EVA CHANGING
ごじゅうにわ
せくし〜に
デパ〜トの水着売り場に美少女が二人水着を選んでいた。
「どれがいいかな〜?」
一人はレイ、ちょっぴり大胆にビキニを選んでいる。
「あんまりいいのがないわね」
もう一人はアスカ、デザインに不満があるのか首を傾げていた。
「アスカは何にするの〜?」
「う〜〜ん、どれもパッとしたのがないのよね」
「そうなの?」
「ええ、アタシの脳天を貫くような刺激がある水着が無いのよね」
「刺激がある水着?あっ!あっちにあったよ」
「えっ?本当」
レイは水着売り場の隅を指差した。
「本当、稲妻が貫いちゃうわよ」
「よしっ見に行くわよ」
「うん」
二人は水着売り場の隅に向かった。
「・・・レ、レイ」
水着売り場の隅、アスカはレイが言った水着を見てコブシがプルプルと震えていた。
「ねっ刺激的でしょう〜雷が落ちちゃったでしょう」
「どうしてスク〜ル水着が刺激的なのよ!」
売り場の隅はスク〜ル水着コ〜ナ〜であった。
「その手の人種には刺激的じゃない、萌え〜〜って叫ぶわよ」
「そんな人種に刺激与えなくていいのよ!」
「そう〜〜?シンちゃんも案外その人種かも」
「えっ?」
アスカの怒りが一瞬止まった。そしてスク〜ル水着を真剣に見始めた。
(そ、そう言えば良いかも・・・)
そして手にとって・・・
(でもプ〜ルに着ていくのにはねえ〜)
買おうか買うまいか悩んだ。
「ねえレイ・・・って」
意見を聞こうとして振り向いたらレイの姿は無かった。
「ふっふっふ、スク〜〜ル水着なんて学校で着ればいいのよ。シンちゃんを悩殺するにはビキニ!そして白!透けそうで透けないギリギリがいいのよね」
レイはニヤリと口を歪めると白のビキニを手に取った。
「こ、これでシンちゃんと・・・」
頭にはすでにシンジとのラヴスト〜リ〜のシナリオが完成されている。
「ふっふっふ、アスカはお邪魔虫よ!」
「誰がお邪魔虫よ〜〜!」
ゴンッ!
「ぐえっ!」
不意打ち、アスカのストレ〜トがレイの後頭部に決まった。
「レ〜〜イ、アンタ騙したわね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「だ、騙してなんかないよ・・・」
「ふ〜〜ん、騙してないの?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「う、うん。アスカはスク〜ル水着が似合うかな〜なんて思ったりして〜〜」
「そ〜〜う、アタシはスク〜〜ル水着が似合うのね?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「うん!似合う似合う〜〜すんごく似合うよ」
「ありがと、そしてアタシはお邪魔虫なわけね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「お、お邪魔虫なんかじゃないよ。アスカが居ないとさびしい〜〜」
「ウソおっしゃい!!」
ゴンッ!!
「うげっ」
レイの頭部に怒りのゲンコツが落ちた。
「うう・・・いたいよ〜〜」
「まったく、危うく信じるところだったわ」
「そのまま信じてよ〜〜」
「あん?そんな事言うのはこの口か〜〜」
「あぎゃ〜〜」
アスカはレイの口を思いっきりつねった。
「今度言ったらその口接着剤で塞ぐわよ!」
「ふぁふぁあい」
レイは背中に悪寒を感じるのであった。
「アンタはそれを選んだの、なかなか大胆ねえ」
「ふっふ〜〜ん、せくし〜な水着でシンちゃんを悩殺するんだもん!」
「ふっ」
「あっ鼻で笑ったわね〜」
「ごめんごめん、幼児体形でせくし〜って言ったからつい笑っちゃったわ」
「む〜〜むかつく」
レイは頬を膨らませて怒った。
「セクシ〜ってのはアタシの様なナイスバディ〜に肌の露出が多い水着の事を言うのよ」
「そんな事ないもん」
「ふ〜〜ん、じゃあアタシはこの赤いビキニを買おうかな」
アスカは白いビキニが置いてあった隣の赤いビキニを手にとった。
「ビキニにするなんて真似しんぼ〜〜ダメ〜〜」
「良いじゃない、シンジに見せてどっちがセクシ〜か勝負しましょう」
「しょ、勝負・・・」
「あら自信が無いの?なら他の水着にしようかしら」
アスカの勝ち誇った顔がレイを見下ろした。
「う〜〜・・・わかったわ勝負よ!どっちがせくし〜か勝負よ!」
「ふふ決まりね、レジに行きましょう」
「負けないからね!」
「ふっふ〜〜ん」
気合が入るレイ、余裕のアスカ、二人はそれぞれの水着を持ってレジに向かうのであった。
「夏!夏がきたわよ」
「うん夏到来だね」
「夏といえば?」
「夏といえば?」
「海水浴!」
「海水浴!海の家〜とうもろこしが美味しいよね」
「美味しいわよね、泳いだ後に食べるかき氷も最高よね」
「うん、そして水着ショ〜、今年もおおう!って言うような水着が観られるわね」
「おおう!って・・・アンタ女の子でしょう、興奮して危ないわよ」
「だって大胆な水着って女の子の私でもおおう!ってなるわよ」
「まあ確かに驚くわよね、アタシも挑戦しようかな」
「あ〜〜アスカは無理無理」
「どうしてよ?」
「だってお腹が出てる」
「逝ね!」
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜」
夏は水着の季節(笑)レイちゃんとアスカちゃんは水着のお買い物。
二人が買ったのは赤と白のビキニ、果たしてシンジ君はどちらを選ぶのでしょうか(笑)
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING ごじゅうにわ せくし〜に