適切な根拠を選んで書こう
意見文を書く(5時間)
指導目標 意見と根拠具体抽象など情報情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
伝えたいことがわかりやすく伝わるように、段落相互の関係などを明確にし、文章の構成や展開を工夫することができる。(思・判・表B(1)イ)
根拠の適切さを考えて説明や具体例を加えたり、表現の効果を考えて描写したりするなど、自分の考えが伝わる文章になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
多様な考えができる事柄について意見を述べるなど、自分の考えを書く。(思・判・表B(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
授業の導入として、「書くことのミニレッスン」に取り組ませるとよい。
二次元コード「書くことのミニレッスン」
学習活動 1
課題を決め、調べる。
地域や社会で話題や問題になっていることなどの中から課題を決める。
P14「続けてみよう」
P282「発想を広げる」
二次元コード「表現テーマ例集」(「書くことのミニレッスン」内)
課題に関する情報を集めて、自分の意見を決め、それを支える根拠を探す。
2
構成を考える。
適切な根拠を選び、「理由づけ」を考える。
P130「思考のレッスン1 根拠の吟味
根拠と理由づけについてグループ内で助言を求める場をもたせてもよい。
全体の構成を決め、読み手にとってわかりやすい段落の構成を考える。
P133カギ「適切な根拠を選び、構成を工夫する」
P280「『学びのカギ』一覧」(書く)
二次元コード「学びの地図」
P341「ICT活用のヒント」
タブレット端末などを活用して、文章の構成を検討させてもよい。
3
意見文を書く。
600~800字程度でまとめる。
根拠の適切さ、「理由づけ」の説得力などの観点で推敲する。
P134言の葉
4
交流する。
意見文を友達と読み合い、納得できた点や疑問点、改善点などを伝え合う。
5
学習を振り返る。
どのようなことに注意して、自分の意見を支える根拠を選んだか、確かめる。
自分の意見を明確に伝えるために、どのような基準で根拠を選び、どのように構成を工夫したか、自分の言葉でまとめる。
意見をわかりやすく伝える工夫の中で、次に使ってみたいものを一つ挙げる。
P132「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準

意見と根拠具体抽象など情報情報との関係について理解している。((2)ア)
自分の意見を支えるための適切な根拠を選んでいる。




「書くこと」において、伝えたいことがわかりやすく伝わるように、段落相互の関係などを明確にし、文章の構成や展開を工夫している。(B(1)イ)
段落のまとまりを意識して、自分の意見が明確に伝わるよう文章の構成を決めたり、段落の順序を検討したりしている。
「書くこと」において、拠の適切さを考えて説明や具体例を加えたり、表現の効果を考えて描写したりするなど、自分の考えが伝わる文章になるように工夫している。(B(1)ウ)
根拠となる事実を具体的に示したり、想定される反論に対する意見を示したりしている。
粘り強く根拠の適切さを考え、学習の見通しをもって意見文を書こうとしている。