Shinozaki Guitar Works
サイド
木取り
side_1 side_2
透明な型を材の上に置き、木目が合うように罫書きます。曲げの基準にするウエストの位置も両面に罫書きます。罫書き線より少し大きめに切り出し、反台鉋や南京鉋で罫書き線まで削り、2枚が同じ大きさになるようにします。
曲げ
bending_1 bending_2 bending_3 bending_4
材に水を含ませてから曲げます。ウエストを基準にするので最初に曲げ、型枠に合わせます。曲げるときは材をアイロンの上で滑べらせ、連続した曲線になるようにします。乾き過ぎると割れるので、乾いたら水分を含ませてから曲げます。
テールブロック
tailblock
マホガニーの平板を切り出し、テールブロックにします。中心線を罫書き、#80の ペーパー を貼ったR付けに治具で中心線が消えるまで削ります。バック板接着面に1.5度の角度を付けます。
ネックブロック
neckblock_1 neckblock_2 neckblock_3
延長用の板を切り出します。この板の厚みとブロックの厚みを足した値がサイド板の高さになるよう、ブロックのトップ側に1.5度の角度を付け切ります。ここに延長用の板を接着します。テールブロックと同様にRを付けます。ネック差し込み用の穴を延長します。
ブロック接着
side_3 block_s neck_s,jpg
サイド板の合わせ目が型枠の中心できっちり合うように削り、テール、ネックブロックを接着します。
ネックブロック角度確認
ネックブロックには1.5度つけてありますが、実際に精度良く角度がついているか 確認します。
ジョイント部からスケールラインまでの距離は、287.4mm(スケール645mm-14フレットまで357.7mm)となります。この位置での高さは、tan(1.5deg)*287.4=7.5mmとなり、ブロックの延長線とリムからの高さを計り比較します。数値があまりにも違っていたときは ネックブロック削るか、薄い板を貼りつけてから削って調整します。
ライニング接着
lining_s
ライニングをサイド板より少し出して接着します。洗濯バサミなどで固定します。
割れ止め
waredome
トップ板の残りで割れ止めを作り接着します。
ライニング修正
ライニングの出っぱりを削り接着面を修正します。1度の傾斜がなくならないよう注意し、左右対象にします。
力木ポケット
tikaragi_p
トップ(X、インフォースバー)、バック力木が入る溝を罫書いて掘ります。トップ、バック板を乗せ、軽くおさえて光が見えないくらい密着するまで深さを調整します。
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