666,666HIT記念小説
EVA CHANGING AFTER STORY
シンジ・アスカの初デ〜ト(中編)
「か、可愛い・・・」
「やだっシンジ君、恥ずかしいこと言わないでよ」
アスカを見た僕の素直な感想だ、初めて出会ったときに着ていた黄色のワンピ〜スを着ている。
「わお〜〜〜シンちゃん、早速愛の言葉とはこのこの〜〜〜」
「ミ、ミサトさんやめてくださいよ」
ミサトさんに頭を小突かれからかわれた、本当に素直に出た言葉なのに・・・アスカ初めて出会った時よりも可愛く見えるや。
「それよりシンちゃん」
「何ですか?」
「その格好よ〜TシャツにGパンなの〜?買い物に行くんじゃないんでしょ、デ〜トよデ〜ト!もう少しオシャレをしなさい」
そんな事言ったって服持って無いから仕方ないでしょう。
「いいのミサトさん、シンジ君その格好似合っているわ」
「ありがとうアスカ」
ううっアスカは優しいな、思わず目頭が熱くなるよ。
「わお〜〜〜さっすがアスカ!愛するシンちゃんは何を着てもカッコいいわよね」
「「ミ、ミサトさんっ!!」」
おもわずユニゾン、僕もアスカも真っ赤になっちゃった。
「ア、アスカ、行こう」
「う、うん」
これ以上居たらもっとからかわれるから逃げようっと。
「シンちゃん、ちょい待ち」
「?何ですかミサトさん」
ミサトさんが僕を手招きした、何だろう?
「お小遣いよ」
ミサトさんがそっと手にお金を握らせてくれた。
「いいですよ、持っていますから」
「良いの良いの、私からのプレゼントよ。これで楽しいデ〜トを満喫しなさい」
「ミサトさん・・・」
なんだか今日のミサトさん、普段より優しく見えるぞ。
「さあ行ってきなさい」
「はいありがうございます、行ってきます」
さあて今日は楽しむぞ〜〜〜
「シンジ君、ミサトさんに呼び止められてたけどどうしたの?」
家を出て駅へ向かって歩くアタシ達、いつも歩く道だけど今日は楽しいわ。
「お小遣いをくれたんだ」
「へえ〜〜珍しいわね」
「うん、びっくりしたよ。これでお金の心配は無いよ」
「いくら貰ったの?」
ミサトさんいくら持っていたのかしら?
「三万円だよ、ミサトさんよく持っていたよね」
「三万円も?銀行強盗でもしたのかしら?」
「はは、そうだねミサトさんなら有りえるね」
ミサトさんいつもお金が無いって言っているのによく持っていたわね。
「今日はどこに行くの?」
ええとお寿司に行った時に話したから、多分遊園地かな。
「今日は・・・どこに行こうか・・・」
シンジ君、言葉が出てこない。遊園地じゃないの?もしかして忘れているの?
「決めてないの?」
「え、いやその・・・き、決めているよ。そうだ水族館!水族館に行こう」
水族館・・・遊園地じゃないの?そう言えば待っている時、水族館のCMが流れていたわ。
「水族館じゃ駄目?」
「ううん、そんな事ない。行きましょう」
水族館でも遊園地でもシンジ君と一緒ならどこでも良いわ。
緊張していてどこに行こうかすっかり忘れてた〜〜〜あ〜〜〜焦っちゃったよ、でもちょど水族館のCMを思い出したから良かったよ、あ〜〜良かった。
取りあえず駅から水族館行きに乗れば一安心だ。
・・・
・・・
・・・駅に近づくに連れて人通りが多くなっていく、いつもと変わらないんだけど何だかカップルが多いなあ。
・・・
・・・
・・・
・・・みんな手をつないだり腕を組んだりしている。僕とアスカは・・・
「ん?シンジ君どうしたの?」
「な、何でも無いよ」
普通に歩いているだけ、これじゃあ普段と変わり無いや。やっぱり手を繋いだ方が良いのかな?
「ア、アスカ」
「なに?」
「・・・い、いや何でも無い」
「?へんなシンジ君」
こういう場合は『手を繋ごう』って言わないでさり気無く繋ぐのが良いよな・・・多分。ようし〜
ぎゅっ
「あっ」
アスカやっぱり驚いた、僕も驚いているけどね。
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
それから駅までずっと無言のまま、僕もアスカも顔真っ赤で何話して良いかわからなかったからね。あ〜〜〜緊張して汗が流れてくるよ。
「ええと水族館まではと・・・」
駅に着いて水族館まではいくらかな?400円かけっこうするなあ〜、でもミサトさんからお小遣いを貰ったから問題無し!
「切符買ってくるね」
「あっお金」
「良いよ買ってくるから」
アスカに出させるなんて駄目だよね、ここは男の僕が出さなくちゃ。切符を二枚買ってっと。
「はいアスカ」
「うん、ありがとう行きましょう」
あっ、今度はアスカから手を握ってくれた。ちょっと恥ずかしいけどまあいいや。
ドキドキドキドキ
きゃっシンジ君の手の握っちゃった、顔真っ赤になってないかな?なんだか照れちゃうわ。でも冷静を装って水族館行きの電車に乗ろうっと。
電車がすぐに来てナイスタイミングだったわ、そんなに混んでもないし二人並んで座れるわね。
二人並んで・・・並んで・・・シンジ君と並んで・・・シンジ君と・・・触れ合う肩・・・肩が触れ合う・・・きゃ〜〜〜恥ずかしいわ。
「?アスカどうしたの」
「な、何でも無いわ。ほ、ほらいい天気ね」
「そうだね」
あ〜〜〜びっくりした〜ちょっと妄想に走っちゃった。
それから日常の事を話したらすぐに着いちゃった。シンジ君と一緒に居るとすぐに時間が経っちゃう。
「着いたわ、降りましょう」
「うん」
駅からすぐ近くにある水族館、雑誌で読んだけどデ〜トスポットでも有名らしいわ。なんでもイルカの形取ったペンダントが人気みたい、アタシも買ってもらおうかな。
「中に入ろう、入場券を買ってくるよ」
「うんっ」
お金の心配はしなくて良いから助かるわ。いつもデ〜トの時ミサトさんがお小遣いをくれたら良いんだけどそれは無理ね。
「はいアスカ」
入場券を貰って・・・
「入りましょう」
またさり気無くシンジ君の手を握って・・・
「あっうん」
うふふ、シンジ君また驚いているわ。アタシも少しはドキドキしているけどもう慣れちゃった。これで少しは恋人らしく見えるかしら?
666,666HIT突破しました(^▽^)
555,555HITの続きです。デート代はなんとミサトさんが出してくれました(太っ腹)流石お姉さんなだけありますね。
遊園地のはずが何故か水族館に行くことに、でも二人一緒ならどこへ行っても楽しいでしょう。
シンジ君、ちょっと緊張しながらもアスカちゃんと手を繋いで・・・初々しいラブラブです(^^)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION EVA CHANGING AFTER STORY シンジ・アスカの初デ〜ト (中編)