実用的な文章を読もう
報道文を比較して読もう(2時間)(読①書①)
指導目標 話や文章の種類とその特徴について理解を深めることができる。(知・技(1)ウ)
具体抽象など情報情報との関係について理解を深めることができる。(知・技(2)ア)
情報の信頼性の確かめ方を理解し使うことができる。(知・技(2)イ)
文章の種類を踏まえて、論理の展開のしかたなどを捉えることができる。(思・判・表C(1)ア)
文章を批判的に読みながら、文章に表れているものの見方や考え方について考えることができる。(思・判・表C(1)イ)
目的や意図に応じて、社会生活の中から題材を決め、集めた材料の客観性や信頼性を確認し、伝えたいことを明確にすることができる。(思・判・表B(1)ア)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を通して自己を向上させ、我が国の言語文化に関わり、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
報道などの文章を比較するなどして読み、理解したことや考えたことについて討論したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
実用的な文章を読み、実生活への生かし方を考える。(思・判・表C(2)ウ)
関心のある事柄について批評するなど、自分の考えを書く。(思・判・表B(2)ア)
ここでの学習は、P84「情報整理のレッスン 情報の信頼性」と関連させながら扱うと効果的である。 
  リード文や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
P76「やってみよう」①に取り組む。  
下段の A・B から、青田市では、それぞれの物をどのように分別したらよいか、読み取る。
分別のしかたが読み取れる部分に線を引いたり印を付けさせたりするとよい。
 2
P77「やってみよう」②に取り組む。  
グループを作り、実用的な文章には、他にどんなものがあるか、具体的な例を身の回りから挙げる。
実用的な文章を読むときには、どんなことに注目して読めばよいか、考えて話し合う。
 3
P78-81の報道文 A・B を通読し、P82「やってみよう」に取り組む。  
示された観点を参考に、二つの記事を比べ、表に整理する。
P82の表を基に、記事の内容を整理できるワークシートを用意するとよい。
なかなか書きだせない生徒には、P83「達人の視点」を読ませて参考にさせたり、P253「語彙ブック」(ものの見方を表す言葉、情報を読み取って伝える言葉)に掲載された言葉を活用させたりするとよい。
表に整理したことを基に、記事について気づいたことや考えたことを300字程度でまとめる。
報道文を読むときに気をつけるとよいことについて考える。
 4
学習を振り返る。  
実用的な文章を適切に読み取るには、どのようなことに注意するとよいか、自分の言葉でまとめる。
報道文には、発信者の立場や意図が反映されていることを踏まえて、自分が今後、報道文を読む際に気をつけたいことをグループで伝え合う。
二次元コード「漢字の練習」
評価規準

話や文章の種類とその特徴について理解を深めている。((1)ウ)
示された資料や身の回りの実用的な文章から、表現の特徴について理解を深めている。
具体抽象など情報情報との関係について理解を深めている。((2)ア)
複数の資料を比較し、共通点や相違点を捉え、情報情報との関係について理解を深めている。
情報の信頼性の確かめ方を理解し使っている。((2)イ)
実用的な文章の資料ごとに、情報の発信者・発信日時・発信目的・情報の受信者を確認している。




「読むこと」において、文章の種類を踏まえて、論理の展開のしかたなどを捉えている。(C(1)ア)
文章の種類や情報の発信者の立場や意図を踏まえて、論理の展開のしかたにどのような工夫が見られるか、捉えている。
「読むこと」において、文章を批判的に読みながら、文章に表れているものの見方や考え方について考えている。(C(1)イ)
事実や事例の選び方、取り上げ方や、語句写真の選び方、レイアウトなどに着目して記事を読み、書き手の思惑や意図について考えている。
「書くこと」において、目的や意図に応じて、社会生活の中から題材を決め、集めた材料の客観性や信頼性を確認し、伝えたいことを明確にしている。(B(1)ア)
観点ごとに情報を整理し、着眼点を参考に、情報の客観性や信頼性を確認しながら表にまとめている。
情報の信頼性の確かめ方を積極的に使って読み、学習したことを踏まえて実生活への生かし方を考えようとしている。また、文章の構成や論理の展開、表現のしかたなどを進んで捉え、学習課題に沿って報道文を比較し、自分の考えをまとめようとしている。
池上彰の新聞勉強術  その情報はどこから?