EVA CHANGING
よんじゅういちわ
にたものどうし
(シンちゃんかえろ)
「うわっ」
シンジの腕を強引に自分の体にくっつけるとマナを無視して葛城家に向かい始める。
(むっ綾波さん)
マナはレイの行動に少し腹を立てると仕方なく二人の後ろをついて行くが。
キラ〜〜ン
突然マナの瞳が輝き、常人には見えない動きを繰り出した。
「きゃっ」
「うわっ」
レイを押しのけると今度はマナがシンジの腕を自分の手にまわし体を密着させた。
「な、なにするのよ〜〜〜〜」
「あら〜〜〜ごめんなさい、シンジの腕が空いていたからね〜〜〜ほほほほほ」
「む〜〜〜」
手の甲を頬に持っていきお嬢様笑いをするマナが腹立たしい。
(私だって、私だって〜〜〜〜!!)
「とう」
ごんっ!
「ぐえっ」
後頭部にジャンピングクロスアタック、隙ができていたのか直撃である。
「あ、綾波さん何をするの痛いじゃないの」
「私〜?私なにもやってないよ、空から何か降ってきたんじゃないの?」
口笛を吹きシラを切るが誰に聞いてもレイがやったと答えるであろう。
「バレバレなのにシラを切るなんて良い度胸しているわ、やるわね綾波さん」
「ふふふふ、いままでの私と思わないでよね。私は美少女レイちゃんなのよ、いざ勝負!」
「望むところよ」
互いに間合いを計るとファイティングポ〜ズを取り戦闘態勢に入る二人。
(へえ〜〜二人って仲が良いんだなあ)
勘違いしているシンジ、二人が仲が良いように見えている。
(綾波とマナかあ〜〜〜ふ〜〜〜ん、あっ)
二人を交互に見るとある事に気が付いた。
「綾波とマナってさ〜〜なんだか雰囲気が似ているね」
(えっ?私とマナちゃんが似ているの?)
(そうなのかな?私と綾波さんって似ているのかな?)
互いに全身を見ていく二人、隙ができないようにファイティングポ〜ズはとっている。
(・・・そういえば)
(・・・そうね)
((キャラが被っている・・・))
共に元気な二人、ショー〜トヘアに声質も似ているので誰が見ても似ていると答えるであろう。
「確かにアンタとマナって似ているわね」
「似てなんかないよ〜〜全然違うもん、私の方が可愛いもん」
「可愛いって、自分のことをよく言えるわね」
「アスカだって言ってるじゃない、美少女って。へっぽこSALなくせに」
「アンタいっぺん死んでみる?」
「おおうっ冗談だよ冗談」
「アタシは本気よいつでも地獄への切符を用意してあげるわ」
「こ、恐い・・・」
「それにしても五月蝿いのがまた一人増えるわね、邪魔なのにどうして登場するのかしら?」
「それはね、聞きたい?」
「何、知っているの?」
「知っているよ、なんてったって可愛い美少女レイちゃんだもん」
「あっそう、さっさと言いなさいよ!」
「ど、どうして怒っているの?」
「さあね、何かしら無いけど腹立たしいわ」
「怒りっぽいなあちゃんとカルシウムは取っているの?」
「取っているわよ、さっさと言いなさい!」
「取ってないなあ、じゃあ言うよ」
「何よ?」
「それは・・・」
「それは?」
「ひ・み・つぅ〜〜〜簡単に言えないよ〜〜〜じゃあね〜〜」
「あ、こら待ちなさい〜〜〜待て〜〜〜!」」
レイちゃんとマナちゃん、二人が似ているのは当然ですね。流石シンジ君気がつきました(笑)
同じキャラは二人も要らない?シンジ君争奪戦から主役争いへ発展か?
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
よんじゅうわ かのじょのなは よんじゅうにわ じょゆうレイちゃん
EVA CHANGING よんじゅういちわ にたものどうし