EVA CHANGING

ごじゅういちわ

あたたかい

シンちゃんシンちゃんシンちゃ〜〜〜ん!!

「ん、どうしたんだい?」

 シンジがネルフの通路を歩いていると後からレイの声が聞こえた。

シンちゃんあのね、いいものあげる

「いいもの?」

うん、これ〜〜

 レイは背中に隠し持っていた袋をシンジに見せた。

「なんだいこれ?」

肉まんなの一緒に食べよう

 袋を開けると中にはほかほかと湯気を立てている肉まんが入っていた。

「うわ〜〜美味しそうだね」

うん、とってもと〜〜ても美味しいの

 二人は近くの休憩所に向かった。



「飲み物は奢るよ、何が良い?」

 シンジはポケットから財布を取り出し小銭を自販機に入れた。

ええとね〜〜ココア〜〜

「ココアだね」

 ボタンを押すとココアの缶が出てきた。

「はい」

ありがと〜〜

「僕はコーヒーにしよう」

うわ〜〜コーヒー飲むんだシンちゃんおっとな〜〜

「ふふ、大人じゃないよ。砂糖入りだからね」

 シンジは微笑んだ。

食べよう、いっただきま〜す

 レイは口を大きく開けて肉まんにかじりついた。

ん〜〜〜〜美味しい、ホッペがとろけちゃう

「うん美味しいね」

 シンジも一口、肉汁が口の中で広がっていく。

もぐもぐ、もぐもぐもぐもぐ〜〜〜美味しい〜〜

 美味しくて夢中で食べる、すぐに全部食べてしまった。

ごちそうさま〜〜

「食べるの早いね」

 シンジはまだ半分しか食べてない。

だって美味しいんだもん

「ふふ、そうだね」

 レイはココアを飲み干すと満足してひと時を過ごすのであった。


「ちょっとアタシが登場していないじゃないのよ」

「だってここはシンちゃんと私のラヴラヴワールドだもん、アスカは用なし!」

「むき〜〜用なしってなによ?美少女はどこでも登場するものなのよ」

「美少女は私だけで十分、二人もいらないよ」

「天然が何言っているのよ、むかつくわね〜〜それに肉まん!アタシの分は?」

無いよ、シンちゃんと私の二個だけ」

「どうしてアタシの分がないのよ」

「だって登場してないもん」

「登場してなくても食べたいのよ!それにアンタ、肉食べられるの?」

「食べられるよ、美味しいものを食べないなんてもったいないもん」


「くう〜〜〜肉まん食べたい・・・ぎゅるるるる〜〜」

「あ〜〜お腹が鳴ってる」

「い、いいじゃないお腹が空いたんだから」

しょうがないなあ私が肉まん奢ってあげる」

「本当?サンキュ〜〜」

 二人で食べる肉まんは美味しいでしょうね。ほっかほかの肉まんはジューシーです(^^)

 アスカちゃんに見つからなくて良かったかな(笑)
 
 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


ごじゅうわ つめたい ごじゅうにわ せくし〜に

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