CHILDREN LIFE

ACT.23

アスカちゃんの戸惑い

 だあああ〜〜〜アタシとした事が何たる不覚!早く戻らないとシンジが危ないわ。立たされて思考能力が低下していたわ。

 レイのやつ〜〜〜アタシのシンジに何かしたら許さないわよ!

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 ・・・ちょ、ちょっと待って!アタシのシンジって、シンジがアタシの彼氏みたいな言い方じゃないのよ。違うわ、アタシの下僕のシンジよね・・・そう下僕のシンジ・・・

 ・・・シンジは下僕かな?

 ・・・アタシの事どう思っているのかな?

 ・・・いつも叩いているから、嫌いかも・・・

 ・・・そ、そんな事ないわよね、話したら笑顔で返事してくれるし・・・

 ・・・ご飯もアタシの好きなものを出してくれるし・・・

 ・・・き、嫌いじゃないわよね・・・アタシも嫌いじゃないし・・・

 ・・・な、何言ってんだろう、アタシってちょっとヘン・・・

 ・・・もう少し優しくしようっと。

 って早く戻らないとシンジが・・・

 アタシの中の小宇宙(コスモ)よ!爆発してセブンセンシズ目覚めよ!!

 うおおおおおおおおお!!!

 

CHILDREN LIFE

 

 ・・・私は委員長、クラスで一番偉い委員長、クラスで一番有能な委員長、その私がどうして立たされているの?何か悪い事をしたの?

「ねえアスカ私悪くないわよね?あら、アスカ?」

 隣に立っていたはずのアスカが居ない、どこに行ったのかしら、お手洗い?

「綾波さん、アスカは・・・」

 綾波さんも居ないわ、どこに行ったのかしら?

 ・・・二人が居なくなるなんて、まさか・・・











「ふ、やっと二人っきりになれたわね」

「はいアスカお姉さま」

「ふふ、お姉さまって緊張しなくていいのよ」

「は、はい」

「素直ね、そういうレイ好きよ」

「わ、私もお姉さまが、すっすきです」

「レイ」

「お姉さま」












 百合の世界へ突入とか・・・い、いいえそんな事ないわ私の考えすぎ・・・ふう〜〜私ったら毎日の激務で疲れているんだわ冷静に、冷静に。

 深呼吸して・・・す〜〜〜は〜〜〜、す〜〜〜は〜〜〜〜

 うん、冷静になってきたわ。多分二人は保健室に行ったんだと思うわ、絶対にそうよ百合の世界へ行ってないわよ、絶対に!

 私も碇君のお見舞いに行きましょう・・・決して廊下に立ちたくないなんてないわ、これは委員長としてクラスメートの安否を気遣っているのよ。

 

CHILDREN LIFE

 

 ぜえぜえぜえぜえ・・・うぐぅ〜〜走っても走っても着かないわね、学校ってこんなに遠かったのかしら?ってアタシが帰りすぎたのね。

 早く戻らないとシンジがレイの毒牙にかかっちゃう、シンジ〜〜〜

 ・・・ってどうしてアタシがシンジの心配をしなくちゃならないのよ。あいつの事なんかな〜〜〜んとも思っちゃいないんだからね、アタシが好きなのは加持さんなのよ加持さん!

 ・・・でもシンジの事を考えると・・・

 ・・・

 ・・・

 ・・・ア、アタシったら何考えてるの?今はそんな事考えている暇は無いわ早く戻らないと。

 ええいバカシンジが、アタシを心配させるなんて・・・帰りに奢らせてやるぅ〜〜〜


 アスカちゃんの心は加持さん?シンジ君?レイちゃんの同居でシンジ君の存在が気になり始めましたね。

 ヒカリちゃん、考える事が委員長ですね(笑)アスカちゃんとレイちゃんの関係を怪しんでいる?

 アスカちゃんセブンセンシズが目覚めたら無敵だあ(爆)使途をも倒す?

 こんな連載短編小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


ACT.22 保険医レイちゃん ACT.24 戦慄!ヒカリちゃん

CHILDREN LIFE:ACT.23 アスカちゃんの戸惑い