たずねびと 6時間(読⑥)

指導目標 人物像や物語などの全体像を具体的に想像したり、表現の効果を考えたりすることができる。(思・判・表C(1)エ)
比喩や反復などの表現の工夫に気づくことができる。(知・技(1)ク)
学習活動 1
学習の見通しをもつ。
P113 を見て、物語の内容を想像する。
教材文を読み、「問いをもとう」「目標」を基に学習課題を設定し、学習計画を立てる。
2
本文を読んで、「綾」の心情の変化を捉える。
それぞれの場面で「綾」が出会ったものや、登場人物を確かめる。
P128 下段「心情の変化をとらえる」を参考にし、行動や会話、心情情景を表す表現に着目して、「綾」の心情の変化を捉える。
3
P129 下段「言葉に着目しよう」を参考にし、物語の全体像を想像する。
「きれいな川」や「ただの名前」は、「綾」にとってどんなものに変わったかを考える。
原爆や戦争に対する「綾」の見方がどう変わったかを考える。
「綾」が訪ねた場所や出会った人は、それぞれ、「綾」に何を伝える役割をしていたかについて、自分の考えをもつ。
4
自分の思いや考えにどのような変化があったかについて、ノートにまとめる。
P129 下段「考えをまとめる例」を参考にする。
5 まとめたことを友達と伝え合う。
6
学習を振り返る。
初発の感想と比べて、自分の読みの深まりを自覚する。
「ふりかえろう」で単元の学びを振り返るとともに、「たいせつ」「いかそう」で身につけた力を押さえる。
たいせつ
物語の全体像を想像する
中心の人物が出会う人やもの、経験したことが、物語においてどのような役わりをもっているかを考える。
物語の展開とともに、何度も出てくるものや人物の心情が、どのように変化しているかに着目し、物語でえがかれていることを想像する。
単元で身につけた力をいかして、P260「チェロの木」を読むことを確かめる。
「この本、読もう」で読書幅を広げる。
出典 『たずねびと』/朽木祥 (書き下ろし)
評価規準 知技 比喩や反復などの表現の工夫に気づいている。(知・技(1)ク)
思判表 「読むこと」において、人物像や物語などの全体像を具体的に想像したり、表現の効果を考えたりしている。(C(1)エ)
態度 粘り強く物語の全体像を具体的に想像し,、学習の見通しをもって物語に対する思いや考えを伝え合おうとしている。
この本読もう 〈遠い時代や、遠い場所に思いをはせることのできる物語です。全体像を想像しながら読みましょう。〉
書名 著作者名 出版社名 ISBN
千年もみじ  最上 一平 新日本出版社  9784406056298
茶畑のジャヤ 中川 なをみ 鈴木出版 9784790233107
みずうみにきえた村 ジェーン=ヨーレン ほるぷ出版 9784593101801
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戦争をやめた人たち 鈴木まもる あすなろ書房 9784751531136
紅玉  後藤竜二 新日本出版社 9784406032117
ブルーノ  Fukase 福音館書店 9784834086331
マヤの一生 椋鳩十 大日本図書 9784477020969
火垂るの墓 野坂昭如 ポプラ社 9784591093436
パンプキン 最上 一平 新日本出版社 9784406056298
ネーネ。 海老名 香葉子 くもん出版 9784774313399
パオ~ンおじさんとの夏 かまだしゅんぞう 新日本出版社 9784406057134