Shinozaki Guitar Works
調整
サドル高さ
6弦12フレット上での弦高が約3mm、1弦12フレット上での弦高が約2mmになるよう弦が乗る方を削ります。Rは指板につけた16インチではなく、ブリッジについているRを写しています。ナット溝が浅い場合は、1フレットを押さえて高さを確認します。一気に削らないで少しずつ下げ、少し高めで一度止めておき、ナット溝を下げてから最終的な高さにします。
ナット溝
溝を ナット用のヤスリ で削り徐々に深くしていきます。サドルの調整がほぼ終わっていれば、溝を切る弦以外はレギュラーチューニングしておきます。少し削っては弦を乗せてチューニングし、3フレットを押さえて1フレットと弦との隙間を確認します。見難いので1フレット上で弦をたたくと分かりやすいです。弦が1フレットについてしまったら下げ過ぎなので、その一歩手前をねらいます。
フレットすり合わせ
試奏して問題があれば実施します(工 程-組立-フレットすり合わせ参照)。
サドル、ナット仕上げ
面取りをして、 コンパウンド でみがきます。ペーパ傷が残らないように仕上げます。

※参考資料

弦高
M社
  • 6弦12フレット:3/32"min 〜 7/64"max(2.4mm min 〜 2.8mm max)
  • 1弦12フレット:1/16"min 〜 5/64"max(1.6mm min 〜 2.0mm max)
G社
  • 6弦12フレット:6/64"(2.4mm)
  • 1弦12フレット:4/64"(1.6mm)

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