EVA CHANGING

よんじゅうななわ

たのしい?おひる

 キ〜〜ンコ〜〜ンカ〜〜ンコ〜〜ン!!

「やっと終わったわね」

 午前の終わりを告げるチャイムが鳴った。

よっしっ!ごはんごはん♪

「なっ・・・アンタねえ気絶しているんでしょうが」

 アスカの攻撃により気絶していたレイはチャイムを聞くと速攻でベッドから跳ね起きた。

今は気絶よりご飯なの、乙女のお腹は空くのよ

「へえ〜〜〜便利な身体ねえ〜〜羨ましいわ」

へへへ〜〜羨ましいでしょ

「・・・」

 嫌味で言ったのだがレイには通用しなかった。

「さあてパンを買いに行こうっと」

「今日はお弁当じゃないの?」

朝ちょっとバタバタしちゃってね作る時間が無かったの、先に教室行ってて

 保健室を出るとアスカは教室へレイはパンを買いに購買部へ向かった。





「あ、アスカ、綾波の様子はどうなの?」

 教室に向かっている途中にシンジがやって来た。

「元気一杯よ、今パンを買いに行ったわ」

「へえ〜〜元気だね」

「異常なほどの元気よ、戻りましょう」

「うん」





「はいアスカ」

「ありがと」

 いつものようにシンジ特製のお弁当を受け取るアスカ、それを見つめる羨ましい視線がある。

「アスカ良いわね〜〜シンジのお弁当で私なんかコンビニの弁当よ」

 マナである、アスカの持っているお弁当を羨ましく見ると呟いた。

「へっへ〜〜〜んだ、頭が高〜〜い控えよろう〜〜〜」

 腰に手をやりお弁当を高々と上げると自慢するアスカであった。

おまったせ〜〜〜

 どんっ!

うげっ

 レイが両腕にパンを抱え走って戻ってきた。そしてブレ〜キをかける為にアスカに体当たりして止まった。

「やあ綾波もう大丈夫みたいだね」

うんっシンちゃんの愛で復活〜〜〜

 ゴゴゴゴゴゴゴ

 ガッツポ〜ズで復活をアピ〜ルする後ろから不気味な擬音が聞こえ始めた。

 ガシッ

うっ・・・い、いたい

「レ〜〜〜イ」

 アスカがレイの頭を後ろから鷲掴みにして低音で唸った。

「アタシにぶつかっておいて謝りもしないの〜?」

ア、アスカ居たんだ、見えなかったよ・・・痛い〜〜〜

「ほほう、天才美少女の姿が見えないとは目が悪いようね」

 ぎゅうううう〜〜〜

うひ〜〜〜

 アスカの握力が更に強まっていく。

「このまま握りつぶしてやろうかしら?」

「ア、アスカその辺でやめないと綾波さんが死んじゃうわよ」

「ヒカリ邪魔しないで、今息の根を止めとかないといけないわ」

 クラスメ〜トの危機に委員長であるヒカリが助けに入るが今のアスカには通用しない。

う・・・うぎゅう〜〜〜シンちゃん助けて〜〜〜ってシンちゃん?

 レイは助けてもらう為に名を呼んだがシンジの姿はどこにも無かった。

「シンジなら霧島と出て行ったで〜〜」

「「えっ?」」

 アスカとシンクロして叫ぶレイ、どうやらマナに抜け駆けされたようである。

むう〜〜〜私のシンちゃんを盗るとはマナちゃん!許せないわよ〜〜〜

「ちっ、あの鋼鉄〜〜〜探し出してスクラップにしてやる〜〜」

 高速で教室を出る二人、後には土煙が舞った。


「お昼ごはんの前にやっておく事があるわね」

「そうね」

「おっ今日は珍しくアスカと意見があうわね」

「あったり前でしょ、アイツを何とかしなきゃね」

「そうそうアイツ、アスカを懲らしめとかないとね」

「こらっ何でアタシなのよ?」

「え?アスカじゃないの」

「アンタねえ〜〜」

「冗談よ冗談、マナちゃんを探さないとね」

「そうあの鋼鉄!絶対にとっ捕まえて殲滅してやるわよ」

「お〜〜恐い〜〜〜アスカが萌えているわ」

「ちょっと字が違うわよ、マナに萌えてどうするのよ」

「二人は愛しあっているでしょ?アスカ萌え〜マナちゃん萌え〜って」

「愛しあってなんかないわよ!まったくアタシをどんな目で見ているの?」

「こんな目」

「な〜〜んかだらしの無い目ねえ〜〜。おっとこんな事している場合じゃないわ、マナを探しに行かなくちゃ行くわよ」

「うん、早く見つけないとシンちゃんの貞操が危ないもんね」

 元気に復活のレイちゃん、可憐な乙女はよくお腹が空きます(笑)

 折角シンジ君と一緒に食べようと思ったら・・・マナちゃんに誘拐されていましたね(笑)

 レイちゃんとアスカちゃん果たしてどちらが早く二人を見つけられるでしょうか?
 
 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


よんじゅうろくわ ほけんしつのあい よんじゅうはちわ ふたりだけのじかん

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