CHILDREN LIFE

ACT.10

誤解解消

 ふあああ〜〜〜〜朝っぱらから騒々しいわねえ〜、何を騒いでいるのかしら?まったく眠れやしないじゃないの・・・・ええっと何時かしら・・・・・6:00・・・・・まだ寝れるじゃないの、お休み〜〜〜〜

 ドッゴ〜〜ン!!

 な、何よ!今の衝撃は?家が揺れたわ、もしかして使徒の襲撃?ありえるわね、美女の私がいるから絶対にありえるわぜったい。ふふふ罪作りな女ね。

 って使徒なんかくるわけないわね、アスカの声が聞こえたから何かやったのねシンジ君が、どれどれちょっくら見てこようかな。

 はあああ・・・眠い・・・・確かリビングで聞こえたわね、行きましょう。

 ・・・・そこで見たものは・・・・・ビックリしたわ〜〜〜壁に埋まっているシンちゃんと頬を真っ赤に染めてトリップしているレイと赤鬼になっているアスカ。

「な、一体どうしたの?」

「どうもしないわよ、この変態シンジがファ〜ストと一緒に寝ていたのよ」

 うっほ〜〜〜シンちゃんやるう〜〜〜〜ってシンちゃんにそんな度胸は無いわね、どうせレイが勝手に潜り込んだんでしょうね。

「レイどうだった?」

 何にも無かったと思うけど一応聞いておかないとね。

ぽっ・・・・優しかった・・・・」

「あらあら、ごちそうさま」

 ・・・・ふう〜〜〜レイってとんでもない事を口走るわね、おおうっアスカが燃えているわ。

こ、この外道シンジが〜〜〜!!

 アスカの右手が真っ赤に燃える、シンちゃんを倒せと輝き叫ぶってこのままだとシンちゃんが死んじゃうわ。ここはお姉さんが止めないと、美女のお姉さんがね。

「アスカちょい待ち」

「何よ?邪魔する気、邪魔するならミサトでも容赦しないわよ」

 モ〜ドがSALになっているわ、このままじゃ素手で使徒を倒せそうね。でもシンちゃんを倒したら明日からどうやって生活すればいいのかアスカわかっているのかしら?

「まあまあ落ちついて、バナナ食べる?」

「むっき〜〜!おちょくっているの?」

「ジョ〜ダンよ、冗談。この状況から大体わかったわ」

 そう、シンちゃんとレイが一緒に寝ていたのね、イヤ〜〜〜ン、クネクネね。それを見たアスカがSALモ〜ドになってシンちゃんを殲滅しようとした、半分殲滅しているけどね。

「アスカ、それはアスカの誤解よ」

「誤解も六回もないわ!アタシはこの眼で見たのよ」

「ふ〜〜ん二人はどういう姿で寝ていたの?」

「ファ〜ストがバカシンジの頭を胸に押しつけて寝ていたのよ」

 ふ〜〜〜ん、シンちゃんそれは天国ね。

「どんな姿で?」

「だから言ったでしょ、頭を押しつけて・・・」

 興奮しているわね、鼻息荒いわ。

「裸で寝てたの?」

 

CHILDREN LIFE

 

 ボンッ!

 は、裸ぁ〜〜〜?な、何を言っているのよ。顔が赤くなっちゃたじゃない、このスケベミサト。

「ふ、服着ているに決まっているじゃないの」

「ふ〜〜んそうなの、それじゃあアスカの早とちりね」

 早とちり?ちりとりの親戚かしら?

「何よ早とちりって?」

「普通はね、愛し合っていると服なんて要らないのよ。二人とも服を着ていたんでしょ、多分レイが寝ぼけてシンちゃんの布団に潜り込んだのよ」

 ・・・・・・ファ〜ストが寝ぼけて・・・・・そうね、ファ〜ストは今も頬を赤らめてトリップしているわ、ボケボケのファ〜ストならありえる。

「ファ〜スト、アンタシンジに何かした?」

「碇クン・・・・・・ぽっ」

 ・・・・・ダメだわ、眼がイッちゃっている戻ってくるのに時間が掛かるわね。

「こら〜〜〜戻ってこ〜〜〜い」

 ペチペチペチペチ

 とりあえず、こっちの世界に戻すためにピンタ。往復50回すれば戻ってくるわね。

「・・・・・・・イタイ、アスカ何をするの?」

「戻ってきたわね、質問するわよ」

「質問?」

「そっ、昨日アンタは自分の意志でシンジの布団に入ったの」

「・・・・・・・・・」

 考えている、間違い無さそうね。

「どう?自分の意志で入ったの?」

「・・・・・・・・・・ZZZZZZZ、すぴ〜〜〜〜ぐうぐう」

寝るな〜〜!

 ペチペチペチペチ

「イタイ・・・・シクシク」

 コイツは緊張感ってものがないのかしら?コイツといいシンジといいどうしてEVAのパイロットにはアタシを除いて変なのかしらね。

「でっどうなの?」

「・・・・知らない、気が付いたら碇クンと寝ていたの、無意識の行動・・・・碇クンを思っているからなの・・・ぽっ」

 やっぱり、コイツの妄想暴走ね。それじゃあシンジは無実って事ね・・・あちゃあ〜シンジには悪い事しちゃったわねえ。

「シンジ〜〜ごめんね〜アタシの間違いだったわ」

「・・・・・・」

 とりあえず謝っておきましょう、でもシンジの返事は無かったわ。失礼ね美少女アスカ様が謝っているのよ逆に謝るのが礼儀ってものでしょう。

「シンジ〜謝ったからね、ご飯作りなさい」

「・・・・・・」

 むっ無視する気?良い度胸しているわね、ピンタじゃ済まないわよ。

「シンジ!聞いているの?」

「アスカ、シンちゃん気絶しているわよ」

 あっ!本当、白眼剥いているわ・・・・・これってアタシのせい?・・・・・

 知〜〜〜らないっと、寝ちゃおう。


 怒り狂うアスカちゃんでしたが、ミサトさんの素晴らしい推理?で誤解が解けました。

 朝からにぎやかな葛城家、毎日が楽しいですね(^^)

 シンジ君、誤解が解けてよかったよかった(気絶しているけど)アスカちゃんは逃げちゃいましたね。

 こんな連載短編小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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CHILDREN LIFE:ACT.10 誤解解消