グ
レ
ト
ル
、
及
手
作
り
ウ
キ
を
ご
利
用
の
皆
様
へ |
釣行記 4−4 ページ
グレトルを使って、それでも思いどうりの釣りが出来ない、
効果が上がらないと思われてる皆様、ご参考にして下さい。
グレトル、及びオリジナル手作りウキをご購入された皆様より、
グレトルを使っての釣果報告を多数お寄せ頂き、大変感謝いたしてしております。
思いどうりの釣りが出来た、予想以上の釣果があった、という意見が大多数ですが、
例えばより具体的には、
雨天の為自分はグレトルを使わなかったが、同行の友人が47cmのグレを釣り上げた。
(ふたの開閉が容易で、素早く開閉出来る容器を使用すれば、この付け餌の雨天
での使用はそれ程難しくありません。)
エサ盗りの下に居たと思える、大型グレが食ってきた。
付け餌が確実に底の方迄、目的のタナ迄到達してると実感出来た。
アミエビの代わりにパン粉を使って、この日一番の釣果を上げた。
(パン粉でも食ってきますが、アミエビの方が食う確率は高いです。釣り場の状況次第ですが、
例えばエサ盗りが異常に多い時などはパン粉の方が良い場合もあります。)
にぎり粉がなくなって、暫らく止めていたクロ(グレ)釣りを又始められて嬉しい。
これは全国の皆様よりグレトル釣法に対して、一定の評価を頂いたものと、
我々一同大変喜んでおります。
ですが、反面、残念なことですが、この釣法に対して若干の不評の意見、
報告も届いています。
そこで今回これらの不評と思えるご意見を検討し、釣れない場合の対策を
まとめましたのでぜひご一読下さい。
(1) グレトルの付け餌について
グレトルご購入時に同封した説明書(使用手順)に載ってる、付け餌の
完成図ですが、あれはあくまで理想的な図で、現実にはかなり違う形になると思います。
サイト上の使用手順の写真の方を参考にして下さい。
要は投入時、着水迄付け餌が,はりから外れなければ良いので、形にそれ程拘る必要はありません。
非常に軽いウキ(例えばアタリウキ)のみ使用の仕掛けで、ある程度遠投の必要がある場合、
このときはグレトルの付け餌の重さで、仕掛けを飛ばす訳ですから、アミエビの量を多くして、
付け餌を重くしなければなりません。
つけ餌が重いと外れ難くする為に、形が重要になってきます。
普通、仕掛けを投げる時は、ウキの重さで仕掛けを飛ばしますから、アミエビの量は少なく、
付け餌は小さくても構いません。
付け餌が小さいと、投げるショックでエサが外れることはほとんどありません。
形が多少変形していても全く問題はありません。
(2) グレトルの付け餌の仕掛けには必ず3B〜5B、 大、大大のおもりをご使用下さい。
せっかくグレトルを使われても、効果を発揮出来ない最も多いケースが、
おもり不足です。
おもり不足で、付け餌が目的のタナ迄到達出来ず、目的の魚に食わすこと
が出来ないというケースです。
グレ釣りは軽い仕掛けという先入感が原因とおもわれます。
仕掛けには必ず、3B〜5B、大、大大のオモリを付けて下さい。
軽い仕掛けの方が、食った時の抵抗は少ないですが、
グレの居るタナ迄、付け餌が到達出来ず、グレの口元に付け餌を届けることが
出来なければ、まったく意味をなさないと思います。
おもりを打って目的のタナ迄付け餌を早く到達させた方が、良く釣れます。
(3) 感度の良いウキをご使用下さい。
最近のグレは警戒心が強く、マキエの食べ過ぎということもあり、食い渋りが強い為、
寒グレに限らず、アタリが非常に小さいという特徴があります。
少し引いてすぐ離す。ウキが少し沈んで、すぐ浮き上がってくるケースが
非常に多いです。
グレが大型になればなる程、又、タナが浅いとこの傾向は大きくなります。
ウキの感度が良くても良過ぎるということはありません。
目で見えることが第一条件ですが、その見える範囲内でウキをギリギリ迄
沈めて下さい。
(4) マキエの打ち方
この釣法に関しては、マキエワークはそれ程難しいことではありません。
付け餌にオキアミを使う場合、難しい付け餌とマキエの同調が要求されますが、
グレトルの付け餌にはマキエの同調をそれ程必要としません。
むしろ、マキエの中心部より少し離れた潮下へ、仕掛けを投入した方がいいです。
グレトルの付け餌はマキエなしでも釣れます。
この釣法ではビギナーの人でも比較的容易に釣果を上げることが出来ます。
それはこのマキエワークがやさしいからです。
この釣法でのマキエの役割は、あくまで釣り場にグレを集め、そこにグレを留め、
その場からグレが離れないようにする為です。
その為にのみマキエを打ちます。
したがって、マキエの量が少なくて済みます。
ですから、グレのマキエの食べ過ぎによる食い渋りが少なくなり、マキエの打ち過ぎによる、
釣り場の荒廃も防げ、エサ代が少なくて済むので、経済的な釣りができます。
エサ盗りが多い時は潮上に集中的にマキエを打ち、そこにエサ盗りを集め、
エサ盗りの群れから少し離れた潮下の位置に仕掛けを入れ、素早く付け餌を沈めるようにします。
かなり高い確率でグレに付け餌を食わせることが出来ます。
(5) 1〜2度の釣行で釣果が出ないからと、決して諦めないで下さい。
エサ盗りが多くて釣れない。エサ盗りに邪魔されて本命に付け餌を食わせられない、
ということをよく耳にしますが、大型の魚が活発に動き回り、マキエに誘われて水面近く迄浮いて
くるような時は、エサ盗りの小魚は磯際にへばりつくような動きをして、決して沖合いへ群れで出て行く
ようなことはありません。
沖の方までエサ盗りの小魚でいっぱいというような場合は、大型の魚の活性が低く
岩の割れ目などでじっとしてるか、もともとそこには大型の魚が居ないと考えた方がいいと思います。
こういう場合はまず釣れません。
今、その場にグレが居なくても、偶然に回遊して来たり、マキエに誘われてグレが寄って来て、
いきなり釣れるということがよくあるので、釣れない時はマキエは大目に、集中的に打って下さい。
それからタナも頻繁に変えて下さい。
特に深場ではタナを深く取って、底の方から探るようにして下さい。
マキエの流れとは関係が無いと思えるポイントへも仕掛けを入れてみて下さい。
エサ盗りが異常に多い時はおもいっきり遠投して、他のポイントも探って下さい。
魚が釣れないと釣人は道具、仕掛け、釣り方,等についていろいろと考えます。
何が悪いのだろうか。 何が間違っているのだろうか。と色々考えると思います。
特にグレトルの付け餌で初挑戦の場合はなおさらだと思います。
真っ先に考えることは、この付け餌で大丈夫だろうか、ということだと思います。
グレトルの付け餌を使っても思うような効果がでなかた場合、
付け餌の付け方、おもり、ウキの感度、ということを重点的に念頭において、
上記の項目を踏まえて再度チャレンジして下さい。
グレ釣りの付け餌には、オキアミ生、ボイル、アミ団子、とか色々ありますが
アミエビを使うこのグレトルの付け餌はこれらに比べて、圧倒的にグレの食いが良い付け餌です。
マキエにアミエビを混ぜて使う地域で、釣り場に本命のグレが居れば、必ず食ってきます。
初めてグレトルを使われた方から、それも全国の(厳密には福島県以南ですが)方から
賞賛の声を戴いております。
ですから、1〜2度の釣行で釣果がでないからと、決して諦めないで、自信をもって
再チャレンジして下さい。
TOPページへ ●←前ページへ
|