唐招提寺

唐招提寺は天平宝字3年(759)、唐の高僧・鑑真大和上によって創建されました。金堂をはじめとして、天平時代をしのばせる多くの国宝や重要文化財を有しています。世界文化遺産にも登録されています。



講堂(国宝)
平城京の東朝集殿を移築したもので、入母屋造の本瓦葺きです。
現存する平城京唯一の宮殿建築です。



「金堂・平成大修理」の見学会

唐招提寺・金堂(国宝)は、奈良時代に建立された金堂の唯一の遺稿です。平成12年から「平成の大修理」が行われていて、平成21年まで拝観出来ません。長崎を出るまでは、見られないものだと思っていました。ところが、金堂組み立て終了による3日間限定見学会の最終日にいき当たりました。その見学会での写真です。



鴟尾
金堂の大屋根の上に置かれていた飾りの瓦・鴟尾(しび)です。
天平時代のものです。
井上靖氏の小説「天平の甍(いらか)」のモデルだそうです。






邪鬼
軒下に据えられた木彫りの魔よけ「邪鬼」です。
高さ・幅ともに約30センチで軒下の四隅に一体ずつ据えられています。
屋根の荷重を受けるようになっていて、創建当初のものです。





鬼瓦
大屋根の瓦は綺麗に葺き終えてあって、壮観かつ圧巻でした。
屋根は寄棟造・本瓦葺きで、一対の鴟尾が飾られています。
鬼瓦の上にある丸瓦には、「唐招提寺」という銘が入っています。





金堂の模型です。白い部分が修理補強されたのではないかと思います?
閉館のアナウンスの中、バタバタと写してきました。
疲れはピークで、尋ねる余裕もありませんでした。\(^o^)/




すっぽりと建物に覆われた中に、組み立てを終えた金堂が建っていました。
“覆いの建物だけで何億かかるかな〜?”と言う人がいたほど大掛かりな修復作業です。
唐招提寺に着いたのは4時ちかくでしたが、
見学会の入り口には、まだたくさんの人が並んでいました。
見学会を見るかどうかとても迷い、講堂を見た後、ぎりぎりの時間に入りました。
人の多さに圧倒されて、、ゆっくりと見ることは出来ませんでした。
でも、普段は軒下の邪鬼など見えないと思います。
お天気は悪かったけれど、とてもラッキーでした。\(^o^)/

もどる すすむ