タンポにセラックとアルコールを染み込ませます。塗り始めは、セラックを多めに
しアルコールを少なめにします。量はタンポをペーパータオルに押しつけてみて、セラ
ックがにじんでくるくらいにします。多すぎたらペーパータオルで吸い取ります。
まず、木目に沿って直線的に塗ります。塗っているときタンポが通った跡にアルコールが蒸発して行くのが見えます。見えなくなったらセラックとアルコールを補充します
。
直線の次は細かい円運動で端を意識し、次第に楕円の動きに変えます。塗る時間に
決まりはありません。最初は薄めが良いと思います。
最後にアルコールを多めにして木目に沿って塗り、一回目終了です。
塗っていて、タンポがくっつくときはオリーブ油を一滴タンポにすりつけてやりま
す。オイルを使ったときは2時間後くらいにアルコールだけをタンポにつけて木目に沿ってみがきオイルを取り除きます。
一晩乾燥させたら、むらやタンポのあとを320から600番くらいの
ペーパー
かスチー
ルウールで軽くみがき平面出しをします。はげるようだとやめておきます。このとき削
られたセラックの粉が白く残ったら、そこは目止めが不十分な場所なので早めに埋めます。
これらを水研ぎ、
コンパウンド
みがきが出来る厚さになるまで繰り返します。
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