EVA小説掲載600本目記念小説
EVA CHANGING AFTER STORY
シンジ・アスカの初デ〜ト(後編その1)
「うわ〜〜凄〜い」
初めて来た水族館、大きな水槽に沢山のお魚が泳いでるわ、気持ち良さそうね。
「あ、マグロが泳いでる」
「あれがマグロなの?」
「そうだよ、美味しいんだよね」
ふふシンジ君ったら男の子ね、見るじゃなくて食べる方に興味があるのね。
「でも高いからあまり買えないのよね」
「そうだね、ミサトさんのビ〜ル代をマグロ代に使っちゃおうよ」
「ふふ、そうね」
それは名案だわ、でもミサトさんが泣いちゃうからダメかしら。
「あっシンジ君あれ見てペンギンが泳いでいるわ」
凄いスピードだわ、ペンペンもあんなに早く泳げるのかしら?
「本当だ凄いね」
「ペンペンも連れて来れば良かったわね」
そしてら仲間がいて喜んだんじゃないかしら。
「そうだね、でもペンペンはお風呂の方が良いんじゃないかな」
「え?どうして」
「だってペンペンいつもお風呂に入ってゆっくりしているじゃないか、海水に入ったら寒くて風邪引いちゃうよ」
そうね、ペンペンはお風呂大好きだものね。
「ふふふペンギンなのに海水で風邪引くなんて困ったペンペンね」
「それに泳げなくておぼれるかも」
「そうねおぼれちゃうかもね」
ペンペンには悪いけど笑っちゃったわ。
・・・海にはいろんなお魚がいるのね、初めて見るお魚が沢山、シンジ君も驚いていたわ。
「ねえシンジ君」
「ん?なんだい」
「疲れちゃった、ちょっと休憩しましょう」
大きな水族館だから疲れちゃうわ、近くのベンチで休憩・・・実はシンジ君と一緒に座りたいだけで疲れていなかったりね、これはシンジ君にはナイショ。
「そこのベンチに座ろうか」
「うん」
この水族館は広いから流石に疲れちゃうね。
「飲み物買ってくるよ、何が良い」
喉も渇いていると思うから男の僕が買ってこなくちゃね。
「ええとね、オレンジジュ〜ス」
「オレンジだね、買ってくるから待っていてね」
「うん」
ええとパンフレットの案内を見て近くの自販機を探して・・・なんだ以外と近いや。
タッタッタッタ〜〜〜と走って三十秒で自販機発見。うんうんここは良心的だぞ、ジュ〜スが普通の値段だ。行楽地は自販機が高いところがあるけどここは普通の値段、うん気に入ったぞ。
ええとアスカはオレンジジュ〜スと僕は何にしようかな?・・・コ〜ラにしよう。
よし買ったぞ、アスカのところへ戻ろう。
タッタッタッタ〜〜〜オレンジは振っても良いけどコ〜ラはダメだ、振らないように走るのはかなり難しいよね。
「はい、お待たせ〜オレンジだよ」
「ありがとう、いただきます」
プシュッ
プルタブを開ける音が良いね。僕も開けるぞ。
ブシュ〜〜
「わわわ」
「きゃあシンジ君」
シマッタ、少し振っちゃったみたい。中身が少しでて顔にかかちゃったよ。
「大丈夫?」
「うん大丈夫だよ」
アスカがハンカチで顔を拭いてくれた。アスカの顔が間近にある、ちょっとドキドキ。
「走ってこなくても良かったのに」
「そうかい?待たせたらいけないと思って走ったんだ。そしたら少し振っちゃったみたい、まだまだ修行が足りないよ」
うん女の子を待たせたらいけないよ。
「ふふふ修行ってコ〜ラを持って走る修行なの?」
「そうだよ、これがなかなか難しいんだ、トウジがかなり上手いんだよね」
「へえ〜トウジ君が」
そうトウジに勝つ為にどこでも修行しないとね。
「あっアスカ、マンタが泳いでいるよ」
「わあ〜本当大きいわ」
目の前の大きな水槽にマンタが泳いでいたよ、僕もアスカも大きさにビックリしたな。
「優雅に泳いでいるわね」
「気持ちよさそうだね」
水の中をあんな風に泳いだら気持ち良いだろうな。
「そうだ、今度は泳ぎに行きましょう」
「泳ぎ、良いね〜〜」
泳ぎかあ、二人っきりでかな?ドキドキ?
「レイさんやミサトさんを誘ったら楽しいわよ」
「そ、そうだね」
二人じゃないのか、ちょっと残念だな。はあ〜〜
「シンジ君、ため息ついてどうしたの?疲れちゃったの?」
「う、ううん全然疲れてないよ、ほら元気元気ぃ」
ビックリした〜〜驚いた。
シンジ君なに張り切っているのかしら?この次は泳ぎに行くのね、楽しみだわ水着を買わなくちゃ。
「疲れは取れたかい?」
「うん、休んだから平気」
「そろそろ行こうか」
「うん」
ええとパンフレットには、この先には売店があるのね。ミサトさんにお土産買って帰らなくちゃ、それとペンダントも。
「シンジ君、この先にお土産屋さんがあるの、ミサトさんにお土産買って帰りましょう」
「そうだね、お小遣いを貰ったから買って帰らないとすねちゃうね」
ふふ、ミサトさんならありえるわ。体育座りして部屋の隅っこでいぢけているの。考えただけで笑っちゃうわ。
お喋りをしてたらすぐに着いたわ、何を買おうかしら。
「色々あるね、何にしようか?」
「そうね〜〜」
おまんじゅう・・・ありがちね。
「ほらお饅頭が良いんじゃないかな?」
「そう?他にも色々あるわよ」
「ミサトさんは何でも喜ぶよ、お饅頭をオツマミにビ〜ルを飲むんじゃないかな」
甘いおまんじゅうにビ〜ル・・・ミスマッチな組み合わせね。でもミサトさんが喜んでいる姿が見えるわ。
「そうね、この水族館限定うに饅頭にしましょう」
うに饅頭って言ってもうにが入っているわけじゃないのよね。ただうにの形なだけ。
「よしミサトさんのお土産は決まり、アスカは何かいらない?」
「アタシは・・・」
イルカのペンダントを買ってもらおう。
「これがいいわ」
「へえイルカかあ、可愛いねえ」
「そうでしょう、人気があるのよ」
「よしアスカはペンダントだね」
「シンジ君は何にするの?」
「僕は別にいいよ」
せっかく来たのに買わないの?
「それはダメ、そうだアタシとお揃いでイルカのペンダントね」
「あっうん」
ふふ、シンジ君と同じ〜〜嬉しいわ。
「それとペンペンにも買っていかなくちゃいけないわ」
ペンペンも立派な家族ですからね。
「ペンペンは何にしようか?」
「ええとね〜〜」
人間じゃないから何が良いか検討つかないわ。
「ペンペンにはクッキ〜が良いんじゃないかな?」
ペンギンの形をしたクッキ〜、喜ぶかしら?まあいいわこれで決まり。お会計をしましょう。
「はいアスカのぶんだよ」
「ありがとう、ねえ付けて」
「えっ僕が付けるの?」
「うん、お願いね」
アスカが背中を向いて髪を上げた、うなじが白くて色っぽい。ゴ、ゴクリッ!
「?どうしたの」
「い、今つけるよ」
う〜〜緊張するぞ・・・あっ手が首に触っちゃった。クンクン、アスカ良いにおいがするなあ。
「シンジ君?」
「あっはい、お、終わったよ」
「ふふ、ありがとう似合うかしら」
「う、うん似合うよ」
髪をなびかせて振り向いたアスカ、可愛い・・・ドキドキするよ。
「似合う〜?それだけなの」
「えっあ、ああ・・・か、可愛いよ」
「ありがとう、シンジ君にも付けてあげるね後ろ向いて」
「う、うん」
今度はアスカが付けてくれる、僕が後を向いて・・・ドキドキドキドキ。
あっアスカの手が僕の首に触った・・・ドキドキ。
「はい付けたわよ」
アスカの匂いが・・・ドキドキ。
「シンジ君」
アスカの声が・・・ドキドキ。
「シンジく〜〜ん」
アスカの・・・はっ!
「えっ何?」
「終わったよ〜〜」
「そ、そうなんだありがとう」
ふう〜〜驚いた、別世界に行っていたよ。
「ふふシンジ君も似合うわよ」
「ありがとう、おそろいだね」
ちょっとク〜ルを装ってキザに言っちゃった。
「うん、行きましょう」
また手を繋いで・・・ごく自然に繋いだぞ。これぞ付き合っているって証拠だな。
店をでて次はどこに行こうかな。
「これからどうしようか?」
「そうね、もうすぐお昼だからご飯にしましょう」
「うん」
そういえばお腹が空いてきたなあ。水族館にあるレストランでご飯だ。何を食べようかな?
このSS(リレー小説&投稿SS&CGに付けたSSを除く)で600本目です(^▽^)
水族館に来たシンジ君達、ラヴラブしていますね(笑)
お土産でアスカちゃんはイルカのペンダントを買ってもらいましたね、シンジ君と一緒・・・ラヴラヴだあ。
お昼は何を食べるのでしょうか?
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION EVA CHANGING AFTER STORY シンジ・アスカの初デ〜ト(後編その1)