピンチ、早速助けないと、ここで助けたら・・・

 レイの脳裏にまたしても都合の良い妄想が浮かんできた。





「ありがとう綾波、助かったよ」

「怪我はない?」

「うん、大丈夫これも綾波のおかげだよ」

「シンちゃんの為だもの、体を張って守るわ」

「いいや、もう守らなくても良いよ」

「えっどうして?」

「今度は僕が綾波を守る番だ」

「?」

「綾波、結婚しよう。そうすればずっと君を守れる」

「シンちゃん・・・」

「綾波、結婚してくれるね」

「うん・・・」




な〜〜〜んて事になったらどうしよう〜〜?いいえこれは絶対になるわ、シンちゃん今助けるわ・・・ね、あれ?

 妄想世界から戻っていざシンジを助けようと前方を見たら襲われている場面ではなかった。

どうして、喋りながら歩いてるの?襲われていたのに?

 シンジと女性はレイからかなり離れており、二人で楽しそうに喋りながら歩いていた。

ん?あの横顔、どっかで見たことあるわ・・・あ〜〜〜!!!あの人は以前シンちゃんをたぶらかそうとした霧島マナ!生きていたの?

 茶色のショ〜トヘアに誰もが元気になる笑顔、霧島マナである。マナが街を出て行ったのを知っているので驚いた。

むむむむ、私のシンちゃんに手を出すなんて許せないっ、あっ肩が触れ合っている

 楽しく喋り菜が歩くシンジとマナ、時折二人の肩が触れ合いそれがレイには腹立たしい。

私の私のシンちゃんに・・・殲滅ね

 赤い瞳に炎が宿り目標マナを射程距離に確認、足音を殺してダッシュで近づいていく。

ぬおおおお!!!とええええっ!!ジャンピングクロスアタック!!

 ジャンプ一番、手を十字にクロスさせマナの後頭部目掛けて急降下するが・・・

「はっ殺気!」

 戦自にいたマナ、殺気を感じると素早く身をかわすと即座に体勢を構えた。

「美少女で可愛くて元気でおしとやかで心優しい私を狙うなんてあなたは誰?」


「・・・マナ自分をよく言えるね。綾波は何をやっているの?」

 マナの発言におもわず突っ込むシンジであった。

私のシンちゃんに手を出す悪い輩は殲滅するんだからね!

「えっ綾波さんってあの綾波さんなの?」

 マナは驚いた、以前会った時は物静かで無口であったが今目の前にいるレイは大声を張り上げ自分にビシっ指を突きつけている。

そう、私はシンちゃんの恋人レイちゃんなのだ!シンちゃんに近づくと殲滅するわよ!

「ねえシンジ、綾波さんどうしたのガラリと性格が変わっているんだけど、頭を打ったとか?」

頭なんか打っていないよ〜〜この性格なの!

「そ、そうなの・・・」

 しかし以前の性格が記憶に残っており、どうもしっくりこないマナであった。


「アスカ大変大変」

「なに?どうしたのよ」

「あのあのあの〜〜〜〜・・・ってなんだっけ?」

「ガクッ!アンタねえ〜〜いきなり来て忘れてんじゃないわよ」

「えへへ、ごめんごめんえとね、そう思い出した、あの霧島マナちゃんが帰ってきたのよ」

「何ですって?あの鋼鉄娘が?」

「うん、生きていてみたい。アスカはSAL娘だね」

「一言多い!」

「いいじゃんいいじゃん、お約束だから」

「何がお約束よ、いっぺん死なないと直らないようね」

「私が死んでもかわりは・・・いや〜〜〜死にたくない〜〜〜!」

「あ〜あ逃げていったわ、本気にするなんてへっぽこねえ。でも鋼鉄が出てくるなんて、うかうかしていられないわ」


 マナちゃん登場、元気なレイちゃんに加え元気なマナちゃん賑やかになりそうですね。

 シンジ君争奪戦?の決着はどうなるのでしょうね。
 
 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


さんじゅうきゅうわ しょうげきもくげき よんじゅういちわ にたものどうし

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