CHILDREN LIFE

ACT.24

戦慄!ヒカリちゃん

 はあああ〜〜〜〜!!よしっ!学校に到着、目指すは保健室、シンジ!アタシが行くまで死ぬんじゃないわよ。って死ぬほどでもないわね。

 でもレイの毒牙にかかったら死ぬかも・・・そんな事はさせないわ、いざ保健室へGO〜〜〜〜!!

 廊下を走るアタシ、廊下は走っちゃいけないんだけど今はそんな事関係ないわ、ネルフの特権で走っていいのよ。アタシの走りは誰にも止められないわ!光速よ!





 よし!保健室に到着、絶対中にレイがいるわ、絶対に確信できるわ。

 ガラッ!

こらレイ!!

「なに?

 勢いよくドアを開けたらやっぱり・・・

「こら〜〜〜どうして素っ裸なのよ〜〜〜!!」

 そう生まれたままのレイの姿、あっシ〜ツに手をかけている布団に潜り込むつもりね、そうはさせないわよ。

「さっさと服を着ろ〜〜〜」

 ゴン!

 脳天にげんこつを食らわせてやったわ、まったく何考えてんのかしら?

「い、いたい・・・」

「当然でしょ痛くしたんだから、それよりどうして裸なのよ」

「体を温めるには人肌で温めるのが一番なの、だから・・・ぽっ!

 こ、こいつは・・・どこからそういう知識を仕入れてくるのかしら?

「冷えた体には私の温もりが必要なの、そう碇クンには私が必要なの・・・ぽっ!

「冷えたって、全然冷えてないでしょうか」

 逆に暑いくらいよ、まったくもう〜〜〜

「早く服を着なさい!」

「着て温めていいの?」

 どうしてもシンジと一緒に寝たいつもりらしいわね、でもアタシの目が黒いうちはそんな事させないわよ。って目は黒くないか。

「ダメに決まっているでしょうが、着なさい」

 どうせ自分では着ないから着せないといけないわね。
  

CHILDREN LIFE

 

「ほらパンツをはきなさい」

 どうしてなの?碇クンを温めちゃいけないの?温めないと碇クンが凍え死んじゃう。

「いや、温めないと碇クンが凍傷にかかって死んじゃうの」

 ゴン!

「い、いたい・・・」

 アスカお姉さんがSALの顔に変わっていく・・・こ、恐い。

「凍傷で死ぬわけ無いでしょうが!今は夏よ夏!逆に暑くて死んじゃうわよ」

 熱くても死んじゃうの、じゃあ・・・

「私の冷えた体で冷たくしてあげる」


 ゴン!

「い、いたい・・・」

「レ〜〜イ、いいかげんにしないと怒るわよ」

 もう怒っているのに・・・それを言ったらまた叩かれるから言わないわ。

「早くパンツをはきなさい、誰か来たらどうするの」

 別に来られてもいいけど、でも言ったら叩かれるから言わないわ。

「うん」

 しょうがないわはきましょう。

「うんって自分ではきなさいよ、どうしてアタシがアンタのパンツを広げなくちゃならないのよ」

 だってアスカおかあさんだから、今朝も着させてくれた嬉しい。

「うん、はかせて」

「はあ〜〜〜まったく手間がかかるわね」

 嫌がっているけどちゃんとはかせてくれる嬉しい。

「次はブラよ腕をあげなさい」

「うん」

 がらっ!

「あっ」

「あっ」

「あっ」
  

CHILDREN LIFE

 

 な、なに?保健室の扉を開けて私の目に飛び込んできたのは・・・アスカと綾波さん、それも綾波さんは裸でアスカがブラを持っている。

「ア、アスカ・・・綾波さん・・・あなた達って・・・」

「ち、違うのよヒカリこれはね」

 わ、私の予想が当たったわ、二人ってできていたのね。ふ、不潔だけど・・・二人とも綺麗だから許せる・・・ってダメ、委員長である私が背徳を認めるなんてダメ・・・でも綾波さんの裸、綺麗・・・

「ア、アスカダメよ、女の子同士でしょう、ブラを外したらいけないでしょ」

「ち、違うわよ、着けているのよ」

 着けて・・・二人で着せ替えごっこ・・・アスカの趣味って
・・・

「あ、綾波さんもイヤならイヤっていわないとダメよ」

 綾波さん、アスカに強要されてもイヤって言えない性格なんだわ。

「何がなの?」

「何がってはっきり言っていいのよ」

「ちゃんと言ったわ、はかせてって」

 !ど、同意の上なの・・・保健室での百合、ベッドでは碇クンが寝ている、気づかれないように二人は愛し始め・・・




















「ふ、不潔よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

 ばりんばりんばりんっ!!!

 あ〜〜〜また窓ガラスが割れたけど知らない知らない。

不潔不潔不潔ぅ〜〜〜〜!!!

「ヒ、ヒカリ、落ちついて〜〜〜」

「はうう、凄い声・・・」


不潔不潔不潔ぅ〜〜〜〜!!!

 びきびきびきびき〜〜〜!!

 あ〜〜〜壁にひびが、でも知らない知らない。

「ヒカリ・・・やめ・・・て・・・・・」

「うぐ〜〜〜もうだめ・・・・」

可愛いけど不潔なの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
















 ・・・ふ〜〜〜すっきりした、一日一回は叫ばないと気がすまないわ。ってアスカ、綾波さん?どうして寝ているの?

「アスカ、アスカ」

「・・・」

「綾波さん、綾波さん」

「・・・」

 もう床に寝るなんて行儀が悪いわね、ネルフで疲れているのかしら?しょうがないわ、本当なら起こして授業を受けさせるんだけど、委員長の特権としてお昼まで寝てて良いわよ。

 うんっしょ、うんっしょっと二人をベッドに運んで、ちゃんと一人一つのベッドに、二人は一つのベッドが良いでしょうけども私は委員長、モラルはちゃんと守るわよ。

 ふう〜〜〜よし!ちゃんと寝かせたし、私は戻ろうかな。


 ヒカリちゃん、一日に一回叫ばないと気がすまないんですね(笑)そうなると毎日ガラスを割っている(^^;)

 アスカちゃんとレイちゃん、まずい?光景を見られてしまいましたね、誤解されっぱなし。そのまま気絶、果たして誤解は解けるのでしょうか?

 こんな連載短編小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


ACT.23 アスカちゃんの戸惑い ACT.25 そして昼食へ

CHILDREN LIFE:ACT.24 戦慄!ヒカリちゃん