840000HIT記念小説

リツコおかあさんシリーズ

9 years after

14-3

 

 キ〜ンキ〜ンカ〜〜ンコ〜〜ン!

 グウウウウ〜〜

 おわっと、四時間目の終わりと同時にお腹が鳴っちゃった。恥ずかしい〜〜誰にも聞かれていないかな?チャイムで聞こえていなかったよね。

「レイちゃんはお腹が空きました〜〜〜」

 おわっ、聞かれてた。それも一番マズイのに。

「いいじゃないのよ、お腹空いたんだもん」

「うんうん、お腹が空く事は良い事だぞ、さあてパンを買ってこようっと、屋上で食べよう」

「うん、先に行っているね」

 マナは猛ダッシュでパンを買いに行ったわ、相変わらず足が速いわねえ、パンを買いに行く為に鍛えられた脚力ね。

「マユミ〜屋上に行こう」

「あっはい」

 マユミは慌ててバックからお弁当を取り出したわ、私もお弁当を取り出してっと屋上へ・・・その前に・・・

「あれ?ムサシとケイタ君は?」

「二人ならチャイムと同時に出て行きましたよ」

「ふ〜〜ん」

 パンを買いに行ったのかな?早く行かないと人気があるパンは売り切れちゃうからね。まあいいや屋上に行こうっと。






「二人とも遅〜〜い」

 早っ、屋上にはマナが居たわ、もうパンを買ってきたのね。

「マナが早すぎるのよ、ギネスに載るんじゃないの?」

「そうですね、流石はマナさんある意味尊敬します」

「むっある意味ってどういう意味?」

「べ、別に意味はありません」

 マユミ困っているわ、言ったのはいいけど対応が下手ねえ。

「勉強以外が優れているのよねえ、マ・ユ・ミ」

「レ、レイさん」

「む〜〜二人とも私をそういう風に思っていたんだ」

「ち、違いますよ。足が速いのが羨ましくて・・・私は足が遅いから・・・そのあの」

 確かにマユミは遅いもんね。マユミからすれば羨ましいわね。

「うんうん、羨ましいの?照れるわねえ〜〜」

 マナったらすぐに有頂天になっている単純ねえ。

「お腹空いたから食べよう」

「おっとすっかり忘れていたわ、レイが餓死しないうちに食べよう」

 餓死なんかしないよ〜〜だ。

 さあて楽しいお昼ご飯、今日のお弁当はっと。

「わお〜〜〜美味しそう」

 ハンバーグに卵焼きにたこさんウインナ−だ、おかあさんありがとう。

「本当美味しいそうね、レイのお母さん料理得意だもんね」

「うん、すっごく美味しいよ」

 自慢したくなるくらい美味しいのよねえ、シンジお兄ちゃんとどっちが美味しいかって言われたら・・・やっぱりおかあさんかな。

「おっマユミのお弁当も美味しそうね」

 マナの目線がマユミにお弁当に釘付けだわ。

「そ、そんな事ないです」

 そんな事あるわ、マユミは自分で作っているから凄いわね。私も作ったことあるけど・・・ごほんっごほんっと・・・おかあさんに料理教えてもらおう。

「そのウインナ−いただきっ」

「あ〜〜こら〜〜〜」

 一瞬のスキにマナが私のたこさんウインナ−食べちゃった。

「ん〜〜〜〜〜この歯ごたえ下触り、喉越し最高ね」

「何が最高よ、私のたこさんウインナ−返せ〜〜〜」

 三つ有ったたこさんウインナ−が一つなくなっちゃった。

「いいじゃんいいじゃん、減るもんじゃないし」

「一個減ったの〜〜」

「レイさん怒らないで私のかにさんウインナ−をあげますから」

「本当?」

「はい」

 マユミって優しいわね、誰かさんと大違いだわ。

「私にもちょうだい〜〜」

「マナさんはダメです、レイさんの食べたでしょう」

「そう、マナはパンでも食べてなさい」

「うぐ〜〜〜残念」

 マユミの料理も美味しいのよねえ。マナは大人しくパンを食べてろ〜〜〜

「今日はいい天気ですね」

「そうね〜〜こんな日はずっと日光浴でもしていたいね」

 時々吹く風が気持ちいいわ。

「本当、こんな日は世界征服をしたくなるわ」

「「はあ?」」

 思わずマユミとユニゾンしちゃった。

「この青空を自分一人のものにしたいと思わない?って変な目で見るのやめてよ、冗談が通じないのね」

「本気かと思っちゃった」

「ちょっと本気かもね、ってウソよウソ、昼からの授業サボってここでお昼寝しない?」

 いいわね〜〜ぐっすり眠れそう。

ダメです!

 おっと委員長マユミが居るのをすっかり忘れていたわ。

「うう〜〜んかたい事言わないの〜〜マユミちゃんも一緒にお昼寝しよう」

「ダメです!学生の仕事は勉強なんですよ、それをサボるのは許しません」

 流石マユミ、おかたいなあ。

「しょうがないわね、昼からも勉学に励むか〜〜」

「昼寝の間違いじゃない?」

 ご飯食べた後は眠くなるからね、マナはいつも寝ているしね。

「それはレイも同じでしょう」

 私も眠くなるのよねえ。

「ははは、そうそう。もう欠伸がでてきちゃった」

 このまま寝ちゃいそう、お休みなさい・・・zzz

「二人とも!寝ちゃダメですよ」

 ふあああ〜〜い、しょうがないなあ、午後からも頑張ろうっと。


 840,000HITです。ありがとうございます(^▽^)

 今回はお昼、年頃の乙女も食欲には勝てません、レイちゃんお腹がグ〜グ〜なってしまいましたね。リツコさん特製お弁当で楽しいお昼です。

 お昼ごはん食べた後の授業は眠たくなるもの(笑)レイちゃん達は(マユミちゃんは寝ないでしょうね)睡魔に勝てるでしょうか?

 「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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NEON GENESIS: EVANGELION リツコおかあさんシリーズ 9 years afrer 14-3