EVA小説掲載700本目記念小説
EVA CHANGING AFTER STORY
シンジ・アスカの初デ〜ト(後編その2)
ぐうう〜
おおうっ、朝から緊張の連続だったからお腹が鳴ってしまったよ。
「あ〜シンジ君お腹すいたのね」
「聞こえちゃった?」
「うん、もの凄くお腹空いている音が聞こえたわ」
聞こえちゃったか、恥ずかしいなあ。
「お昼ごはんはどこで食べるの?」
「そうだな〜〜」
水族館のパンフレットにはレストランも載っているぞ、結構店が多いなあ、どこにしようかな?
「アスカはどこで食べたい」
「アタシ?アタシは、ええと」
ドキッ
パンフレットは僕が持っていてアスカが横から覗き込んでいるから顔が僕の間近にある。ああ〜アスカの香りが・・・
ドキドキ、ドキドキ
「どこがいいかな?イタリアンレストラン、和食もいいかな〜迷っちゃうわね。シンジ君は何が食べたい?」
ドキドキ、ドキドキ
あ〜〜アスカが彼女で僕は幸せだなあ〜
「シンジ君?」
ドキドキ、ドキドキ
このまま天国に行きそうだ〜
「シンジく〜〜ん、聞いてる?」
「へっ?何」
「もうっ聞いてなかったの?シンジ君は何が食べたいの?」
ああっ別の世界に行っていたようだ、反省。でも頬を膨らませて怒った顔も可愛いぞ。
「ごめんごめん、ええと僕は・・・」
何にしようかな・・・あ、ここがいいかな?
「ここはどう?シ〜フ〜ドレストラン、水族館にピッタリじゃないかな?」
もしかして材料は水族館の魚だったりして。
「いいわね〜それじゃあここにしましょう」
「うん、行こうか」
「うんっ」
ええとレストランへの道は・・・この道をまっすぐか。よしっ、また手を繋いで歩くぞ。
ドキドキ、ドキドキ
う〜〜ん、まだ慣れないから緊張するね。
レストランへの道のり、シンジ君と手を繋いで・・・ラヴラヴカップルだわ。
「ねえシンジ君」
「な、なに?」
「右手と右足が同じに出ているわよ」
「あっ本当だ」
ふふ、緊張しているのがわかるわ。心臓の音が手を通じて聞こえてくるくらいドキドキしているわ。アタシもドキドキしているけどシンジ君は気づいてないわね。
「ねえシンジ君」
ちょっとイヂワルして上目遣いで見てみよう。
「な、ななななな何?」
ふふ、頬を赤らめているわ。
「名前を呼びたかっただけ〜」
「そ、そうなんだ」
ごめんね、いぢわるしちゃって。でも慌てるシンジ君が面白いんだもん。
あっレストランが見えたわ。
入り口に本日のおすすめメニュ〜が書いてあるわ、ええと・・・
「本日のおすすめはアサリとイカのスパゲッティ〜ね」
写真もあって美味しそうだわ。
「アスカはそれにするの?」
「どうしようかな〜中に入って決めましょう」
「うん」
メニュ〜表を見てから決めようっと。
「結構込んでいるわね」
「もうすぐお昼だからね」
でも座れて良かったわ、さあて何を注文しようかしら。
「僕はシ〜フ〜ドパスタ、トマトソ〜ス!」
海老やイカ、ホタテが入っているわね、美味しそう。アタシは・・・
「う〜〜ん迷っちゃうわね」
「沢山種類があるから目移りしちゃうね」
「でもシンジ君は決めるの早かったね」
もう光速だったわ。
「お腹空いているからね」
そうだったわ、お腹が鳴っていたもんね、アタシも早く決めないと。
「アタシはアサリとイカのスパゲッティ〜」
入り口で見た写真が忘れられないわ。
「二人ともパスタだね、それでいい?」
「うん」
「じゃあ注文しよう」
シンジ君が店員を呼んで注文したわ、後は待つだけ早くこないかしら。
注文して待っている間、アスカと向き合って座っている。
ドキドキ、ドキドキ
意識する前は一緒にご飯食べても向き合って座っても緊張しなかったのに、今は胸が高鳴っている。
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ
おお、おおお・・・心臓が爆発しそうだよ。
「シンジ君どうしたの?」
「な、なんでもないよ」
そんなに見つめられると僕は・・・
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ
僕は幸せです!
「シンジ君から買ってもらったこのペンダント、一生大事にするね」
「う、うん」
あああ、アスカの胸元が・・・
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ
もう死んでもいいです!いやダメだ!アスカが悲しんじゃう。
「シンジ君も似合っているわよ」
「そ、そうかな」
アクセサリ〜ってつけた事ないからわからないや。
「なにか男の僕がアクセサリ〜をつけるって抵抗あるな」
「シンジ君って古風なのね、今は男の子でもつけているわよ」
「そういえば街を歩いてると見かけるね」
「うん、シンジ君もおしゃれしてもっと沢山つけてみたら」
「僕はいいよ。アスカがつけたほうが良いよ」
アスカの方が似合うし・・・
「か、可愛いからね」
「やだっ!シンジ君ったら」
キザな事言っちゃったぞ。アスカも不意を食らって頬が真っ赤だ。おっと話をしていたら料理が来たぞ。
ビックリしたわ〜シンジ君ったらキザな事言って・・・でも嬉しいわ、ありがとう。お料理が来たから食べましょう。
「美味しそう〜」
「シ〜フ〜ドが新鮮だね」
「本当、お腹が鳴っちゃうわ」
「「いただきま〜す」」
パクッ
「美味しい〜」
醤油ベ〜スのソースがシ〜フ〜ドにマッチしているわ。
「美味しいね」
シンジ君、凄い勢いで食べている、よっぽどお腹が空いていたのね。
「あっシンジ君」
「ん、何?」
「口の周りがソ〜スだらけよ」
拭いてあげないとね。これは彼女であるアタシの役目。
「はい、綺麗になったわよ」
「あ、ありがとう」
ちょっと照れくさかったかしら、耳が赤くなるのが自分でもわかったわ。
「シンジ君、アサリを食べてみる?美味しいわよ」
「うん」
「はい、あ〜〜んして」
アサリをフォ〜クにさしてあ〜〜んよ。
「えっ?自分で食べられるよ」
「ダ〜〜メ、はいあ〜〜ん」
恋人同士なんだからね。
「う、うん、あ〜〜ん・・・パク」
「美味しい?」
「うん、美味しいよ」
「よかった」
今度はアタシの番よ。
「シンジ君、海老を食べてみたいわ」
「良いよ」
「アタシもあ〜〜ん」
「ええっ!」
大げさに驚く事なのかしら?
「あ〜〜んしてくれないの?」
「は、恥ずかしいよ」
「してくれないの?」
ちょとウルウル・・・涙がでちゃうわ。
「わ、わかったよ。は、はいあ〜〜ん」
「あ〜〜ん・・・パク」
ふふ、またいぢわるしちゃったわね。
「美味しい?」
「うん美味しいわ」
二人でご飯、あ〜〜んってすると恋人同士って実感するわ。楽しい時間は過ぎていくわ。
ご飯を食べてお腹いっぱい、さあこれからどうしようかな?
「シンジ君、イルカのショ〜があるみたい」
「本当だ、何時からかな?」
パンフレットには午後一時からって書いてある。
「見に行きましょう」
「うん、行こう」
また手を繋いでショ〜があるところに行くぞ。
「うわ〜〜沢山居るわね」
「そうだね」
すでにベンチが沢山埋まっていたぞ、前の方で見たかったけど後しか空いてないや。
「あそこが空いているわ」
「うん」
ちょっと水槽から遠いけどいいかな。近くだと水飛沫がかかるからね。
でも水飛沫がかかって濡れた洋服・・・
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ
あ〜〜煩悩が〜〜〜
「シンジ君どうしたの?」
「イルカがアスカで水が洋服が」
ああっ僕は何を言っているんだ。
「あ〜〜今エッチな事考えていたでしょう」
「か、考えてないよ」
「ウソ、水飛沫でアタシの服が濡れたところを考えていたでしょう〜」
ギ、ギクッ
「えっちなのはいけないと思いま〜〜す」
ど、どうしてわかったんだろう?
「シンジ君の考えそうなことだもん、わかるわよ」
僕って単純?
「ふふふ、さあ始まるわよ」
おっと、そうだった。さあ始まるぞ。
イルカが芸をしているわ。飛んだり、輪をくぐったり、よく訓練されているわね。ペンペンも練習すればできるかしら。
バシャ〜〜ン
きゃ、水飛沫、でも大丈夫。後だから飛んでこないわ。シンジ君は残念そうだけどね。
「アスカ凄いね」
「うん」
シンジ君夢中になっているわ、男の子って子供なのね。
「凄い凄い、イルカって凄いんだ」
「本当ね、イルカは頭が良いって言うものね」
それに可愛いし、イルカに乗ってみたいわ。
バシャ〜〜ン
また水飛沫、前の方はびしょ濡れね。
「泳ぐスピ〜ドが速いね」
「ペンペンとどっちが速いかしら?」
「イルカに決まっているよ、ペンペンはノンビリしているからね」
そうね、ノンビリしているから大差で負けちゃうわね。
「うお〜〜凄〜〜い」
シンジ君凄いの連発ね。見に来てよかったわ。
「あ〜〜もうお終いか」
楽しいからすぐに時間が過ぎちゃうわね。
「凄かったね」
「うん、今度は一番前で見ようね」
「あっうん」
あっ!ちょっと頬が赤くなった。
「またえっちな事考えたでしょう〜」
「か、考えてないよ」
「えっちなのはいけないと思いま〜す。ちゃんとカッパを着るから残念だけど安心してね」
濡れないように100円でカッパが売ってあるのよね。
「・・・」
「今残念って思ったわね」
「お、思ってないよ」
「ウソついてもばれるわよ」
ふふふ、シンジ君はすぐに顔にでちゃうのよね。
さあてこれからどうしようかしら?
このSS(リレー小説&投稿SS&CGに付けたSSを除く)で700本目です(^▽^)
水族館でお昼ご飯は海の幸、二人ともラヴラヴな食事です。
その後のイルカショーでシンジ君、いけないぞ(^^;)えっちい事を考えては(笑)でもアスカちゃんにはお見通しですね。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION EVA CHANGING AFTER STORY シンジ・アスカの初デ〜ト(後編その2)