名勝 仙巌園

仙巌園は、万治元年(1658)19代島津光久が別邸を構えたのが始まりです。通称「磯庭園」と呼ばれ1万5000坪の広大な庭園です。園内には歴史を物語る数多くの史跡があります。



仙巌園から望む桜島
仙巌園は桜島を築山に錦江湾を池にみたてた借景となっています。
今にも降り出しそうな空模様でした。







磯御殿
島津家の別邸として建てられた御殿ですが、
明治維新後は鹿児島における島津家の本邸として使われたこともあるそうです。
現在は明治17年に改築された部分を中心に、
本邸として利用されていたころのほぼ3分の1が残されています。
それでも大きなお屋敷でしたよ〜。\(^o^)/


尚古集成館

幕末、島津斉彬は諸外国に負けないために産業の近代化を図りました。その事業は「集成館事業」と呼ばれています。中核をなしていたものが工場群『集成館』で、製鉄・造船・造砲・紡績・機械・写真・ガラス・ガス灯など近代化をリードするものでした。大正12年(1923)、集成館事業とこれを進めた島津家の歴史を合わせ、博物館「尚古集成館」として開館されました。



仙巌園の隣にあり、ここは本館です。
もともとは幕末に建てられた集成館機械工場で、
国指定重要文化財になっています。



ここ磯地区からは、錦江湾を挟んで桜島が見えます。
ドラマ「篤姫」に出てくるあの美しい桜島が見たくて、二回足を運びました。
が、二日とも霞んだり雲がかかったりしてダメでした。
タクシーの運転手さんの話では、澄んだお山が見えるのは月に2〜3日だそうです。
最初予定していた10月1日の台風通過後には、
滅多に見られないほどきれいな姿が見えたとか・・・。
残念!無念!!(>_<)(T_T)
桜島は海に根を張ったように見える、どっしりとした山です。
「篤姫」の凛とした芯の強さは、薩摩のこの『お山』が育んだように思えました。
それにしても、青い海と空に映える桜島を撮りたかったな〜。


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