CHILDREN LIFE

ACT.6

問題解決

 シンちゃんの部屋で寝たいってレイも大胆になったわね〜〜、以前なら考えられなかったわ。ぷぷ、でもこれから楽しくなりそうね。

 ゴクゴクゴクゴク

 ぷは〜〜〜ビ〜ルが美味いわ〜〜、それも三人を見ていると一層美味しくなるわね。

「碇クン、寝ていい?」

「だ、ダメだよ」

「でも、眠いの」

「ちょ、ちょっと待ってて考えるから」

「早くして、もうまぶたが・・・・」

「わああ、まだ行かないで」

 う〜〜んシンちゃん、レイのペ〜スに乗せられっぱなしね。

「良いんじゃないの部屋で寝させてあげたら、シンちゃんと一緒にふふふふ」

「ダメよダメ!絶対ダメ!」

 おっほう〜アスカったらムキになって、かっわい〜〜♪

「じゃあいい方法思いついたの?」

「ま、まだよ」

 アスカでも難しい問題なのかしら?別に悩む事無いと思うけどね、シンちゃんがレイを部屋で寝せたら万事OKなんだけどね。しょうがないここはお姉さんが綺麗に決めてあげましょう!

「三人とも私が決めてあげるわん」

 

CHILDREN LIFE

 

 えっ、ミサトさんが決めるの?何だか不安だな・・・

「良い方法があるんですか?」

「ええ、まずはアスカ、アスカはそのまま自分の部屋」

「当然よ」

 ミサトさんは指揮をしている時の目でキビキビと話し始めた、流石酔っていても作戦部長だな。

「次はレイ、レイはシンジ君の部屋ね」

「はい ぽっ」

「ちょっとミサト!ダメって言っているでしょうが」

「アスカ口出しはしないでまだ続きがあるのよ」

「何よ続きって?」

 ビ〜ルを一口飲むとゲップをした・・・・もうはしたないなあ、そんなだからお嫁に行けないんですよ。

「ん?シンちゃん何か言った」

「い、いいえ」

「そう、な〜〜んかこうチクって来たんだけどね」

 ・・・鋭い、声に出さなくてよかったよ。もし出していたら今ごろ・・・・・考えるのはよそう。さてミサトさんの考えは?

シンジ君は私と寝るの〜〜〜

 ズルッ!

 おもわずこけた・・・・・ミサトさん!何言っているんですか!

「バカな事いわないでよ!」

「絶対にダメ」

 綾波もアスカも速攻で反対した、僕も当然イヤだ。

「そう?良い考えなんだけどなあ〜シンちゃんどう?」

「イヤです」

 速攻で返事をした、ミサトさんの部屋きたないからなあ。

「あらそう、残念」

 また問題はふりだし・・・・どこで寝ようかな〜単純に考えて・・・・

 ツンツン

 ?ん、背中をつつく指が・・・・ペンペン、どうしたの?

「クワクワクエ」

 僕の手を引いてペンペンの冷蔵庫へ。

「クワワ」

「冷蔵庫がどうしたの?」

「クエエ」

 ペンペンは冷蔵庫を開けると、僕を手招きした・・・そうか、ここで寝ても良いってことか。ふふありがとうペンペン。

「ありがとう、でもね寝るには狭すぎるし風邪引いちゃうよ」

「クエエ・・・・」

 ペンペンちょっとしょんぼり、その心遣いが嬉しいよ。ペンギンなのに僕の事を心配してくれるなんて、人間であるミサトさんやアスカとは大違いだ。もしペンペンが人間だったならきっと親友になっていただろうな。

 ふう〜しょうがない、別に部屋じゃなくても寝るところはいくらでもあるからな。リビングに戻った僕は早速寝るところを話した。

「僕はここで寝ますよ」

 リビング、以前寝たことがあるから別に問題ないや。

「はあ〜ここで寝るの?そしたら朝、アンタの間抜けな寝顔を見なくちゃならないじゃないの」

 間抜けな顔って・・・アスカ酷いなあ。

「アスカ僕より早く起きる事ないじゃないか」

「そうね、いつも起こしてもらっているし」

「ぐっ・・・・アンタが早く起きすぎなのよ。もっと遅く起きなさい」

 無茶苦茶な言い分だなあ、僕が遅く起きたら誰がご飯を作るんだ?ミサトさん・・・・・当然却下、永遠に起きれなくなっちゃうよ。

 問題ないなら、ここで良いや。決まり!

 

CHILDREN LIFE

 

 あ・・・・・今、耳にイヤな言葉が入ったわ・・・・・碇クンはここ(リビング)で寝る・・・・・それは私と寝れない事・・・・・・・

 ・・・・・これは夢、私は悪い夢を見ているの・・・・早くこの悪夢から抜け出さないと・・・・頬をつねってみましょう。

 きゅううう〜〜

「いたたた!何すんのよファ〜スト!」

 痛くない・・・まだ悪夢から覚めないの・・・・

「ちょっとファ〜スト聞いているの?」

 どうやったら目覚めるの?・・・・誰か教えて・・・・

 ごん!

「いたっ!」

 痛みが頭に走ったわ、良かったこれで夢から覚めたのね。

「ファ〜スト!どこ見てんのよ!?」

 アスカが目覚めさせてくれたの・・・・ありがとう・・・・感謝の言葉を言わないと。

「ありがとうアスカ」

「へっ?」

「アナタでも役に立つ事があるのね」

「はあ?」

 先にお部屋に行って碇クンを待っていましょう・・・・ぽっ

 おやすみなさい


 問題・・・簡単に解決しましたね(^^)でもこの展開はレイちゃんファンは許さないだろうな・・・

 ミサトさんは良い方法と称して部屋に連れ込もうとするし、アスカちゃんはダメの一点張り。

 レイちゃんは勘違いしたまま納得、おやすみなさい〜〜

 ペンペンだけがまともかな(笑)

 こんな連載短編小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


ACT.5 問題発生 ACT.7 Sleep Girl

CHILDREN LIFE:ACT.6 問題解決