三年間の歩みを振り返ろう
冊子にまとめて、発表会をする(5時間)(話聞①書④)
指導目標 話や文章の種類とその特徴について理解を深めることができる。(知・技(1)ウ)
場の状況に応じて言葉を選ぶなど、自分の考えがわかりやすく伝わるように表現を工夫することができる。(思・判・表A(1)ウ)
文章の種類を選択し、多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて、文章の構成を工夫することができる。(思・判・表B(1)イ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を通して自己を向上させ、我が国の言語文化に関わり、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
提案や主張など自分の考えを話したり、それらを聞いて質問したり評価などを述べたりする。(思・判・表A(2)ア)
情報を編集して文章にまとめるなど、伝えたいことを整理して書く。(思・判・表B(2)イ)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
冊子のテーマを決める。  
印象に残っている学習を思い出し、自分にとっての三年間の学びを総括するテーマを考える。
教科書や学習記録を読み返したり、友達と話したりして、三年間の学習を振り返らせる。
卒業文集や自分史をまとめる学習などに発展させてもよい。
2
冊子の内容と構成を考える。
テーマを基に収録する記事を決め、それが効果的に伝わる文章の種類を選ぶ。
冊子全体と紙面の構成を考える。
必要に応じて、見出しやキャッチコピー、レイアウトなどの例を示すとよい。
3
冊子を作る。
三年間の学びを冊子にまとめる。
4
グループで発表会を開く。
冊子の内容を紹介し、それと関連させて「これまで」と「これから」の学びについて発表する(各3分)。
P32「説得力のある構成を考えよう」
質疑応答をし、考えを深める(各2分)。
P221カギ「これからの学びを展望する」
P223言の葉
P260「『学びのカギ』一覧」(話す聞く、書く)
二次元コード「学びの地図」
5
学習を振り返る。  
文章の種類とその特徴に関する知識をどのように生かしたか、自分の言葉でまとめる。
記事の内容を効果的に伝えるために、どのように構成を工夫したか、自分の言葉でまとめる。
場の状況に応じて話すために、どのようなことに気をつけたか、自分の言葉でまとめる。
友達の発表を聞いて、気づいたことや、さらに考えが深まったことを挙げる。
P220「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準

話や文章の種類とその特徴について理解を深めている。((1)ウ)
自分で設定したテーマと内容、目的に合う文種を決め、冊子を編集している。




「話すこと聞くこと」において、場の状況に応じて言葉を選ぶなど、自分の考えがわかりやすく伝わるように表現を工夫している。(A(1)ウ)
自分が伝えたいことが効果的に伝わるように、場に応じて工夫しながら話している。
「書くこと」において、文章の種類を選択し、多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて、文章の構成を工夫している。(B(1)イ)
記事の内容を効果的に伝えるために、紙面と文章の構成を工夫して書いている。
粘り強く言葉を選んだり構成を工夫したりし、今までの学習を生かして、文章にまとめたり、友達の発表を聞いて質問したり評価したりしようとしている。