EVA CHANGING
ごじゅうにわ
しろたいあか
「敵は赤毛猿!絶対に負けないわよ!」
出発前のレイは気合を入れた。
「このアイテムがあればシンちゃんは私にメロメロだわ」
机の引き出しを開けるとそこには小さな紙袋があった。
「これでアスカに勝てるわ、ふっふっふっふ」
勝利を確信するとバックを持ち家を出た。
「いざ出陣!」
自転車にまたがると葛城家に向かった。
レイが来る前、アスカは部屋で精神統一をしていた。
(今日の勝負は絶対に負けられないわ、レイになんか負けるものですか!)
瞳を見開くとベッドに置いてある水着を手に取り気合を入れる。
「勝つ!絶対にアタシが勝〜〜〜つ!」
背中から炎を燃え上がらせると部屋を出た。
「こんにちわ〜〜〜」
レイの大きな声が葛城家に響いた。
「来たわね」
声にアスカは玄関に走った。
「ふっよく来たわね、怖気ついて来ないと思ったわ」
「それはこっちのセリフよ、お腹が痛いから行かないって言うと思ったわ」
互いに自信満々である。
「やあ綾波いらっしゃい」
「あっシンちゃ〜〜ん、早く行こう」
「うん、行こうか」
プールに行こうと聞かされていたシンジもすでに用意をしておりネルフのプ〜ルに向かった。
「お〜〜誰も居ないわね」
「思う存分に泳げるわ」
ネルフのプ〜ルは貸しきり状態、三人は更衣室に向かった。
「レイ負けないわよ」
「それはこっちのセリフよ!」
更衣室での着替えからすでに戦闘状態、互いに火花を散らしながら着替えていく。
「ふふ勝ったわ」
「何がよ?まだ勝負は始まってないでしょ」
「貧乳ね、それじゃあアタシに勝てないわ」
「ぐっ・・・」
形の良い胸を突き出してレイに見せると勝ち誇った。
「この勝負始まる前から決まっていたわね」
「そ、そんな事ないもん。シンちゃんはこの胸が好きだもん」
アスカより多少は小さいレイは胸を隠しながら叫んだ。
(そんなのこの秘密兵器で・・・)
レイはバックから紙袋を取り出した。
「へ〜〜シンジって貧乳好きだったの?知らなかったわ」
「ベ〜〜だ!勝負はしてみないとわからないよ〜〜だ」
二人は着替えるとバスタオルを羽織って更衣室を出た。
「二人とも遅かったね〜」
シンジはすでに着替えて二人を待っていた。
「シンちゃん私達のどちらがせくし〜か選んで」
「えっ?」
「要するにどちらが色っぽいか選べばいいのよ、わかった?」
「あ、うん」
シンジに拒否権は無い、審査員決定である。
「レイ勝負よ」
「ええ」
二人は同時にバスタオルを投げ捨てた。
ド〜〜〜〜〜〜ン!!
「あ〜〜レイ!その胸は」
「ふっふっふ、シンちゃんど〜〜う?」
白いビキニにのレイ、胸はアスカより遥かに大きかった。
「お、大きい!」
「アンタパッドを入れているわね」
「何の事〜?シンちゃんどうかしら?谷間が凄いでしょ〜」
「う、うん」
アスカの抗議を無視して胸の谷間を両腕で作るとシンジに擦り寄った。
「こらレイ!何近寄ってんのよ」
「あら〜近寄るのは自由でしょ」
「あ、綾波〜〜」
レイのせくし〜攻撃にシンジは顔が真っ赤である。
「アタシだって。シンジ〜〜ほらほらこの水着どうかしらセクシ〜でしょ?この胸も見て〜貧乳の作り胸じゃ無くて本物よ」
「はわわわ」
アスカもシンジに擦り寄った。シンジは何故か前かがみである。
「作り胸はあっちに行ってよ、邪魔よ邪魔!」
「そっちこそ、無駄毛処理しているの?ほらシンちゃんお肌すべすべ〜〜」
「はううう」
レイの腕がシンジのお腹に密着した。
「無駄毛なんか無いわよ!シンジ極め細やかな肌はどう?」
「おううう」
後から抱きつかれアスカの胸が当たる。
「シンちゃんどっちがせくし〜?」
「あううう・・・」
「当然アタシがセクシ〜よね」
「私よ、ねえシンちゃん」
「おおおお」
二人に密着されてすでにオ〜バ〜ヒ〜ト、男として幸せの状態である。
「「さあどっち??」」
「ぴ・・・ピンク」
「「えっ?」」
シンジが指をさした方を二人は見た。
「うっふ〜〜〜ん」
「「げっ!!」」
「ミサトさん、せくしい・・・げふっ・・・」
ミサトが最小限隠せるピンクのビキニを着ていて立っておりシンジは指さした後気絶した。
「あらあらシンちゃんにはちょっち過激すぎたかしら」
「何でミサトがここに居るのよ?」
「葛城三佐仕事でしょ」
「んっふっふ〜〜セクシ〜勝負に加わりたくなってね、あんた達まだまだね。シンちゃんは私を選んだわ」
大人の余裕か髪をかきあげた。
「勝手に割り込んでこないでよ、シンジが気絶しちゃったじゃないの」
「シンちゃん!シンちゃん起きて〜〜」
二人はシンジを何とか起こして再勝負しようとしたが起きなかったのであった。
「んっふっふ〜〜まだまだねん」
「ミサトむかつく〜〜折角アタシが勝ったのに割り込んでくるなんて」
「アスカ勝ってないじゃない」
「アタシの勝ちだったのよ」
「私の勝ち、シンちゃんは私を見て気絶したんだもん」
「ミサトを見てでしょ」
「その前に気絶したわ」
「アタシが背中に抱きついた時に気絶していたの!」
「違う〜〜」
「違わないわよ」
「違う〜〜」
「アタシの胸にときめいて気絶したのよ、ふふシンジってウブだわ」
「そんな変な胸押し付けたら誰だって気絶するわよ」
「誰が変な胸よ!」
「アスカよ」
「ふん貧乳に言われたくないわ、もう少しおっきくなってから言いなさい」
「う〜〜むかつく〜〜」
「まあアタシの胸に近づくのは無理ね」
「どうしてよ?」
「アタシまだまだ成長しているもん、秘密だけど前より・・・増えたわ」
「げっそんなに」
「アンタどうなの?」
「私は・・・」
「ふっ言いたくないのね。この勝負アタシの勝ち〜〜」
「う〜〜むかつく〜〜」
勝者はミサトさん(笑)
レイちゃん対アスカちゃんの戦いは引き分けでしょうか、シンジ君は気絶してしまいましたからね。
レイちゃんとアスカちゃんは残念でしたがシンジ君にとっては嬉しい気絶です。
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING ごじゅうさんわ しろたいあか