釣行記 ４−2ページ
長崎市 H,T, H,15年3月
グレトル釣法はよく釣れるか？ということですが、私自身よく釣れると信じて他の釣りを
しなくなりました。
仲間も同じ釣りをするので、他との比較はほとんど出来ませんが、
数年前、１０月の中旬頃。場所は長崎新漁港沖の能瀬です。
青い灯台がある大きな瀬です。
その日の一週間前、能瀬に行ったというU君より電話があり、釣果を聞くと６尾釣れた
との答えでした。 珍しく総重量を言わなかったので、小さいのしか釣れなかったな
と思いました。
U君が言うには「能瀬はあまり釣れなかった、それより、離れに行こう、
今日若いのが３人乗ってたが、ほとんど入れ食い状態だった。魚の色から見て
クロに間違いないよ、とにかく良く釣れていた、来週行こう」。
その言葉を鵜呑みにして、能瀬の離れに上がる。
しかし、まったく釣れない、おまけにその日は強風、幸い陸風のため波はほとんど
立たなかったのですが、昼過ぎの満潮時には釣りさえ出来ない程潮が上がってきて、
最後は荷物を持って時折潮を被りながら、ただ立ち尽くす状態が１時間以上。
やっと潮が引いて、又釣ってみようかという矢先、この狭い瀬に渡し船が接近、
有無を言わさず一人の男が乗って来る。
その人曰く、ここは下げのポイントだから今からが良いとのこと。この男U君の知人の
Aさん、（今でも名前が分からない）。
しかし３人が釣れる様になるまで、どう見ても１〜２時間はかかるのでは、と思える
状態の中、一人黙々と釣るAさん、しかし釣れない。
話は瀬替りへと進み、通りかかった船を呼んで、能瀬の離れから本島へ、
しかし本島はもうすでに７〜８人の釣り人が居るため、どう見ても場所がない、
空いているのは右端だけ、（そこは釣れない）それに納竿まで１時間半、私としては
チョット早いが帰りたい気分。
それでもAさんの強い意志に連れられて、本島へ。
U君は申し訳無さそうな顔で、Aさんに引っ張られて、他の釣り人の間に割り込む。
さすがに私は誰も居ない右端へ。
納竿までの約１時間半の釣果
Aさん1,3kgを頭に３尾
U君 1,1kg１尾 950g１尾
私 700g１尾 650g１尾 （釣り日誌より）
他の人達、７〜８人中、私の知る限りでは若い人が、一人だけ500gぐらいを1尾
これが、グレトル釣法と他の比較と言って良いと思います。
長崎県 URATANI（43歳 男性） H15年3月
最近は石鯛と三ツ瀬のヒラス、鯛狙いばかりで、クロ釣りはここ５,６年ほとんど
行っていない。
２〜３年前の話、季節は１０月、取引先の山ちゃんから携帯に「４０cmオーバーを
やっと上げましたよ、今度一緒に行きませんか」と誘いの電話。
山ちゃんは渓流釣りが専門でそれ以外は堤防での落とし込みぐらい。
クロ釣りをしたいからと道具の相談に乗ってやって、磯靴は長い方が良いと言った
のに、夏暑いからと短いのにしたし、竿は外ガイドが無難といったのにインナーにした、
チョット頑固な人です。
その時グレトルは良く釣れるよと教えてやったのに、どうもしてないようだ。
してたら４０cmぐらいすぐ釣れるのに。
そんな山ちゃんからの誘いで、久しぶりのクロ釣りでした。
行く先は伊王島沖の平、伊王島周辺は昔ホームグランドにしてたのでよく知ってる。
しかし平はいつも人が多く、ごちゃごちゃ釣るのは好きじゃないので,
上がったことはない。
確か駆け上がりでポイントが遠いと思い、6,3mの竿を出す。ハリス３号。
伊王島周辺は冬場が良く釣れる所、まだ少し早いのではと思いつつ・・・・
山ちゃんは先週４０cmオーバーを上げた右端、僕はその隣、他に２人（別のグループ）。
この日は着いた時から、かなり潮が上がっていて、おまけに向かい風。
仕掛けがなかなか届かない。まったく釣れない。
「今日は潮があまり良くないですね」とすまなさそうに山ちゃん「ここはもうすぐ潮が
上がって来て釣られなくなるので、次に行きましょう」と結局３時間ほど釣って瀬替り。
口の瀬に到着く。先に別グループの２人が上がって場所取りしたので、後ろ側へ。
最初に釣り上げたのは先に上がった２人、続いて山ちゃん。型はいずれも
７００〜８００gぐらい。
僕の所は駆け上がりになってる上に、その先がドンと切れ込んで溝になっているので、
一気に引き寄せんと取れんなと思い、そのまま３号ハリスで釣っていたのですが、
どうも食いが悪いようなので、２号ハリスに替えたとたんアタリ。
しかし溝から上げきれなくて、ハリス切れ。次は合わせた瞬間そのままのされて
ハリス切れ、その間わずか、３〜４秒。
取り込めるのは1kg以下ばかり、結局クロ３枚にカワハギ２枚、ばらし５回。
他の３人は最初に釣ったおのおの１枚づつ。
山ちゃんにクロ釣りは久しぶりで腕が落ちたよ、５回もバラシしたよ、
と先輩としての言い訳をしました。