晩秋の金沢



金沢城公園
金沢城の多くは失われていて、
現存するものは石川門・三十三間長屋などです。
建物の瓦が白く見えるのは、
鉄砲の弾の材料に使えるように鉛瓦だそうです。


 

長町武家屋敷跡
長町は中級以上の武士が暮らしていたところです。
金沢を訪れるひと月ほど前に鹿児島の知覧・武家屋敷をみていたので、
現存する建物が少なく思いました。



 


ひがし茶屋街
1820(文政3)年、加賀藩公認の茶屋街として始まりました。
平成13年、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。


 


尾山神社・神門(国の重要文化財)
加賀藩の藩祖・前田利家をまつる神社です。
最上部の窓は、
ギヤマンがはめ込まれたステンドグラスになっています。



 


県立歴史博物館
縄文時代から近代までの石川の歴史を知ることが出来るそうです。
が、中には入っていません。m(__)m
夕暮れ時、ほのかに浮かび上がる建物はとても幻想的でした。


 


彩られた木々
台風が来なかったこともあり、紅葉はとても綺麗でしたよ〜(*^。^*)



 


近江町市場
1721年(享保6)年、加賀藩の御膳所として
生鮮食料品を扱うお店を近江町に集めたのが始まりです。
いまでは鮮魚・青果・乾物・雑貨店など170軒以上のお店があるそうです。
金沢は暖流と寒流がぶつかる魚介の宝庫。
この時期、おたくさの大好物“カニ”がズラリと並んでいました。

金沢には3泊したのですが、評判通りサービスがいいホテルでした。
宿泊客が多かったのでしょう、最終日の朝食はダンディーな初老の方と同席しました。
その方から「どちらからですか?」と尋ねられたので「長崎です」と答えました。
すると「金沢のご感想は?」と・・・。
私「昨日、21世紀美術館で具合が悪くなりましてね〜」
すると「ワハハハハ・・こんな人始めて!」と喜ばれました???
大人気の21世紀美術館を、悪く言った人は始めてだったようです。
(悪く言った訳では無かったのですが・・・笑)
金沢市は城下町と現代アートが混在していて、チョッと不思議な街です。
無機質な金沢駅に立った時から、私が持っていた小京都というイメージとは違っていました。
“おたくさ、トンピンカンですからね〜”思ったままの感想をいろいろと述べました。
その後知ったのですが、この方、
なんと奈良の大学の歴史の教授で、金沢に講義にこられている方でした。(^_^;)
金沢を訪れた観光客の感想をチェックされていたのですね。
驚いたことに、去年「奈良の旅」で一番気に入った
『元興寺・極楽坊』のお世話をされている“おまけ付き”でした。
娘が部屋に戻った後も、『極楽坊』の話で大いに盛り上がりました。\(^o^)/
歴史を重んじる古都・奈良の教授ですもの、金沢は複雑な心境かも知れません。
なかなか面白いひとときでした。(*^。^*)

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