台湾に行こう

その2

 新光摩天楼でのお茶美味しかったわ、展望台から眺めてのお茶、碇クンと二人だけならもっと美味しいのに・・・邪魔者が居るわ。

ぶえっくしょんっ!!

「アスカ風邪かい?」

「ん〜〜誰かが噂してるのかもしれないわ。加持さんだわ、アタシが居ないのが寂しいのよ」

 ・・・お気楽弐号機パイロット、貴女は風邪引かないし誰も噂なんかしてないわ。

へっくちゅ〜〜〜ん

「おいおい大丈夫?」

「大丈夫よ、加持さんたらアタシが帰ってくるのを心待ちにしているんだわ」

 頭の中はお祭りね。

 次に行くところは展望台から見えた公園、二二八平和公園に行くわ。ここは二二八事件の慰霊碑がある公園なの、学生としては行っておくべき所かしら。










「うわ〜〜緑が綺麗〜〜〜」

 緑が沢山あって都会のオアシスね。アスカが走り出したわ、野生の本能がそうさせるのかしら?まさか木に登ってそのまま住み着いたりして・・・人間だからそんな事ないわね。

「芝生が綺麗〜〜〜」

 ・・・

「寝転がっちゃおう〜ゴロゴロ、ゴロゴロ」

 ・・・

「木があるわ。登っちゃえ〜〜」

「アスカ〜〜危ないよ」

 ・・・100%野生に戻るわね。そのまま戻れば私は碇クンと二人っきりで台湾旅行・・・





「碇クン、私台湾初めてなの」


「僕も初めてだよ」


「異国は怖いわ」


「平気さ僕がついているだろう?」


「うん、碇クンが居るから安心」


「僕も綾波が居るから安心するよ」


「碇クン、手を繋いでいい?繋ぐともっと安心するの」


「綾波が安心するなら繋ぐよ」


「嬉しいわ」


「僕も綾波と繋げて嬉しいよ」


「碇クン」


「綾波」









 ぽっ!

 碇クンと二人で旅行・・・どうしてよけいな者が付いて来たの?碇司令帰ったらおしおき。

うっき〜〜〜

「アスカ〜〜野生に戻らないの〜〜」

 自然がアスカを変えたのね、野生のアスカ第一章アタシは赤毛、税込み1980円かしら。

「碇クン、アスカは放っておいて噴水を見ましょう」

 噴水、水が吹き上げる池、水が放物線をえがいて綺麗だわ。

「でもこのまま野生化したら日本に戻れなくなっちゃうよ」

「大丈夫よ」

 ・・・多分。戻らなかったら知らない。

「本当かい?」

「うん、本当」

 本当かしら?

「でも心配だなあ」

「戻らなかったら麻酔銃で撃って日本へ強制送還すれば良いわ」

「綾波ってときどき凄い事言うよね」

「な、何を言うの。碇クンのえっちぃ・・・ぽっ」

「はあ?えっちぃ事言ってないよ」

 その発言がえっちぃ・・・ぽっ

「碇クン、ベンチに座りましょう」

「あ、うん」

 ・・・こうして二人で座っていると何だか恋人同士、いいえもう恋人同士だわ。そよ風が気持ち良いわ、ずっと一緒に座っていたいわ。


 台湾在住のJokerさんからネタを頂きSSを書いたコラボレーションです(笑)台湾からもここを見てくれているとはなんとも嬉しいですね(国際的HPだあ)

 三人は二二八平和公園に来ました。今回はレイちゃんの妄想?が爆発しましたね。

 アスカちゃんは野生化するし、シンジ君は保父さん大変です(^^;)

 
 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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