Shinozaki Guitar Works
材の厚みだし
トップ、バック、サイド板を削り必要な厚さにします。トップ3mm、バック3.5mm、サイド2mmにしています。
トップ、バック接合
joint
接合面を鉋で削り、合わせたときに光が見えないようにします。このままだと接着剤をはじく恐れがあるので、#120の ペーパー を貼ったすり合わせ板で接合面に傷をつけます。接着剤を片面は少し厚めに塗り、接着台に入れます。もう片面は接着剤を薄く塗り手早く接着台に入れ密着させます。
外形切り出し
top_gaikei
接合した板に中心線を書き、型枠を乗せ、ボディーの線を両面に写し ます。それを基準に+10mm大きくバンドソーなどで切り出します(材を割らないよう注意 )。
サンジング
切り出したトップ、バック板をサンジングして接着剤のはみ出しなどを取ります。トップは#120、バックは#80を使います。中心線、ボディーの線が消えたら再度書きます。
罫書き
力木の位置を罫書きます。
ロゼット溝、サウンドホールあけ
ro_mizo sound_h1
トップ板にロゼットの溝を掘ります。深さは1〜1.5mmにします。サウンドホールの直径は100mmにしています。どちらとも実施する前に端材で確認します。
ロゼット埋め込み
rozetto
掘った溝にロゼットを埋め込みます。一気にやらないで少しずつ接着していきます。乾燥後、鉋で出っぱりを取り、#120の ペーパー で平にします。
厚み調整
top_atumi
トップ、バック板の外側を鉋で薄くします。外周で2.5mmになるようペーパで仕上げます。トップ板はウエストよりエンド側のみ削ります。バックは全体に薄くします。
バック板補強
back_hokyo
トップ板の残りを18mm幅に切り、バック板の接合面上に接着します。乾いたら面取りします。
力木作り
力木をブロック材より切り出し、厚み、高さを出します。厚みは目標値にし、高さは目標より+1〜2mmにしておきます。
力木R付け
tikaragi_r
力木にRを付けます。トップは8000R、バックは3600Rから5000Rにしています。
力木接着
bt_1.jpg bt_2 bt_3.jpg
バックは、接合面を補強した板に力木の入る溝を作ってから力木を 接着します。トップ、バックともRが付いているので、それぞれに対応した下敷が必要 です。
補強板
tt_1
ネックブロック横、サウンドホール周り、ブリッジ下用の補強板を作りトップ板に接着します。
力木整形
top_tikaragi2 top_tikaragi
力木を鑿、豆平鉋で削ります。Xブレイス、インフォースバー、バック力木の端は3mmくらいにします。他は外周から15mmくらいのところで0mmにします。削るときは、横を十分減らすこと、高さを低くしすぎないことに注意します。#150のペーパで凹凸を取り仕上げます。
Copyright (C) 2005-2010 T.Shinozaki. All Right Reserved.