ぎゅるるるるるる〜〜〜
きゃあお腹のムシが鳴っちゃったわ、アタシとした事がハシタナイハシタナイ。
天才美少女のアタシのお腹が鳴るなんてどうしたのかしら?ってもうお昼じゃないの、お腹が鳴るわけだわ。
「シンジ〜〜〜お腹すいた〜〜〜!!」
台湾に行こう
その3
「お腹空いた?もうお昼かあ早いね」
ホントだわ、楽しい事はすぐに時間が過ぎちゃうわね。
「騒ぐからお腹が空くのは当たり前」
「む〜〜ファーストっアンタしばくわよ」
「碇クン私もお腹空いたわ」
こらっアタシを無視するな!
「そうだね、何か食べようか」
ん〜〜何を食べようかしら?ワンタンに小龍包が良いわ。
「ワンタンに小龍包がいい〜〜」
「良いね〜綾波もそれで良いかい?」
「うん」
よしっじゃあ食べに行くわよ。ガイドブックに載っていた屋台へGOよ。
「うわ〜賑わっているわね」
ちょうどお昼時だから混んでいるわ、あっ席が空いたわ。
「あそこへ座るわよ」
ふふアタシの高速の動きで素早く座席をゲットよ。
そしてワンタンを三人前と小龍包は美味しいから六人前頼もうっと。あっワンタンは海老入りで大丈夫だけど小龍包はお肉が入っているからファースト食べられるかしら?
「アンタ小龍包食べれる?」
食べれなかったらアタシが貰いましょう。四人前も食べれるなんて天国だわ。
「頑張ってみるわ」
「頑張りなさいよ」
でも欲しいわ。
「うわ〜〜美味しそう〜〜」
出来たて熱々のワンタンと小龍包がアタシ達の目の前に、思わず生唾ゴックンね。いただきま〜〜〜す。
「まずはワンタンを」
ん〜〜〜スープが美味しい、それに海老がぷりぷりしててたまらないわ。
「これが小龍包なのね」
「綾波大丈夫かい?無理しなくて良いよ」
お肉が食べられないなんて贅沢な好き嫌いね。
「頑張るわ・・・パクッ・・・うっ」
「あ、綾波っ」
ファーストが口を押さえたわ、やっぱり無理なのかしら?
「う・・・うう・・・」
「綾波、出すんだっ」
「うう・・・熱い・・・美味しい」
ガクッ!熱いんかい!
「綾波平気なの?」
「うん大丈夫美味しいわ」
何よ心配して損しちゃったわ。う〜〜アタシに来るはずだった小龍包が減っちゃったわ。
「アスカ美味しいかい?」
「ええ美味しいわよ、ワンタンも作れる?」
「うん作れるけどこの味を出すのは難しいかな」
確かにこの美味しさはシンジにも難しいかもしれないわ。でもシンジのワンタンもきっと美味しいはずに決まっているわ。
「碇クン帰ったら小龍包の作り方教えて」
「小龍包?僕にもちょっと無理かなあ」
むっ手料理に挑戦する気なの?ようしアタシだって負けないわよ。
「シンジ〜アタシも小龍包を自分で作ってみたいわ」
「アスカも?これは作り方がわからないから本を見ながらだね。三人で作ろうか」
三人なの?ちっファーストがお邪魔虫ね。もし二人なら・・・
「シンジ〜〜具が上手く包めないわ」
「はっはっは具の量が多すぎるよ」
「だって多く包みたいんだもん」
「はっはっはアスカは食いしん坊さんだなあ」
「もうバカ、これはシンジの分なの、アタシの分はこの小さいの」
「そうだったのかい?ごめんよ」
「ねえシンジ・・・」
「ん?なんだい」
「アタシも包んでほしいな」
「アスカをかい?」
「うん」
「アスカ・・・」
「シンジ・・・
こんなシチュエーションは無理かな。あっ!
「ファースト、アタシの小龍包を食べないでよ」
アタシの分が無くなっている。
「貴女の意識が別の所にあるから食べたわ」
しまったわ、アタシとした事が隙を作るなんて。
「アタシの分をもう一度注文よ。ようし四人前よ!」
食べ過ぎちゃいけないけど、旅行だから構わないわ。だって美味しいんだもん。
台湾在住のJokerさんからネタを頂きSSを書いたコラボレーションです(笑)台湾からもここを見てくれているとはなんとも嬉しいですね(国際的HPだあ)
三人のお昼は屋台でワンタンと小龍包です。
屋台はお店で食べるのとはまた違う美味しさがあるんですよね。三人とも大満足です。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 台湾に行こう その3