お稲荷様は衣・食・住の神様として、また商売繁盛の神様とし て信仰されていますが、加えて弊社に併設されている末社 櫻姫美人稲荷 には、その名称の元となった心温まる言い伝えがあります。
「ご近所に住むご夫婦が神社参詣中、出 産で苦しんでいる狐を見つけました。
不憫に思い自宅に抱いて帰り、看病することにしました。
一生懸命介抱してあげますとその甲斐があって無事、出産することが出来ましたので、十分に養生した後、元気になった母狐と子狐をこの境内に戻してあげまし た。
そうすると、その夜ご夫婦の夢枕になんとも美しいお姿のお姫様が現れ、お礼をされました。」
お稲荷様の御神徳を仰いで商売繁盛を願ってのお参りの人々 とともに、 櫻姫美人稲荷 の言い伝えにより、女の子の初宮詣のお参りやご婦人方のお参りの人々も訪れておられる様です。
お年寄りの話では櫛などの新しい装身具を身に着けるときや新しい化粧用品をお使いになる時は、まずこのお稲荷様に感謝のお参りをされたとのことです。