未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20090331
「宙のまにまに(そらのまにまに)」と言えば、天文雑誌に紹介されるほどの正当派天文部漫画であります。少女漫画(?)系ではありますが、天文関係の言葉や天文部の活動はきっちりとしたものがあります。もちろん恋愛系の話もありますし、マニヤ系の話も(少しだけ)あります。読んで何が楽しいかというと、「あぁ....あの頃は純粋だったなぁ。」と昔の学生生活を懐かしむ事ができるのです。月日はいつのまにか流れ流れて....いつのマニヤらこんな風になってしまいました。高校生の方がここを読んでいるかどうかは別にして、学生生活というのは本当に楽しい時期ですね。中には明日から新たな生活へ旅立つ人もいるかもしれません。3月最後の日々雑感を書きながら、ten.の頭の中のBGMは「春なのに(@中島みゆき)」が流れています。(2009.03.31 91257)

20090330
銀塩ラージフォーマットの雄、ペンタックス67Uが、ついに生産終了となります。一部で「バケペン」という愛称があり、一眼レフをそのまま大きくした構造でブローニーフィルムが使用できるカメラです。天体写真愛好家は、そのレンズのイメージサークルの大きさから67用レンズを4×5フィルムに円形写野で使用する人も少なくありません。生産中止の主な原因は「電子部品の調達が困難になったため、やむを得ず生産を終了」との事ですが、『2009年4月以降、生産終了までの生産数量は「PENTAX 67II」が約250台、「PENTAX 645NII」が約450台の予定です。』と、メーカーHPに記載されていました。銀塩フィルムカテゴリーの縮小はメーカーの垣根を越えて進んでいくのは時代の流れとは言え、なんだか寂しいですね。

20090329
持っていると、なぜか安心する赤道儀。ten.にとっては「P−2Z赤道儀(高橋製作所)」と「ten.11」です。その他の赤道儀は出撃の目的によって車の荷台に積み換えられます。例えば、カメラ単体だけの追尾撮影なら「H型赤道儀」を使います。撮影地フィールドを移動しながらの撮影には「もってこい」な機材です。P−2Z赤道儀は、観望に撮影に信頼できる機材として10年以上使ってきました。ten.にとって大好きな機材はP−2Z赤道儀なんです。拙HPにおいて、2007年1月の日々雑感にて、「P−2Z応援企画日々雑感」と題して、P−2Z赤道儀の特集を致しましたが、この度、アーカイブとしてコンテンツ化をいたしました。久々のHPコンテンツの更新です。

20090328
約一ヶ月ぶりにTOPの画像を換えました。新鏡筒を使用し黒白フィルムで撮影したM81・M82です。露出は僅か4分程度です。先日のピント調整の確認のための簡単な撮影なので短時間の露出時間にしてみましたが、現像処理が増感処理だったので案外写ってくれました。スキャンした画像は思ったよりも明るく、バックをもう少し黒く、星雲はもう少し柔らかく仕上げたかったのですが、ten.はフィルムスキャンが下手なので「これ以上は無理っす....。(汗)」と簡単に白旗を揚げて降参です。それにしても短時間で良くここまで写ったなぁ....。(驚)

20090326
明日は職場の飲み会(送別会)なので日々雑感はお休み致します。舌の根も乾かぬうちに、またも午前様間違いなしだからです(苦笑)。今日の日々雑感は、昨日のネタ=「EOS kiss X3の発売によって、ten.が嬉しいと感じる」こと、と題して記載致します。まず、約1500万画素となったX3ですが、ten.的に必要と感じる画素数は800〜1000万画素なんです。去年に買い換えたコンパクトデジカメも800万画素ですが、普段はほとんど300万画素で使用しています。PCで確認するか、A4のプリンターで印刷するのに通常は多画素の必要性を(今のところは....)感じないのです。ノイズについては、どんどんと良い映像エンジンになってますね。ten.が個人的に思うのは、現在のデジカメは精密機械というよりは家電製品といった雰囲気がします。どんどんと性能が向上し、多機能で多画素、いろんな機能を使いこなす方であれば性能の向上は有り難いと思いますが、ten.が求める機能は800万画素〜1000万画素で、そこそこのノイズリダクション性能を持っていれば文句はありません。そして、絶対的に必要なのは....「安価であること」。そうです、kiss X3の登場により、800〜1000万画素の一眼デジカメ中古相場が相当下がるのではないかと考えています。2万円程度であればコンパクトデジカメの感覚で中古一眼デジカメを購入することも可能です。PCのように、数年経てば劇的な性能向上をしている家電製品に多額の出費をしたくないのであります。コンデジのように3年経てば中古一眼デジカメを買い換える、そんなサイクルも有りだと思っています。しかしながらそう思いつつも、来年になってもten.はフィルムカメラを使い続けているんだろうなぁ。(大笑)

20090325
約一ヶ月後の4月下旬に、またも新しいデジカメが発売予定になっています。天体写真を撮影する人にはおなじみのEOSシリーズの普及機EOS Kiss DIGITALシリーズの最新モデル「CANON EOS kiss X3」です。動画撮影機能はフルハイビジョンとなり、CMOSセンサーは約1510万画素(APS-Cサイズ)となりました。いろんな機能が付いたり映像エンジンも新しくなりましたが、気になるお値段はどうなるんでしょうねぇ。このEOS kiss X3の発売によって、ten.的に嬉しいことが一点あります。あります。....。あるんですけど....。言えません。いえ、はい....明日、言います。(苦笑)

20090324
以前に少し紹介していましたが、4月6日(月)〜4月19日(日)の二週間、「PHOTO CAFE HIKOMA」(長崎市浜の町11番3号 TEL:095−823−7447)にて合同企画写真展「長崎を撮ろう・だんだん(坂段)」が開催されます。今のところ10人のアマチュアカメラマンによる展示で、坂や階段を中心に長崎を表現しようという企画写真展です。内容は、デジタル・ポジプリント・黒白写真もあり、各人それぞれの表現をすると思われます。ten.も4点ほど出品しました。黒白フィルム自家現像−印画焼き付けによる「純銀塩作品」で長崎を撮影し表現しました。ごく普通のスナップ撮影ですが、もしもお時間が有ればお立ち寄りください。

20090323
時間があれば、極軸望遠鏡旧パターンを持つ赤道儀の効率的な極軸合わせを考えています。北極星野の直接導入を行う際、どうすれば時角目盛を使わずに、なるべく手間をかけずに(このあたりがten.らしい!)使用する焦点距離に見合ったセッティングができるのかを構築中。考えれば考えるほど、赤道儀の取扱説明書に記載されている方法に近づいてしまうのが難点で、同じような方法であっても「ten.らしい」と言われそうな「てきとー」な方法を見つけるのが楽しいです。今の悩みどころは目盛環が付いていないH型赤道儀のセッティング方法と、極軸望遠鏡視野の照明(明視野)の光度微調整です。なんか良い方法はないかなぁ。(悩

20090322
3月28日の金星内合まであと6日。帰宅前の職場駐車場でも見ることが出来ず、自宅に帰っても見ることが出来ず、天候不順も加わって、結局ten.は金星を見ることが出来ませんでした。いつでも「ひょいっ!」と見れるように10分で完成!組立天体望遠鏡とカメラ三脚を車載していたのに残念です。もう僅かなチャンスも無いと思いますが、あと数日間、夕刻の空を探してみようと思います。

20090321
金曜日の夜、送別会という名の飲み会でした。当然のことのように午前様+酔っぱらいでした。こんな事を書いていると、ten.は相当の酒飲みなように思われがちですが、普段の自宅では晩酌すらいたしません。つまり、日々雑感を休む時は外で飲んでいるのですが、飲み会の回数と言ったらten.の出撃回数と同じかそれよりも少ないくらいだと思うのですが、いかがなものでしょう?(笑)そして、飲み会の夜って、何故か晴れている事が多いのです。よっぱらいながらも「あぁ、出撃したかったなぁ。」と思うことが多いこと。やはり昨夜も良く晴れていました。(大笑)

20090319
ten.が黒白フィルムの現像を再開したのは昨年の7月頃でした。使ったことのないステンレスの現像タンクのリール巻き(ダークバックの中で、手探りで現像タンクのリールにフィルムを巻く作業)にドギマギし、熱伝導性の良いステンレスタンクは液温変動に敏感で、液温管理に慣れるまで時間が掛かりました。また、冬季の水洗は水道水の液温が非常に低く、定着液を「非硬膜定着液」に変更し、今年に入ってその処理工程の変化に慣れました。現在では自信を持って安定した現像処理が出来るようになったと自負していますが、撮影に出撃した時の色々なネタづくりは相変わらずです。ルーリン彗星でやらかしてしまったピンぼけ撮影で、新鏡筒のピント合わせに苦労をしていますが、もうちょっと追い込めが何とかなりそうです。と、ここまで書いて気付いてしまった事。年がら年中、試写やら試運転やら現像練習や、さらに出撃の度にネタ作りをやってるだけで、一定の成果は上がっていないのですなぁ....。ま、趣味だから自分が楽しけりゃいいのよ。(でも、ネタ作りは楽しくな〜い!!!)

20090318
土曜日(日曜未明)に撮影した黒白フィルムを現像しました。急いで現像してフィルムが乾燥した直後に急いで帰宅したので、フィルム自体をルーペで確認していません。つまりピントが合っているか良く見た訳ではありませんので結果は出ていないのと同然ですなのですが、同夜に星見人さんのデジタル一眼レフ(NikonD70S)で撮影させていただいた画像が送られてきましたので大体の傾向が確認できました(星見人さん、ありがとうございました)。そしてその結果とは....残念ながら「あともう少し」というところです。どのくらいか?と言うと、「キチンとピントが合ったTSA80SSよりも劣る」画像といえばだいたいの雰囲気がご理解いただけると思います。ま、今回はこのくらいで許したろ。(苦笑)

20090317
お笑いネタを作りやすい原因の1つとして、ten.は各種電源に電池(乾電池・ボタン型電池など)の使用が多い事を先日の日々雑感20090305で紹介しました。車のルームミラー付近から手元を照らすための白色LEDフレキシブルライトの電池が切れてずいぶんな期間が過ぎていました。このライトの電池には、コイン型リチウム電池の「CR2032(3V)」を2個使用しています。「あ、そういえば自転車のサドルに使っている明滅式赤色LEDフラッシャーの電池が切れかけていたなぁ。確か、こいつもCR2032だ。」....「BOX−DOB1580ファインダー(クイックファインダー)の予備電池も購入しなきゃ。」....と、言う訳で現在一体いくつ必要なのか数えてみると....なんと8個!早急に必要な部位は自転車のLEDフラッシャーなのですが、結構お金がかかるなぁ〜(泣)

20090316
白木峰で組み上げられた機材=赤道儀ですが、極軸セッティングをする際の極軸望遠鏡内のセッティングパターンが古いので、この赤道儀を使用する時には北極星野での直接導入(大まかですが。笑)でのセッティングを行っています。今回のセットアップで気付き、次回に試行したい事が出てきました。拙HPのコンテンツの記載では、おおまかに「北斗七星とカシオペヤ座の方向」という記述で「ごまかして」います。これは歳差による北極星の時角ズレをボカす意味もあります。ten.的には「てきとー」にやってもよいのですが、もしも(本当にもしもです)このコンテンツを参考にされる奇特な方がいれば、不足がちな情報は自らが補填すべきとの考えも含んでいます。現在の北極星の恒星DATAは「αUMi 赤経02h42.7m 赤緯+89°18′」です。北斗七星の柄杓、柄の先にあるおおくま座アルカイドは「ηUMa 赤経13h47.9m 赤緯+49°16′」です。参考にするための残る星はカシオペヤ座セギン「45ε Cas」ですが、これは私の手元には2000年分点のDATAしかありません。この3星の赤経DATAがあれば、セッティング時にずいぶん楽になる事を理解する方は(おそらく貴方も。)ポータブル赤道儀のセッティングや遠征時の極軸セッティングにご苦労された方だと思いますがいかがでしょうか?

20090315
昨夜は出撃する予定は無かったのですが、ある人からの出撃メールと気象衛星画像を見た瞬間に....気付けば車に乗って出撃していました。月は大きく雲は多いのに。ちなみにやりたかったのは新鏡筒のピント合わせです。自作ピントチェッカーとアストロカメラのピント位置が合っているかを確認したかったので月の大きさとかあまり気にしないでいいのです。自作ピントチェッカーは構造的にも狂いにくいのですが、ひょっとすると荷物を置いた時に上から押されて狂ったのかもしれません。白木峰第三駐車場に到着し機材を組み上げ、フィルムを入れない状態でアストロカメラの焦点位置にタックシールで作ったナイフエッジを置いて光束を切ります。これがまた苦しい体勢を強いられるのでナカナカ合いません。それでも何とかピントがあった状態に出来たので、ここで自作ピントチェッカーに置き換えると....かなり狂っていました。これでは激ピンぼけになるはずですよ....。ちょいと自己嫌悪(....のフリ。苦笑)。現地で合流した星見人さんの一眼デジタルカメラでも試写させていただきましたが、調整し直した事によってピントはだいたい合っているようです。もっと鋭いピントが得られれば良いのですが、「今夜のところはこんなもんで許したるわいな。」って事で。んで、実際にフィルムでも試写を3コマほど撮影し、白木峰での作業は26時頃に終了です。残ったフィルムは「HIKOMA」で開催される写真展用の撮影に使います。そう、ten.は白木峰から長崎市内にトンボ帰りし、夜間のスナップ撮影を敢行したのです。予め自分が決めていた場所の近くへ行き駐車場へ車を止め、三脚と吸引ポンプをアストロカメラに取り付けて徒歩で夜間スナップ撮影です。スナップ撮影と言っても夜間であれば基本的に星野撮影でいう「固定撮影」と同じですから、ピントは∞(無限遠)で、絞りは被写界深度が利用できる範囲で決定します。もちろん露出はten.の事ですから「てきとー」ですよ。夜の撮影ですから極端な露出オーバーは無いはずだと決めつけて、現像から上がってきたフィルムを見てプリント(印画焼き付け)で救済するつもりです。今回のHIKOMAでの企画写真展テーマは、坂道や階段をモチーフに長崎を表現すると理解しています。実はこの夜間スナップ撮影でも、ささやかな「ネタづくり」をしてしまったのですが、これは写真展が始まってからネタ晴らしいたします。今は内緒です....。

20090314
コンパクトデジカメで「お手軽星空撮像」を行うと、ten.のコンデジ最長シャッタースピードは15sです。今のところISO800設定であれば5.5等星が写っている画像があります。では、携帯電話のデジカメ機能はどのくらい写るのでしょう?以前、撮影に出掛けて片付けをしていた時に携帯電話で明け方の金星を撮像したことがあります。これは楽勝で写りました。その後、木星も写りました。大体、マイナス等級の星は写ると思っていましたが、残念ながらそれらの画像には恒星は写っていませんでした。この度、使用している携帯電話(docomo P901iS/2005年7月発売の機種)を使ってスピカの撮像に成功したのは3月11日。長崎港にある水辺の森公園から南へ向いて女神大橋の上空に見えていた乙女座のスピカ(1.0等星)が撮像出来ました。画像上のスピカはかなり小さな星像で、これでは星座を形作るための撮像は厳しいと思いましたが、たとえ多数の星が写らなくても携帯電話デジカメの現在の限界を知る上で必要な作業と思いました。最新の機種でどのくらい撮像できるかは未知数ですし、今の機種をいつまで使うかも未知数ですが、1つの基準になる画像を得たものとして今後の楽しみにしています。

20090313
昨日は暖かくて昨夜から風が強くなり、今日は「春の嵐」でした。一日中、雨に祟られたのでクタクタです。でも何か出来ることは無いかと探したところ、自作ピントチェッカーに準備していたテプラテープを貼ることにしました。マジックに黒塗りした上からそのまま貼るのも癪だったので以前のものも使用できるように少し傾けて貼りました。ピントチェッカーの奥にあるアクリル板にテプラテープをピンセットで貼る作業は、ちょっとだけ緊張しました。次に晴れたらテプラテープのエッジが光束を切る様子を見たいなぁ。ピント位置が劇的に分かりやすければいいなぁ。

20090312
4月にHIKOMAで開催される写真展用の撮影に行きたいのですが、なかなか晴れてくれません。撮影する場所(被写体)も使用する機材も決めているし、イメージも湧いています。欲しいのは晴れの天気と撮影に行く時間。年度末の最中ですが夜中まで仕事をしている訳ではないので、あとは天候の問題だけです。撮影さえ上手くいけばとは思うものの、撮影後には「ああすればよかった、こうすればよかった」と思うわけで、修正の撮影をしたくなるのでしょうけど、そこまでの時間が取れない時期になってきました。撮影は、ここ一週間が勝負になるようです。

20090311
仕事帰りに今月号の天文雑誌2誌を購入しました。「今月はあまり見どころが無いなぁ〜」日食関係の記事にも食い付くネタもなく、機材ネタ関係も少なく、盛り上がりに欠ける雰囲気です。そんな中で月刊「星ナビ」の「ネットよ今夜もありがとう」のコーナーには、拙HPのリンク先である「星見人(yamaguti)のRainbow Planet♪ 」が紹介されています。多忙な中にいろんな記事を紹介し、天文解説員(星空を楽しんでいただく)からの独自の視点で記事を書いていらっしゃいます。もちろんブログを読んで楽しむだけでなく、諫早市のコスモス花宇宙館へ訪問して生の解説を聞きながら星空を見る方がもっと楽しめますよ。

20090310
職場を出た頃は曇りで金星が見えず、帰宅した時には晴れていたけど金星は西空の景色の中に沈んでいました。昨日の日々雑感で楽しみにしていたのはten.だけではないはず。そう思いながらも自分自身が「まず見なきゃ」始まりません。明日の天候は良いか悪いか分かりませんが、仕事終了後、職場の駐車場でチャレンジしてみようと考えています。

20090309
帰宅途中、雲が多い天候ながら、空に所々雲がない空がありました。その空は良くヌケていたので西空を見たら金星が綺麗に見えていました。今月末の3月28日に「内合」となりますので高度はずいぶんと低くなりましたが、金星「らしく」輝いていました。内合で思い出すのは2004年6月8日の金星日面通過ですが、その直前(内合直前)の5月22日(やすらぎ伊王島での観望会)に見た金星は7倍のファインダーで見ても三日月状の形が分かりましたし、望遠鏡を使った66倍では携帯電話で撮像できました。内合の前後の金星は立派に大きな姿を見ることができますので小さな望遠鏡(例えば「10分で完成!組立天体望遠鏡」@15倍)や双眼鏡で一度見てみられることをお薦めいたします。

20090308
今日は、先月のピンぼけ撮影の原因の1つとして疑いを掛けていた部分の調整(?)をしました。後部座席に置いてあった短焦点アクロマート屈折「TSA80SS」のカメラマウントとマウントアダプタの接続部分(イモネジ3つ)が外れかけていたのをたまたま見つけたのでマイナス(−)の精密ドライバーネジを締めました。「せっかくだからこの際に確認しておこう」と新鏡筒のカメラマウントとマウントアダプタを確認したところ、ナントここも緩み気味。「もしや、ピンぼけの原因はココなのか?」と疑いつつも、原因の1つにはなるけど原因を特定はできないものとして、今後はピントチェッカーを含めてピント位置確定の構築を図ることとしました。さてさて、その新鏡筒は先月のルーリン彗星が初めての撮影だったのですが、昨年11月に購入してからというもの、眼視観望3回・撮影1回と出撃回数が少ないのが気になります。もともと出撃回数も少ないten.ですが、今年に入ってから天候に恵まれていないのが気になります。もう少しスカッ!っと晴れてくれないかなぁ。

20090307
福岡から友人が仕事の関係で長崎に来たので、時間を見繕って一緒に行動しました。その中でリンク先の「天文ハウスTOMITA」へ伺ったのですが、社長は店員さんと機材のオーバーホール中でした。その機材はten.も大好きな高橋製作所J型赤道儀です。心臓部とも言える赤経ウォームホイールギヤ・ウォームネジに丁寧にグリースを塗布され、グリーシィーな動きとなるように微妙で絶妙な調整を行っていました。J型赤道儀は発売から相当な年月が経過していますが、やはり良い品物ですねぇ。ところで、その時に社長さんにお聞きしたのですが、以前に紹介した「勝間光学機械」の双眼鏡(日々雑感20090128で紹介した「GLORY WP6X30SB-D」)の取り扱いを始めるそうです。数がまとまらないと注文しづらいそうで、もしも購入を検討されている人がいらっしゃるようでしたら、連絡してみてはいかがでしょうか?

20090306
今夜は若干晴れています。でも透明度はさほどでもないようです。出撃するかしないか、悩みに悩んで我慢することにしました。冷凍庫にフィルムの在庫は豊富なのに残念だなぁ。(....出撃を我慢したホント理由はフィルムの裏紙を外していないからです。やっぱり面倒くさがりのten.でした。(苦笑)

20090305
TOPページのカウンタは現在89988です。あと12で90000アクセスかぁ。2003年12月に、WEBが何かとか分かっていないまま開設した拙HPですが、「てきとー」に更新しているのにいつの間にかカウンタの数は進むのですね(苦笑)。これもひとえに飽きずにお越しいただいている皆様のお陰です。ありがとうございます。数の話になったので、今夜は「数えた」事をお題にします。先月の撮影に使用した赤道儀は「久々に登場」と記載しましたが、当然ながらモータードライブの乾電池が死んでいました。電極からはうっすらと液漏れしており、僅かながら電池ボックスの電極を腐食していました。接触不良気味の電池ボックスを綺麗にし、撮影地へ向かう途中のコンビニで新品の乾電池を購入しての撮影でした。皆様ご存じの通り、ten.は大型バッテリーを使用せず、専ら乾電池を多用する人なのですが、よくよく考えてみると身の回りに限らず撮影機材にも沢山の乾電池を使用しているのだなぁと思いました。赤道儀のモータードライブ、ファインダーの自作暗視野照明、自作LEDエコランタン、極軸望遠鏡照明用の釣り用のウキ、手元を照らすLEDクリップライト、アストロカメラに使用する吸引ポンプ、撮影中に音楽を聴くためのMP3プレーヤー....など、そのほとんどは消費電力を抑えるためにLEDやら小型のものばかりにしていますが、ちょっと思い出して書き出してみただけでも相当な数ですね。これだけ乾電池の数があるから「肝心な時に電池切れして失敗した」というネタを作るのだなぁ〜とつくづく思い知らされたのでした。(汗

20090304
月がどんどんと大きくなっていきます。ルーリン彗星はどんどん遠ざかっています。明日5日(木)は、ルーリン彗星がM44プレセペ星団に接近、通過する夜です。ten.的にはこの日がルーリン彗星一番の見どころと思って、先月の試写でM44の写野を確認していたのですが、仕上がったポジはピンぼけながらもM44を囲む4つの星が丁度良く写野に収まっていて今回の接近・通過の撮影を楽しみになっていました。ピントが合うかは別にして撮影したかったんですけど....残念ながら天候回復の見込みがなさそうです。

20090303
ルーリン彗星を撮影するために晴れるのを待っています。待てども待てども天候は一向に回復せず、ルーリン彗星はどんどんと遠ざかっていきます。ルーリン彗星は黄道に近い星座を移動し、一晩中見える場所から夕方メインへと移動しています。2月21日の出撃以来、機材は実家へは収納せず、いつでも出撃できる体勢を整えています。残念ながら天気が晴れないので空振りに終わりそうですが、虎視眈々と「その時」を待っています。頼むから晴れてくれ....。(涙涙)

20090302
出撃が出来なくても晴れなくても何か出来ることをやっておきたくて、今日は「自作ナイフエッジピントチェッカー」の改良に伴う材料を入手しました。と、いっても入手したのは事務用品です。現在はピントチェッカーの光束を切るエッジ(←代用)としてアクリル板にサインペン塗布で光束を切っていたのですが、これをもう少し発展させて「シール」を貼ることにしました。最初はアストロカメラのピント確認ツールと同じ「タックシール」にしようかと考えていましたが、もう少し薄い材料としてラベルライターの「テプラ」に使用されているテプラテープを使用することにしました。紙で出来ているタックシールよりも格段に薄いみたいですし、遮光性もある程度ありそうです。あとは機会を見つけて「てきとー」な大きさに切り抜いてピントチェッカーのアクリル部分に貼り付けて光束を切ってみます。巧くいけばいいなぁ。

20090301
あっという間に2月も終わり、今日からいよいよ3月です。2月にチャレンジしたかったのは「ω星団」の撮影でしたが、2月21日の出撃の時には透明度が悪くて撮影することはおろか見ることも敵いませんでした。今月のチャレンジは「PHOTO CAFE HIKOMA」で4月に開催される企画写真展「だんだん(段々)」の作品作りです。黒白銀塩フィルムで長崎の階段をどう表現するかという企画写真展で、ten.は昼間の長崎市内の坂道や階段を撮影しています。久々の黒白プリントを行うつもりなのですが、いかんせん印画焼き付けの時間を何時するのかっつー話ですよ。そのうち1枚は夜空の写真にしようと思っているんですけど、夜景と街並みの両立って難しそうで楽しそうです。ただ、まだ撮影すらしていないので、3月上旬に撮影、中旬に現像、下旬に印画焼き付けと考えると、もう時間が無ーーーーいっ!(驚)





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